(左から)二宮和也、高橋一生、上野樹里

「みんなで一緒になって、TBSの4月ドラマを盛り上げられたらなと思います」

 3月26日に行われた『TBS DRAMA  COLLECTION 2022 Spring!!』で意気込みを語ったのは、4月10日からスタートする日曜劇場『マイファミリー』で主演を務める嵐の二宮和也。

「TBSで放送される4月期のドラマ3作品が、合同で制作発表を行いました。これは同局史上初めてのことで、各ドラマの主要キャストたちが作品の垣根を超えたトークを披露し、会場を盛り上げました」(スポーツ紙記者)

“異例”イベントの裏事情

 娘の誘拐事件で試される夫婦の絆を描く『マイファミリー』(日曜午後9時)からは、主演の二宮のほか多部未華子、賀来賢人、濱田岳が登壇。

 刑事と犯罪コーディネーターの異色の関係が軸の刑事サスペンス『インビジブル』(金曜午後10時)からは、主演の高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴、桐谷健太が出席。

 娘と父がダブル婚活を始めるラブストーリー『持続可能な恋ですか? 父と娘の結婚行進曲』(火曜午後10時)からは、主演の上野樹里、松重豊、田中圭、磯村勇斗が登壇した。

 12人もの豪華なキャストが勢ぞろいしたイベントは各所で話題となっているが、これは近年では“異例”とも言える試みだった。

「新型コロナウイルスの影響を受けて、このところは制作発表もオンラインで行うケースがしばしばありました。時代に合わせた流れなんでしょうけど、メディア側からしたら出演者の話をその場で直接聞くチャンスがなくなることで、思うような取材ができないことも。

 そんな中で行われた今回のイベントは、多くのキャストの話が生で聞ける貴重な場でしたから、各方面でこぞって報じられたのでしょう」(TBS関係者)

 マスコミにとっても絶好の機会だった合同での制作発表。大きな注目を集めることに成功したが、その裏にはこんな事情も……。

「通常であれば、これほど豪華な俳優たちを12人も集めるのはスケジュール的にもなかなか厳しいものです。出演作が異なるとなれば、なおさら。

 ただ、この日はTBSで『オールスター感謝祭'22春』の放送がありました。イベントに登壇した方のほとんどはそのまま番組にも出演していますから、併せてスケジュールを確保していたのだと思います」(芸能プロ関係者)

 多忙を極める俳優陣が一堂に会する機会を、フルに活用したTBS。これは新たな“発明”ともいえる。

「『感謝祭』は毎年春と秋に放送される特別番組。ちょうど番組の改編期にあたることからこれまでも新ドラマのキャストが出演してきましたが、今後は今回のようにドラマの制作発表も同日に“合同”という形で行っていくのではないでしょうか。各所にとって好都合ですし、合理的な選択だと思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

 新たな試みは“アンサーチェック”の結果、最適解だったようだ。豪華な“オールスター”が勢ぞろいした4月期の3作品にも期待!