謝罪会見を行った際の渡部建

 “多目的不倫”から1年8か月、芸能活動を再開させることが報じられたのはお笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建。

復帰の舞台となるのは、2月15日に放送される千葉テレビの人気バラエティー番組である『白黒アンジャッシュ』。'04年にスタートしたコンビ初の冠番組で、渡部さんの不倫報道後は相方の児嶋一哉さんが1人で番組を回していました。2人にとって思い入れの強い番組で再スタートを切ろう、という運びになったのでしょう」(スポーツ紙記者)

「単発出演」で様子見

'20年末には大みそかの『笑ってはいけないシリーズ』での復帰が取り沙汰されたが頓挫。その後、日本テレビ系の特番などでの復帰が何度か報じられたが実現することはなかった。今回、関東ローカルである千葉テレビで復帰する背景には、こんな事情が。

「“日テレの番組で復帰する”という記事がたびたび出ていましたが、今でも事務所と日テレとの間で話し合いは進んでいません。一方、千葉テレビとは『白黒アンジャッシュ』での復帰について、水面下でずっと話し合いを進めていたんです。

 実は『白黒アンジャッシュ』が始まる2年前、ブレイク前のアンジャッシュが、オーディションで千葉テレビの音楽番組のメインMCを勝ちとったことがありました。つまり、双方は20年以上の交流で強い信頼関係を築いている。

 さらに、全国ネットではない番組かつ、今回はあくまで“単発”での出演のため、いったん様子見するという意味でも千葉テレビが最適だったんですよ」(芸能プロ関係者)

 しかし、今回の出演に至るまではそう簡単ではなかったはず。渡部のことをいちばん許せていなかったのは『白黒アンジャッシュ』を1人で支えてきた、相方・児嶋だというのだ。

例の件で渡部さんのことをいちばん許していなかったのはスポンサーでも、事務所の社長でもマネージャーでもなく、もしかしたら佐々木希さんでもなくて、実は相方の児嶋さんなんですよ。

“そろそろ復帰してもいいかな”と周りが話を振っても、児嶋さんだけは頑なに首を縦にと振らなかった。今もすべてを許したわけではありませんが、1年以上が経過してなんとか1度だけ番組に出ることを許したそうです。現状の渡部さんは、児嶋さんからも試されている状態。相方だからって決して甘えることはできないと思います」

渡部の「全国ネット」復帰構想

 児嶋が完全に許せていないこともそうだが、渡部の前にはまだまだ困難は立ちはだかることだろう。以前のように表舞台にカムバックして活動するため、渡部は今回を機にテレビ以外の活動にも着手予定だという。

元々行なっていたYouTubeの個人チャンネルを再始動させ、ユーチューバーとしての活動を本格化すると聞きました。今や、多くのお笑い芸人がチャンネルを作っており、トレンド化しています。ただ、“闇営業問題”以降、テレビ復帰がなかなか実現できない宮迫博之さんのようなユーチューバーの例もありますから、安易に手を出すのは危険な気がしますけど……」(制作会社関係者)

 渡部がYouTubeに興味を持っているのは、その先に大きな目標があるから。

渡部建が活動復帰する予定の『白黒アンジャッシュ』は相方・児島一哉が1人で司会を勤めていた(画像は番組内より抜粋)

渡部さんはYouTubeでの活動をきっかけに“キー局のテレビ番組への復帰を狙っている”という話なんです。まずは千葉テレビで芸能活動を再開し、YouTubeで動画を投稿しながら世間の反応を見る。その後、付き合いのあるテレビ関係者へ全国放送の番組出演を打診する、というのが彼の構想なんだと思いますよ。

 とはいえ、現在のYouTubeは群雄割拠でライバルが多すぎます。渡部さんのインスタグラムのフォロワーは14・6万人と正直微妙。ネットでの戦い方に不安がある渡部さんなので、果たしてこの計画がうまくいくかどうか……」(同・前)

 ついに渡部の“白黒つける”ときがきた!?