『WOWOWオリジナルドラマ 青野くんに触りたいから死にたい』(全10話)3月18日より放送(第1話無料放送)・配信スタート、毎週金曜、夜11時30分~

「学生服、自分ではまぁまぁ似合っているんじゃないかと思います。お仕事で着る機会もわりとあって、そこまで違和感もなく、まだイケるのかなと(笑)」

 3月18日から放送・配信がスタートする『WOWOWオリジナルドラマ 青野くんに触りたいから死にたい』。主演は、今作で初のラブストーリーに挑戦するSexy Zoneの佐藤勝利。キャストの情報解禁後、Twitterの日本トレンド1位を獲得するなど、放送前から大きな注目を集めている。

 佐藤が演じる高校生・青野龍平は、これまで恋をしたことのない天然少女の刈谷優里(高橋ひかる)に告白され交際を始めるが、交通事故で亡くなってしまう。その後、優里の元に幽霊となって現れ、ふたりの奇妙な生活が始まるのだがーー。

「初めてのラブストーリーで幽霊になってしまうのは、ちょっと驚きでしたが(笑)、青野くんは優里ちゃんにすごく一途に思われていて、純粋に“いいな”と思いました。僕も一度くらいは制服デートを経験してみたかったなぁとか。

 ふだんから一緒に帰る高校生のカップルを見ると、どっちから告白したんだろう? クラスのみんなには内緒なのかな、それとも公認なのかな、親には相手のことを話しているのかな……とか、すごく想像しちゃうんですよね(笑)」

相手との接点をつくることが大切

 1話では、優里が青野くんの印象に残るためにはどうしたらいいのかと悩むシーンが。もし同じように悩む女性がいたら、どんなアドバイスを?

「現実でも、そういう悩みって多いんじゃないですかね。男女関係なく、恋愛はネガティブなほうに考えてしまう人が多いと思うんです。嫌われたらどうしようとか、関係性が壊れたらイヤだなとか。

 でも、“まずは連絡先を聞かないと何も始まらないよ”って言いますね。とにかく小さくてもいいから、相手との接点をつくることがいちばん大切だと思います」

 真剣に考え答えてくれたあとに、「そんなこと言ってる僕も、楓珠には今日、連絡先聞いたんですけどね(笑)」と、今作で青野ともっとも仲のいい友人・藤本雅芳を演じた神尾楓珠とのエピソードを明かしてくれた。

眠れない夜、どう過ごす?

 原作は、SNSから火がついた、女性を中心に人気の同名コミック。佐藤も撮影に向けて自身のスマートフォンに電子コミックをダウンロードした。

「原作のファンの方がたくさんいらっしゃる作品なので、その方たちにも楽しんでいただきたくて、ドラマのシーンになっているコミックの1コマ1コマを見て、踏み出す足や身体の角度も研究しました。現場でも逐一、確認して。

 (ドラマとしての見せ方があるので)すべてを忠実に再現しているわけではありませんが、映像化するにあたってのヒントを探すようにしました。でも、このことを言ったことなくて。撮影中に携帯を頻繁に見ていたから、誰かとずっと連絡をとってる人だと思われていたかもしれないです(笑)

 今作は胸キュンだけでなく、優里の身体に憑依したり、別人格の“黒青野”が登場したりと、背筋が凍るような本格ホラー描写もひとつの見どころ。

「こんなにドキドキする!?ってくらい、ドキドキできる作品だと思います。それは胸キュンの意味でも、怖いって意味でも。ふたつのドキドキが共存する新感覚を、みなさんには楽しんでもらえたらうれしいですね」

 実は、原作をひとりで読み、怖くて眠れなくなってしまった夜もあったそう。そんな眠れない夜の過ごし方を聞くと、

「諦めます。眠れなくなったら、もう無理だもん(笑)。眠くなるまで携帯で動画とかを見ますね、最近はお笑いが多いかなぁ。あと、睡眠用BGMとかあるじゃないですか。たまに、それを流しながら寝るときもあります!」

最近、交流の増えたジャニーズは?

 なにわ男子の丈くん(藤原丈一郎)とは、けっこう連絡をとっています。以前から、なにわ男子の大阪のライブを見に行ったりすることはあったけど、丈くんの仕事が大阪メインだと会える機会ってなかなかなくて。去年、彼らがデビューして、東京にいることも増えているので、交流も増えたかな。向こうが僕のこと好きみたいだから、かまってあげてる感じですね(笑)。

自分はSとM、どっち?

 相手との関係値があってこそですけど、わりとSかな。例えばメンバーが、言い間違いや天然な発言をしたら、わりとしつこく言い続けます(笑)。指摘したくなっちゃうんですよね。見て見ぬふりもできるかもしれないけど、面白いことは逃したくない。僕なりのやさしさです(笑)。

『WOWOWオリジナルドラマ 
青野くんに触りたいから死にたい』(全10話)
3月18日より放送(第1話無料放送)・配信スタート、
毎週金曜、夜11時30分~

取材・文/高橋もも子