木下優樹菜の動画には“彼氏”らしき姿も(公式YouTubeより)

《フジモンはいま向こうにちょっと渡すくらいな感じ?お子ちゃまがおるからさ》
《いやいや、あの〜、学費は、学費も僕が全部(払ってます)……》

 3月13日放送の『もんくもん』(読売テレビ)に出演したお笑いコンビ『FUJIWARA』。“芸人の嫁”座談会という企画から、スタジオトークでは夫婦のお金の話になり、MCのなるみから養育費の支払いを問われた“フジモン”こと藤本敏史。口ごもりながらも子どもの養育費はもちろん、学費も全て彼が払っていると明かした。

 続けて出演者のメッセンジャー・黒田有から金額を聞かれると《いやいや、もう、そんなん。いやらしなるやん。なんなんカネのことばっかり!ほんまにカネのこと言うな!》と、実際に相当の額なのか、キレ散らかして誤魔化すフジモンだった。

 2019年11月に勃発した木下優樹菜の“タピオカ騒動”を引き金に、同年末に離婚に踏み切った夫婦。後に芸能界を引退した木下だったが、2020年9月にインスタグラムを新設すると“インフルエンサー”として、またモデルとして再始動。

 一方で、フジモンが同じマンションの別フロアに住み続けたことで“偽装離婚”が囁かれるも、2021年7月に木下と、Jリーグ『湘南ベルマーレ』に所属(当時)する三幸秀稔選手との熱愛が発覚。彼女は交際について「娘を含めた家族ぐるみの付き合い」と、年下Jリーガーとの“真剣愛”を認めたのだった。

再婚に踏み切れない“懐事情”

「ユッキーナの性格上、これはもう即“再婚”に突っ走ると思いました」とは、スポーツ紙芸能デスク。

「三幸選手は彼女の“どストライク”ですよ。かつて『Jリーグ特命部長』も務めた彼女はサッカー選手が大好きで、現役Jリーガーでしかもイケメンときた。離婚後のインスタライブでも、ファンから“再婚”を聞かれて“楽しみでワクワクしています”と前向きでしたからね。

 もとよりヤンキー気質で中途半端が嫌いなだけに、入籍も時間の問題……と思ったのですが、意外に報告は聞こえてきませんね」

 片や三幸選手も『フライデー』の直撃取材に、木下を《理想の奥さん像》と称し、自身のインスタにデート写真を投稿したりとゾッコンの様子。結婚に向けて障害は何もないように思えるが、Jリーグ事情に詳しいサッカーライターは「サッカー選手としての三幸秀稔」を心配する。

三幸選手は2022シーズンから『大宮アルティージャ』に移籍しているのですが、大宮が現在所属しているのが2部リーグ『J2』。2017年の降格以降はJ2が定位置となっている大宮ですが、1部への再昇格を目指したチーム改革が進められています。

 そして戦力として迎えられた三幸選手、といえば聞こえはいいですが、2年間在籍した湘南では試合出場も多いとは言えない、決して大活躍したとは言い難い成績。28歳と選手としてピークにありながら、“崖っぷち”に立たされている状況とも言えます」

 また、J1とJ2では年俸も大きく変わるようだ。2022年シーズンにおけるJリーガーの平均年俸は3000万円強とも言われている。しかし、元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手(ヴィッセル神戸)ひとりが20億円と飛び抜けており、日本代表クラスの選手で1億円、入団まもない若手は300万円〜400万円台もザラだそう。

「1部と2部では観客動員数やスポンサー収入、またサッカー協会からの配分金も大きく異なります。そのため、元日本代表選手や外国人選手などの例外をのぞき、多くのJ2選手は主力でも平均400万円〜500万円と一般会社員と大差ない年俸に抑えられます選手寿命の短いサッカー選手において、これは少ない数字と言えるでしょう。

