ユナク from SUPERNOVA(超新星)/(撮影/伊藤和幸)

「今回の来日で最初にやったことは、隔離です。時代が変わりましたよね。以前なら、別のことを答えていましたから」

 約2年半ぶりの取材となったSUPERNOVA(超新星)のユナク。コロナ禍でなかなか来日が叶わず、久々の日本滞在となった彼は、昨年10月に日本に到着し、2週間の隔離生活を経験。その後は、メンバーのソンジェと組んだユニット、Double Aceでミニアルバム『Crescendo』をリリースし、東京と大阪でライブを開催。そして、ソロでも名古屋、大阪、東京でライブを行い、約4年ぶりとなるアルバム『more...』をリリースする。ぎっしり詰まったスケジュールに、

「今回、奇跡的に日本に来られたので頑張らないと、と思って。隔離期間が終わってから韓国にいるときにずっと食べたかった、つけ麺とカレーを食べました。あと、いちばんやりたかったライブも。リモートでのライブとはまったく違いますね。ソンジェと“やっぱり、いいね”って話しました。でも、最初のステージは、ファンのみなさんもどう反応していいかわからなかったみたいで。無言だし拍手もなかったので、お互いにすごく気まずい雰囲気になってしまって(笑)」

きっと、死ぬまで自分に満足できない

ユナク from SUPERNOVA(超新星)/(撮影/伊藤和幸)

 日本のステージに立つことができなかった2年で、より応援してくれるファンを大切にしたいという気持ちが強くなったという。そんな彼の歌声を待ちわびていた人に贈るニューアルバムのタイトル『more...』には、もっと成長したい、もっと歌いたい、もっと思いを伝えたいというユナクの気持ちが込められている。

たぶん僕は、死ぬまで自分に満足できずに過ごすと思います。韓国でデビューして15年たちますが、何も変わりません。生まれつきの性格じゃないかな。疲れる人生を歩んでいますね(笑)。本当は、このアルバムを1年前にリリースする予定でした。でも、コロナ禍ということもあって、このタイミングに。そのぶん、曲作りにもレコーディングにも時間をかけることができてよかったのかなと思っています」

東京タワーで知った、自分の弱点

 初回限定盤Aには、アルバム収録曲の『Tokyo Tower Romance トーキョータワー・ロマンス』と『Time~流れていく時間にすべて消されるなら~』のミュージックビデオが収められている。

「東京をイメージする曲が作りたいと考えたときに、東京タワーが浮かんできました。僕が以前、よく宿泊していたホテルが東京タワーから近かったんです。『Tokyo Tower Romance〜』のように東京タワーを見て思い出す女性はいませんが、自分が高所恐怖症なんだとわかったのは展望台にのぼったときでしたね(笑)。

『Time~』は、いつか発表しようと温めていた曲。悲しい別れはいつかくるものですよね。新型コロナで大切な人を失った方もいると思うんです。だから、いま世に出してもいいんじゃないかと思って
 
 以前から別名義での楽曲制作も続けているユナク。いまでは14人ほどでチームを組み、今回のアルバムには7~8人が参加している。

「やりたいと思ったら、本格的に取り組むタイプなんですよ(笑)。日本語が堪能なメンバーも僕以外に2人ほどいるので作詞もします。最近は、歌うことよりも曲作りの比重のほうが大きくなってきているかもしれません。実は、みなさんに褒めていただけるこの声、僕自身はもっと違ったらよかったのにと思うことがあります。だから、魅力的な声を聴くと、曲をプレゼントしたくなる(笑)。最近だと、『夜永唄』を歌っているロックバンドの“神はサイコロを振らない”のボーカルの方の声が素敵だなと思いました

 音楽漬けの日々。いまいちばんやってみたいことを聞くと意外にも、

「正直に言えば、ベーカリーカフェ(笑)。自分では作れないけれど、パンもコーヒーも大好きだから。でも、これは最後の仕事と思っていて、いつか、いまやっていることをすべて整理してからベーカリーカフェを経営してみたいです」

SUPERNOVA(超新星)ユナクへQ&A

Q:SUPERNOVA(超新星)の今後の活動は?

A:コロナが落ち着いたら、また日本でライブをしたいです。僕らもみなさんと同じように、今後の日本での活動に期待しています‼

Q:あと2年で日本デビュー15周年

A:早いですね。いまでもデビュー当時のことを鮮明に覚えています。韓国では今年15周年を迎えますが、あっという間だったので、きっとこの先の15年もすぐですね。15年後、ステージに立てているかはわかりませんが、ファンの方が残っていてくれたら頑張りたいです。

Q:個人としての人生設計は?

A:結婚を考えていないといえば嘘になります。落ち着きたい気持ちもありますよ。でも、いまじゃない。突然、いい人が現れたら違うのかもしれませんが。性格や考え、生き方という内面をしっかり見て結婚を考えると思います。年々、人を見る目が肥えてきているので、どうなりますかね(苦笑)。

アルバム『more…』

アルバム『more...』ジャケット写真

【初回限定盤A】(CD+DVD)3900円
【初回限定盤B】(CD+フォトブックレット)3900円
【通常盤】(CD)3300円