あいはら友子さん 撮影/近藤陽介

 細木数子さんが亡くなって約2か月――。そんな細木さんだけでなく、私たちにアドバイスをくれた占い師は数多くいました。今回はそんな記憶に残る方々のひとり、NHKの朝ドラヒロインとしても人気を馳せ、現在は画家としても活動しているあいはら友子さんに、大忙しだったころの思い出とこれからを生き抜くための開運方法を伺った。

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全ては「富士山」から

 NHKの朝ドラヒロインにして、バブル期には株式に詳しいことから「財テク女優」と呼ばれたあいはら友子さん。古来、信仰と文化を生み出してきた「富士」や「鳳凰」といったモチーフを描く画家としても有名だ。

 そんな彼女は小さいころから不思議な「予感」を感じることが多かったという。

「ここの家が火事になるな、とか、泥棒が入るな、とかがわかっちゃう子どもだったんです。自宅に泥棒が入るってわかったときは眠らないで待っててね、ズバリ不審者が侵入してきたので、窓から外に出て警察を呼びに行ったこともあります」(あいはら友子さん、以下同)

 現在もインスピレーションの源になっている「富士山」に出会ったのも若いころ。

「朝ドラのオーディションに出る前にも自分で描いた赤富士の絵を見てね、パワーをもらって合格したんだと思っています」

 赤富士パワーで朝ドラヒロインとして脚光を浴びたあとも、その持ち前の時代を読む力・人に寄り添う力を活かし、心理カウンセラーや高野山での僧籍を取得するなど、自己研鑽を怠らなかった。女優業・雑誌などの連載・公演・個展でスケジュールはいつもパンパンだったそう。

「ピークのときは……とにかく寝られませんでしたね。『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ系)や『クイズ地球まるかじり』(テレビ東京系・レギュラー)など海外ロケが多くあって、ドラマの撮影もいつも朝3時とか4時終わり。寝るシーンとかで本気で寝ちゃったりね(笑)」

 現在も月に1度ほどのペースでの絵画展を開く。絵の売れ行きも好調で、購入者への個人鑑定なども行っている。そんなあいはらさんが読む2022年は?

あいはら友子さん 撮影/近藤陽介

「旧暦の2月1日からは一気に景気が上がります! ただ心に不安と寂しい星のかたまりが来るから寂しさにふりまわされないようにしましょうね。あと、変化が多いから、そのたびに変化についていけるようにしましょう!」

 また、新紙幣・硬貨への切り替えも景気の後押しになるという。

「渋沢栄一は福沢諭吉より運が強いので、お札が変わる2024年から、'25・'26年はバブル景気、'27年までは上がっていきます!

 この波に乗り遅れないように今から頑張って備えましょう。あとは、とにかくワクワクすることが大事です! 運命は心でつくっていくものですから、自分がワクワクすればするほど、運は開いていくんです」

 財テクの女王の太鼓判なら、本当にそうかもとその気になってくるから不思議。読者のみなさんもどんどんワクワクして、この波にどーんと乗っちゃいましょう!

あいはら友子(あいはら・ともこ)●1954年、兵庫県生まれ。1978年のNHK朝ドラ『わたしは海』のヒロインでデビュー。開運間違いなしの個展は全国で開催中。会期中の週末にはトークショー&サイン会も。詳しくはオフィシャルサイト http://aiharatomoko.net/ をチェック。

<取材・文/高松孟晋>