石田ひかり

 昨年11月。久しぶりに公の場に現れた石田ひかりは、若返って見えた。

 “奇跡のアラフィフ”と呼ばれる石田ゆり子の妹なのだから、やっぱり美意識も相当高いはず! 私たちには手の届かない美容法をいろいろやっているだろうと思いきや、若さの秘密は、なんと縄跳び。

 その会見で「なるべく身体を動かして。外の空気を吸い、お日さまを浴び、適度な運動をする」という、シンプルな健康法を心がけていると語り、ハマっている運動が縄跳びだと述べた。

「縄跳びって大人になると、しないんですけど、やってみたら跳ぶってことがすごく楽しい」とのこと。

 でも縄跳びをして本当に身体にうれしい効果はあるの?

間違いなく体形は変わる!

20歳のころの石田ひかり。30年後の今のほうが美しい!?

 NPO法人日本なわとびプロジェクト理事の後藤迪廣さんは縄跳びの効果について、

「ランニングやウォーキングよりも縄跳びのほうがカロリー燃焼効果が2倍近く高いんです。1日5分でも縄跳びを1か月半~2か月続ければ、間違いなく体形は変わってきますよ。石田さんも実感されているのでは」

 つらいランニングよりも縄跳びのほうが運動効果が高いとは、驚くばかり。跳ぶことでふくらはぎの血管が刺激されて血流がよくなり、新陳代謝が促進されるので美容効果も期待できるのだ!

「ダイエット効果もあり、やせにくい下半身の引き締めにも効きます。骨を強くする縦の刺激がかかりますから骨粗しょう症予防にもなる。縄跳びはお手軽ですしね。コロナ禍になって、知り合いの生産者の方が、生産量が増えたなんて話していましたよ」(後藤さん、以下同)

 まさに、週女世代の女性にぴったりな美活法。とはいえ、今まであまり運動してこなかった人にはいくつかの注意点がある。

(1) 縄の長さは、グリップの位置がみぞおちあたりからトップバストの間に来るように調節

(2) 10回跳んだら呼吸を整え、これを3回繰り返す。慣れてきたら、跳ぶ時間と回数を徐々に延ばして強度を上げる。

(3) 無理をせずに1日おきに週3回からでもOK。


※ひざや腰に不安があるなら、クッション性のある靴を履いて、回数を少なめに始めてみよう

 石田も「よく引っかかります」と笑っていたが、最初は上手に跳べなくてもいい。子どものころのように楽しく跳べば、ストレス発散にもなる。

 ちなみに彼女の目標は「120歳まで生きること」とのこと。「私が120歳だったら、子どもたちが90歳くらい。大往生だと思ってくれるだろうし、私も満足してこの世を去れる」と笑う。縄跳びが健康寿命を延ばしてくれることを期待したい。

取材・文/水口陽子