小林麻耶と市川海老蔵

 3月10日、フリーアナウンサー・小林麻耶が夫で整体師の“あきら。”こと國光吟氏と離婚したことがわかった。麻耶と國光氏のこれまでを一旦振り返ってみよう。

 國光氏と結婚する以前の麻耶は、2009年3月にTBSを退社した後、妹の麻央さんが所属していたセント・フォースと業務提携し、フリーで活動していた。なお、麻央さんは10年3月に歌舞伎俳優・市川海老蔵と結婚し、11年7月に長女・麗禾ちゃん、13年3月に長男・勸玄くんを出産したが、17年6月に乳癌で死去。麻央さんの闘病中、麻耶も姪や甥のサポートをするなどしていたことが報じられた。

「あのMC、どうかしてますよ。ダッサ」

「海老蔵やその子どもたちのことはもちろん、妹を亡くした麻耶にも業界内外から心配が寄せられましたが、彼女が18年7月に結婚を発表すると、ネット上のファンも祝福。

 結婚発表から1週間後の8月3日、所属していた事務所との契約終了を報告したブログでは、芸能界から離れると宣言した麻耶ですが、19年6月には新たに『生島企画室』の所属となって活動を再開すると発表。同時に國光氏も『あきら。』として生島企画室に所属して芸能界デビューを果たしたのです」(テレビ局関係者)

 しかし、麻耶がコメンテーターとして出演していた『グッとラック!』(TBS系)の19年10月の生放送中、番組MCを務めていた落語家・立川志らくが「母親がいないとね、子どもにとっては不幸なことじゃないですか」とコメントした際、麻耶が「私は、母親がいなくても(子どもに)不幸だと思ってほしくない」などと涙ながらに反論。

 この件は、ネット上でも「麻耶ちゃんは、妹さんや姪っ子、甥っ子のこともあるし、黙っていられなかったのかも」などと話題になった。そんな麻耶は、この事件の1か月後に國光氏とのYouTubeチャンネル「コバヤシテレビ局」をスタートさせたが……。

このチャンネルで1人で生配信を行った國光氏は、不機嫌そうにしながら“あのMC、どうかしてますよ。ダッサ”などと暴言を吐いていました。名前こそ出していなかったものの、麻耶を泣かせた志らくのこととみて間違いなさそうです。

 そしてその2日後、早朝から國光氏と生配信を行った麻耶は、笑いながら『グッとラック!』からの降板を報告。彼女は“(番組の)スタッフさんからイジメを受けていまして”と主張したほか、降板を言い渡してきたという番組制作チーフと、“イジメから守ってくださらなかった”という自身の所属事務所社長を名指し。結局、この日のうちに事務所が麻耶との契約を解除し、TBSもイジメ疑惑を否定しつつ、彼女の番組降板を正式に発表しました」(同・前)

 一方、麻耶はテレビの仕事をなくした後も、國光氏と「コバヤシテレビ局」を継続するも21年3月発売の『女性セブン』(小学館)で國光氏との別居が報じられ、それから1年経った今回、離婚したことが明らかになったというわけだ。

小林麻耶との離婚を発表した國光吟のブログ内容1(國光のブログより引用)

 そして國光氏は3月9日、自分たちに関する「誹謗中傷」や「嘘の情報」への怒りをつづった驚きのブログを公開。その中で、自身が麻耶を洗脳しているという報道があったことに触れ、そういった情報を出すメディアや、それを鵜呑みにしてしまう人たちにも苦言を呈した。

 また、麻耶の『グッとラック!』降板騒動と、自身の現場介入報道にも言及し、「確かに僕は麻耶ちゃんの仕事についていきました」「確かにスタッフの人に大声をあげました」「でもそれは麻耶ちゃんを守るためについていきました」などと主張。

海老蔵の“意味深ブログ”時点で既に離婚か

 さらには、「志らくさんのもそう」「間違ってないですかとダサいですねと感想をYouTubeで言っただけでなぜ叩かれなくてはならないのですか」「テレビで麻耶ちゃんを侮辱をするのはいいんですか」「志らくさん教えて下さい」「相変わらずダサいですね」「麻耶ちゃん侮辱したことを謝って下さい」というように志らくへの憤りを示し、謝罪も求めている。

