木村拓哉と娘のKoki,

「“信じる”という言葉が、今作業中の作品には大きく要素として関わっていますので、この1文字を選ばせていただきました」

 1月2日に放送された自身の冠ラジオ番組で、そう語ったのは木村拓哉。この日は新年恒例の書き初めを行い、木村は今年の漢字として『信』をチョイスした。

「キムタク主演」新作ドラマの内容

1月19日にリリースされる2ndアルバム『Next Destination』への思いを乗せた1文字でした。2年ぶりにソロアーティストとしてのアルバム発売ということで、本人はかなり力が入っているように感じます。

 親交のある『Creepy Nuts』や『BEGIN』、『MAN WITH A MISSION』、山下達郎、平井大など、そうそうたるメンバーが今回のアルバムに収録される楽曲を手がけていることも、彼の中で大きいのかな」(レコード会社関係者)

 アルバム内には長年、正月特番の『さんタク』(フジテレビ系)でタッグを組み、家族ぐるみで交流の深い明石家さんまも参加している。

「さんまは『Born ready』という楽曲で『BEGIN』とともに作詞を担当しました。'20年放送の『さんタク』でさんまが“次にアルバム作るときは作詞させてほしい”と木村に直談判したことがキッカケで、今回のコラボが実現したんですよ」(同・前)

 今年の木村はアーティスト活動だけではなく、“新しい試み”にもチャレンジすると、ある芸能プロ関係者が明かしてくれた。

4月クールにテレビ朝日系の木曜午後9時枠で放送予定の連続ドラマに、木村の主演が内定したそうです。ドラマ内容は、とある学校のボクシング部で生徒を指導する先生役だと聞いています。年齢を重ね、風格のある役柄が増えてきた木村にピッタリの役ですね。

 この枠は'18年と20年に木村が主演してシリーズ化された『BG〜身辺警護人』が放送されており、視聴率も好調だったことから“今回はパート3が放送か?”との声が上がっていましたが、最終的には新作を制作することに。同じ役を短い期間で演じ続けることで、イメージが定着してしまうのを嫌ったのかもしれませんね」

 近年の木村は医者やSPやシェフ、警察学校の教官などをテレビドラマで演じつつ、映画では東京地検のやり手検事やホテルのフロントスタッフとして潜入する刑事など、役の幅を一気に広げている。

「昨年12月に発表された『報知映画賞』では、主演映画の『マスカレード・ナイト』で主演男優賞を受賞するなど、俳優としての評価は依然上がり続けている。今や『SMAP』時代のアイドルというよりも“俳優・木村拓哉”というイメージが世間に浸透している印象ですね」(スポーツ紙記者)

 テレビ朝日に木村主演のドラマについて問い合わせると、「現時点で4月改編についてお答えできることはありません」との回答だった。

 一方、そんな彼のDNAを引き継いだ木村家の次女・Koki,も近々、女優デビューを果たす。

木村家の演技レッスン

Koki,は、2月18日に公開されるホラー映画の『牛首村(うしくびむら)に主演します。一昨年公開の『犬鳴村』、昨年公開の『樹海村』に続く、“恐怖村シリーズ”の第3弾にあたる作品です。『呪怨』シリーズで有名な清水崇監督がメガホンを取り、Koki,は主人公である17歳の女子高生役を演じます』(同・前)

 昨年12月に行われた『牛首村』の完成報告会見では、

「演じることの楽しさや魅力を感じられるようになったなと思いました」

 と、主にモデルとしての活動が多かったKoki,が、女優としての手応えを口にしていた。ただ、その会見で木村の名前を挙げることはなかった。

Koki,が主演する映画『牛首村』(公式HPより抜粋)

「完成した映画を見た姉のCocomiから“頑張ったね”という労いの言葉はかけられたというエピソードは明かしましたが、母親の工藤静香と木村に関しての言及はありませんでした。あくまでKoki,の主演映画の会見ですし、話してしまうとそちらの話題ばかりになってしまうことから、各方面への影響を考えて両親の話はNGになっていたのでしょうね」(映画制作会社関係者)

 とはいえ、家に帰れば木村は父親であり、俳優としては大先輩。実は、『牛首村』の撮影中、家庭内では父からの“熱烈指導”が繰り広げられていたんだとか。

「モデルとしての立ち振る舞いが抜けず、自然広がる田園風景の中でスタイルの良いKoki,は映像的に“浮いて”しまったり、そもそも演技に初挑戦なので当たり前ですが、苦労する場面も多かったようです。

 そんな中、女優デビューに悩んでいるKoki,を心配した木村が時折、実際の演技指導や俳優としての心構えを教えてあげていたそうです。そのことで少しずつ自信がついていった彼女は無事、主演の務めを果たすことができた。本人も父親の指導にとても感謝していましたよ」(同・前)

 木村が今年の漢字に選んだように、Koki,も父親を“信じて”、これからも突っ走ってほしい!