 ただ、2部ではトップクラスの資金力がある大宮。初年度の三幸選手は湘南時代と据え置き、もしくは“出来高”などのインセンティブがついている可能性もありますが、おそらくは例外ではない額面で契約していると思います」(前出・サッカーライター)

再婚で養育費の打ち切りや減額も

 芸能活動を再開した木下ではあるが、かつてフォロワー数500万人を超えていたインスタは現在はおよそ10分の1に激減。昨年10月に開設したYouTubeチャンネルも登録者数は約6万人と伸び悩んでいる現状、芸能界の一線で活躍していた頃のような収入は得られていないかもしれない。

「追い討ちをかけるように“降格”した三幸選手だけに、もしかしてユッキーナは“まだ結婚できない”と思いとどめているのでは? 仮に、籍を入れて2人の娘たちを養子縁組にしたら、元夫のフジモンから養育費がもらえなくなる可能性も出てくるわけで」(前出・芸能デスク)

 一般的に子を持つ夫婦が離婚、母側が親権を持ったとして、当然ながら元夫は子どもの養育費を支払う義務がある。たとえ元妻が新しく恋人を作ったとしても扶養義務は継続するのだが、再婚したとなると少々勝手が違ってくる。

 もちろん、法律上で子どもの新しい父親が再婚相手になったとしても、元夫の支払い義務が免除されるわけではない。しかし、扶養義務の順位として新しい父親が1番目、元夫は2番目になり、そして元夫は元妻に対して養育費の打ち切りや減額を申し入れることも可能とされる。

 つまりは木下が再婚したとして、三幸選手が子どもの扶養義務者になった時、フジモンは学費を含めた養育費支払いの打ち切りや減額を求めることができる。木下がこれを受け入れれば、基本的に三幸選手の収入で家族を養っていくということ。

「それでもフジモンさんは払い続けるでしょう」とは、芸人が多く所属する芸能プロのマネージャー。

「フジモンさんの子煩悩ぶりは業界でも有名ですよ。現在も引越したとは聞きませんが、同じマンション内に住んでいるのもユッキーナに未練があるわけではなく、いつでも子どもに会いに行ける、面倒を見られるようにと彼が提案したことと聞きます。今も“パパ”として娘さんたちに接していますし、養育費も喜んで払っていると思います。

 三幸さんとの交際も“好きにしたらええ”と反対しているわけでもなく、芸人仲間から騒動をイジられても絶対にユッキーナを悪く言わないんですよね。彼女は子どもにとってずっと母親なわけで、味方でいようと務めているのでしょう」

パパのように振る舞う三幸選手

3月12日に公開した動画には三幸秀稔選手も見切れて(木下優樹菜公式YouTubeより)

 そんな元夫の健気すぎる献身サポートを知ってか知らずか、木下と三幸選手はますます燃え上がっているようだ。3月12日には《朝から寝るまでとある1日ー!》のタイトルで動画を更新し、自宅での料理やメイク術、仕事から帰ると家族で食卓を囲むシーンを公開した木下。

 そこには自然と娘たちと夕食をとり、食後にカードゲーム「UNO」を楽しむ男性の姿も映り込んでいる。そう、三幸選手だ。さらに22時、子どもが就寝したと思われる後も、リラックスした様子でスマホゲームのやりとりをする姿は夫婦そのもの。2人の左手ならぬ、右手薬指には指輪が光っていた

「かねてより半同棲を報じられた仲ですが、三幸選手のチーム移籍を機に“家族”で新生活を始めたのかもしれませんね。お子さんたちとも本当のパパのように打ち解けて見えましたし、それこそ残すは籍を入れるだけというか……。

 同じ建物内でひとり食事をとり、尚且つこの動画を視聴していたとしたら、フジモンが不憫に思えて仕方ないですよ。それでも、養育費も含めて我が子に関われるだけで満足ということなのか」(前出・芸能デスク)

 フジモンにも新たな幸せを掴んでほしい。