「それから、國光氏は同日に2本目のブログを午後3時半頃に公開し、再び“志らくさんのあらはみつけました”と名前を出しているので、よほど志らくに腹を立てているようです。“志らくの粗”が何なのかも気になりますが、同ブログで國光氏は、海老蔵に対する不満も漏らしているほか、唐突にタレント・河北麻友子の名前も出しており、マスコミ界隈でも驚かれています」(スポーツ紙記者)

 國光氏は、自身と別れたら麻耶に仕事を与えると言った人物がいること、麻耶が仕事よりも自身を選んでくれたことなどを明かした流れで、その人物が「麻耶さんの代わりに河北麻友子さんと1億円で契約をした」と連絡してきたことも暴露。

 続けて、「麻耶ちゃんとの契約料は500万円でした」「麻耶ちゃんを傷つけるようなことをして僕はこの男を許しません」などとつづっていることから、國光氏の怒りの矛先は、麻耶に仕事を与えなかった人物に向けられているのは明白だが、ここでギャラを公開されてしまった河北は完全にとばっちりを食らった格好だ。

小林麻耶の元夫・國光吟のブログで“とばっちり”を受けた立川志らくと河北麻友子

「その後に國光氏は“離婚発表はしなくていいよと海老蔵さんにアドバイスをされたのに勝手におかえりとブログにかかれてしまいまた週刊誌の記者に追われる日々が続きました”とも訴えていて、これは海老蔵が21年10月29日に『おかえり、』と題して公開したブログのことを批判しているようです。

 海老蔵といえば、國光氏を快く思っていないため麻耶とも疎遠にして、子どもたちと会わせないようにしていたという報道がありました。そんな海老蔵が、『おかえり、』のブログで麗禾ちゃんと勸玄くん、そして麻耶も一緒に食事をしたと報告。

 業界内外で“麻耶が國光氏と別居したから、交流を再開したのか”とみられていましたが、國光氏のブログの書き方を見るに、この時はもう離婚していた可能性が高いです」(同・前)

再び引き離される麻耶と海老蔵の子どもたち

 ただ、國光氏は「離婚はしましたが紙切れ上の話です」「戸籍上は夫婦ではないかもしれませんですが魂では夫婦です」などと、今もなお麻耶と固い絆で結ばれた関係であることを強調している。

ちなみに、同ブログも麻耶がすぐに再投稿しているため、2人はこれらのブログ更新時に一緒にいたのではないでしょうか。國光氏はこの日、午後9時半頃に公開した3本目のブログで、離婚後も“僕たちは一緒にくらしています”と明言していますしね。

 そんな國光氏は、日付が変わった3月11日の午前0時半頃に公開したブログで、離婚の件だけがネットニュースになっていること、最初に志らく批判を展開した内容が取り上げられていないことに不信感を抱いているのか、“志らくさん忖度ですか”などと訴えています」(芸能プロ関係者)

 また、これ以上「偽物の情報」が出回るなら生島企画室、TBS、『グッとラック!』などについて「もっといろんなことを書いていきますよ」と、暴露予告のようなことをしつつ、「海老蔵さんもですよ」「いくらでも僕と麻耶ちゃんを助けることは出来たんじゃないんですか」「立派な歌舞伎役者なんですよね」「身内を見捨ててなにが立派なんですか」などと海老蔵への痛烈な批判も展開している。

2019年2月、海老蔵と「成田山節分会」に出席した“市川ぼたん”こと麗禾と勸玄

志らくへの怒りと同じくらい、海老蔵にもブチギレている様子の國光氏。やはり『おかえり、』ブログが相当不快だったようですね。ただ、海老蔵的には、國光氏と麻耶が離婚した時点で“絶縁した”と思ったのも無理はない。

 だから麻耶を“おかえり”と迎え入れ、子どもたちとの交流も再開させたとみられますが、結局、形だけの離婚だったことが判明。そうなると当然、海老蔵は再び子どもたちと麻耶を引き離すでしょうけど、彼女にとって姪っ子や甥っ子と会えない状態はかなりキツい部分があるんです。そうなると、今回の國光氏の“暴走”は本当に麻耶のためになっているのかは甚だ疑問です」(同・前)

 麻耶は國光氏のブログを再投稿するばかりで、自らのコメントは出していないが、“魂で繋がる夫と同意見”ということなのだろうか。