Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

 1月28日に配信がスタートし、わずか1日で世界1位を記録したNetflixオリジナルの韓国ドラマ『今、私たちの学校は…』。その後も勢いは増すばかりで各国で1位を独走、世界を席巻する大ヒット作となっている。

 舞台は小さな街の高校。ある日突然ゾンビウイルスが広がり、学校が血染めの修羅場と化す。全速力で迫ってくるゾンビと逃げ惑う学生たち。消火器やドア、本棚など、校内の備品を使ってゾンビに立ち向かい、必死で助かる道を探るがー。1話60分強、全12話のサスペンスドラマだ。

 今作で特徴的なのが、見終わったあとにまた最初から見たくなるという沼度の深さ。SNSでは「2周目行きます!」「今、3.5周目です!」などのコメントが飛び交っている。ゾンビの恐怖、学生たちの恋や友情、そしてこだわりまくりの演出まで。ループ見しちゃう秘密を大解剖!

オンジョ&チョンサン、ナムラ&スヒョク……何度見てもキュンな恋

 幼なじみのオンジョ(パク・ジフ)とチョンサン(ユン・チャンヨン)。委員長のナムラ(チョ・イヒョン)とイケメンのスヒョク(パク・ソロモン)。2組の恋がキュン♪

 オンジョは消防官のお父さんと2人暮らし。隣に住むチョンサンはちょっと抜けててオンジョの尻に敷かれてる純粋な男の子。冒頭では頼りなかったチョンサンが、危険を顧みずオンジョや仲間を助け成長していく姿。そして、オンジョが自分の気持ちに気づいていく過程は、見返すたびに新しい発見が。

物語の語り手、しっかり者のオンジョ Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中
純粋少年チョンサン、俊敏性も抜群 Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

 対するナムラ&スヒョク。成績優秀だが孤立しているナムラ。スヒョクは元不良だが今は足を洗ってチョンサンとも仲よし。

 2人が絆を深めていく描写も美しい。ナムラがスヒョクにキスするシーンは、「目をつぶって行くので唇がどこかわからず」(チョ・イヒョン)、17テイク撮ったそう。パク・ソロモンは「これが恋愛ドラマの醍醐味なんだなと思いました(笑)」と、かわいいジョークを。

飛び蹴りもキメる、イケメンのスヒョク Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中
クールビューティーな委員長、ナムラ Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

究極の悪役、グィナムの怖さが神レベル

 不良集団のパシリだったグィナム(ユ・インス)。ゾンビ初襲来時は腰を抜かしてたのに、噛まれて“ハンビ”(人格は人間のまま身体能力はゾンビの“半分ゾンビ”)になると、「ここはまるで天国だな」と暴れ放題に。

 とにかくチョンサンが憎くて倒したいグィナムは何回窓から突き落とされても復活し、血だらけで「イ・チョンサーン!!(怒)」。イ・ジェギュ監督の「グィナムは、最初は中身のないわかりやすい悪役だったが、深みを持たせるためにインスをキャスティングした」という言葉も納得の強烈演技は、怖すぎるからこそリピートしたくなる。

 チョンサン役のチャンヨンとインスは、実は仲よし。「家が近くて、カフェに行ったり夜景を見にいって、演技について3時間くらい話した」(チャンヨン)、監督は「2人のアクションシーンは、相性がよかったからこそ」と語っている。そんな背景を知ると、また格別の感動が。

圧倒的な悪、グィナム。チョンサンをつけ狙う Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

●クセになっちゃうゾンビの動き

 全速力で追いかけてくる不死身の(というか、すでに死亡している)ゾンビが怖すぎる! その怖さをより高めているのが、独特の動き。実はこれ、ダンサーと振付師が考えた動きとのこと。大勢のゾンビ役の人たちが練習しているメイキングは圧巻だ。ゾンビ集団ひとりひとりの動きを鑑賞するにはループ見必須。

学校中、血まみれゾンビの大集団。恐怖! Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

●伏線、セット、カメラワーク……こだわりまくりの演出

 イ・ジェギュ監督の「何度も見ると細かい伏線に気づくでしょう」という言葉どおり、チョンサンと親友のギョンスが口笛で吹く“蛍の光”など、その後で重要なモチーフとなる伏線の数々は見事!

 また4階建ての校舎は全長100mのセットというスケールのデカさだし、圧巻は食堂で生徒たちが初めてゾンビと対峙する2話の冒頭。200人の生徒が逃げ惑うこのシーンはワンテイク(カット割りせず長回しで撮影)だったそう。

 さらに、いじめや受験、2014年のセウォル号沈没事故を想起させる描写、コロナ禍の現在の状況との類似点など、社会派作品の側面も。

血の赤色と制服の緑のコントラストも緊張感を増幅! Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中

感情移入しちゃうキャラのオンパレード

「リアルに見せるために、まだ有名ではない俳優をキャスティングした」とイ・ジェギュ監督。その目論見、大成功! ものすごい演技力&熱演で、感情移入しちゃうキャラばかりなのだ。

 屋上で“これが終わったら行こう、どこでも好きなところへ”と歌う友情シーン。ゾンビの中に身を投じて全身を噛まれながら「家に帰ろう!」と友人たちの脱出を助ける男子生徒……。脚本のチョン・ソンイルは、「“子どもたち”という言葉を使わずに書いた。そう書くと、大人の視点から書くことになってしまうから」と言う。愛あふれる脚本!

●平和な学校生活をもう一度

「対比をつけるため冒頭の学校生活は明るいトーンで撮った」とイ・ジェギュ監督。これがループ見不可避の最大要因かも。平和だった日常をもう一度! と、また1話を再生してしまうのだ。「生き残ることよりどのように生きるかがより重要」という監督の言葉を胸に何度でもリピートしたい。

平和な日常だったが…… Netflixシリーズ『今、私たちの学校は…』独占配信中