てんちむ(本人インスタグラムより)

「ここ数日、YouTubeチャンネル『ガーシーch【芸能界の裏側】』が話題騒然です。“27年間で築いたものをすべて失った”という事情から、多くの芸能人と繋がりの深かった東谷義和氏、関わりのあった芸能人の裏の顔を次々と暴露していってるんです。アンジャッシュ渡部建さんが復帰するタイミングで過去にあった“女遊び”について話したり、YouTuberとして活躍するてんちむさんが高レートの賭け麻雀をしていたことを告発したばかり」(ウェブメディア編集者)

 今、YouTubeは暴露合戦の様相を呈している。東谷氏の“賭け麻雀”告発をめぐって、新たな展開が起こっている。2月19日に暴露系YouTuberのコレコレ氏が公開したのは、てんちむとともに告発されたライバー社の飯田祐基取締役会長(騒動を受け現在は辞任)が“賭け麻雀を認めた音声”だった。

「コレコレさんは飯田さんと電話でやりとりした音声をライブ配信で流しました。具体的な企業名や個人名が飛び交う生々しいものでした。放送中も飯田氏がコレコレさんに何度も電話をかけて止めようとするなど、緊迫感がすごかった。しかし、コレコレさんは自分の考えを貫くかたちで音声の公開をやめませんでした」(同前)

過去に違法賭博が発覚したジャニーズは

 衝撃の放送終盤にツイッターにトレンド入りしたワードは「ジャニーズ」。どのような相手と賭け麻雀をしていたかの質問に、飯田氏が「てんちむ周りのジャニーズ」との発言したからだ。てんちむはまだこの件について何も発信していないが、その一方でとばっちりを受けた人も……。

てんちむ

「SNSでは元KAT-TUNの田中聖さんがその相手だという声が多く上がってしまったんです。てんちむさんとYouTubeでコラボしていた過去や、逮捕歴などがあることからくる偏見などで、このような声があがったのでしょう。田中さんは自身のインスタグラムのストーリーズで《俺だったら何言ってもありとかねぇから こっちこそとばっちりで大迷惑だよふざけんな》と怒りをあらわにしました」

 “賭け麻雀”をしていたのが元ジャニーズなのか、はたまた現役のアイドルなのかは判然としていない。2020年にはジャニーズJr.内のユニット『宇宙Six』に所属していた山本亮太が、無許可営業の違法スロット店舗、いわゆる“闇スロット”に出入りする様子を『文春オンライン』に報じられたことから、同グループは解散にまで追い込まれた過去がある。

ジャニーズ事務所が一般人に圧力をかける可能性

かなりの大ごとになってしまったからには、事務所も聞き取り調査は行っているでしょうね。ジャニーズの風紀を正した滝沢秀明副社長も、山本さんの違法賭博に関しては“親心”で残留の道を探ったといいます。なにせ滝沢さんは彼が小学生のころから知っていましたから。なので、必ずしもクビになるというわけではない。どうあれ、実名が出ていない以上、現役ジャニーズだったとしたらクビになることはありませんし、仮に特定できたとしても自ら公表することはないでしょう」(芸能プロ関係者)

 コレコレ氏は放送でジャニーズの実名を暴露しなかった。リスナーの期待に沿うかたちで人気を博してきたコレコレ氏だが同放送内では、飛び交うコメントに対し、

「ジャニーズに関しては言えないです、はい。僕は今回はここまでしかできないですね。逆にてんちむが言えよって話で」

 と煙に巻くばかり。これってもしかして、噂に聞くジャニーズの圧力……? 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に聞くと、

ジャニーズ事務所が一般人相手に何か箝口(かんこう)令を敷くなどといったことはまずないでしょう。昔のことかもしれませんが、大手事務所が多大な影響力を駆使できる相手は、主にテレビとスポーツ紙でした。制作現場に指示を飛ばす局の編成の上層部と親しくなり、抱き込むことでを威光を放つようになったのはよく聞く話です。10年ほど前までジャニーズ事務所は“ネット上でのゴシップ”について“あまり気にしていなかったようですが、近年ではその拡散力を無視できなくなっているみたいですね」

 とはいえ、今後、このジャニーズが特定される可能性はゼロではないという。

ガーシーchの東谷さんなどは今、ネット上では“無敵の人”と呼ばれています。Twitterの自己紹介文をみると、《27年間ただただ無償で様々なタレントにアテンド、アフターフォローをやってきた。いまその全てから手の平をかえされ、全てを失った。手の平を返された者共に。お前らの全てをここにさらけ出したるわー 死なばもろとも》と書かれています。関係性が壊れることや自己犠牲も厭わない姿勢が“無敵”なのです。

ジャニーズファンは赤字部分の明度をアプリで薄くして、文字をあぶり出し特定しようとしているという(ガーシーchより)

 コレコレさんは今後も長期的に活動を続けたいはずなので、何もかも暴露したいというわけではなく、ご自身のなかで何らかの線引きがあるのだ思います。だから、ジャニーズの件に関しても何か考えがあって公表しない判断をしたのでしょう。もし間違った情報を発信してしまった場合は名誉毀損になる場合もありますし」(動画制作会社関係者)

 今、芸能人が最も恐れるのが“無敵の人”であろう──。