宮迫博之と渡部建

 不倫スキャンダルによって芸能活動を自粛していた『アンジャッシュ』渡部建が、2月15日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰することが明らかになった。

 2020年6月発売の『週刊文春』により、複数の女性と東京・六本木ヒルズの多目的トイレなどで肉体関係を持っていたことが発覚。同年の12月3日に謝罪会見を行うも、世間からのバッシングは止まず、なかなか復帰できずにいた。

騒動を起こした芸能人たちが次々と復帰

 しかし今月5日、所属事務所・プロダクション人力舎の公式サイト上で活動再開が発表され、渡部本人も《この一年半の間、猛省する日々を過ごしながら自分自身を見つめなおして参りました。その中で、いま一度活動をさせて頂ける機会があれば、ゼロからまた頑張りたいという思いに至りました》などとコメント。

また、同日は妻の佐々木がインスタグラムを、相方の『アンジャッシュ』児嶋一哉はYouTubeチャンネルを更新し、それぞれ渡部の活動再開を報告した。

ネット上には今でも、渡部への厳しい声が少なくない。本人が言うように『一年半の間、猛省する日々』を送ってきたのだとしても、やはりイメージ商売の芸能人ですから、“スキャンダルのイメージ”は簡単に消えません。

 ちなみに、渡部の不貞が発覚した2020年といえば、1月にも『文春』が東出昌大と唐田えりかの不倫関係をスクープしていたほか、10月には伊藤健太郎が“ひき逃げ事件”を起こすなど、芸能人のスキャンダルが多発していました」(スポーツ紙記者)

 東出は当時の妻・杏とは離婚に至ったが、俳優業に関しては映画を中心に継続。今年1月には『FLASH』(光文社)で所属事務所『ユマニテ』からの退所を伝えられたものの、2月7日現在、事務所の公式サイトには東出のプロフィールが掲載されている。

 一方、東出の不倫相手である唐田は、渡部同様、なかなか表舞台に出てこられずにいた中、今月5日に一夜限りではあったが、主演映画『血ぃともだち』(テアトル新宿)が上映された。

 1日には、ひかりTVのオリジナルホラードラマ『闇部 -REAL-』(3月4日配信開始)で、伊藤健太郎がドラマ復帰を果たすことも明らかに。なお、伊藤は今年6月公開の映画『冬薔薇』での主演も発表されている。

渡部を含め、2020年にスキャンダルを報じられた芸能人たちが芸能活動を徐々に再開させたり、継続できたりしているのに対し、2019年6月に『フライデー』(講談社)で“闇営業”を報じられた宮迫博之は、所属していた吉本興業から即・契約解除され、20年1月からYouTuberに転身。

 当初、宮迫はMCを務めていた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)への復帰を目標に掲げていましたが、昨年の『アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会』をもって相方・蛍原徹とのコンビも解散へ。この『アメトーーク特別編』も地上波放送ではなく、吉本興業のYouTube公式チャンネルと『ABEMA』で配信という対応を取られました」(前出・スポーツ紙記者)

宮迫からの“呼びかけ”にスルー

 結局、YouTubeで戦うしかなくなっている宮迫だが、それも最近は雲行きが怪しい。昨年は人気YouTuber・ヒカルと「牛宮城」開業プロジェクトを始動させたものの、同11月にヒカルが撤退を発表。

 その後、宮迫は今年3月1日のオープンを目指して奮闘しているが、今月5日にはラーメン好きのYouTuber・SUSURUや、人気ラーメン店とのコラボレーション動画を公開。しかし、この日に渡部の復帰が発表されたため、業界内外からの注目は宮迫よりも渡部のほうに集まってしまった。

「ちなみに、宮迫は20年に渡部が謝罪会見を開いた翌日、『【緊急】アンジャッシュ渡部の記者会見は… 0点です』という動画を公開していました。その中で宮迫は、渡部のしたことは『アカン』としつつ、『それだけで、その努力とか才能とかをナシにするのは絶対アカン』と訴え、『だから僕は渡部と関わっていく。叩かれるかもしれないけど絶対関わっていく』と宣言していたほか、『渡部、コラボしよう』と呼びかける場面もあったんです」(テレビ局関係者)

2月5日に配信された『ラーメンコロシアム』の司会を務めた宮迫博之(画像は宮迫のYouTubeチャンネルより)

 結局、渡部が活動自粛に徹していたこともあり、宮迫とのYouTubeコラボは実現していないが……。

「当時から、渡部側に“宮迫とコラボするメリット”があるとは思えず、むしろいい迷惑だったとも言えます。宮迫からの呼びかけは渡部に届いていたのかもしれませんが、スルーしたのは賢明な判断です。ようやく再スタートの時を迎え、この先どうなっていくかはわからないにしろ、今の宮迫と関わらない方が無難でしょうね。渡部には、佐々木や児嶋に支えてもらいながら、地道に頑張ってほしいものです」(同・前)

 宮迫は、渡部が地上波復帰を果たす『白黒アンジャッシュ』を見て、何を思うのだろうか。