なにわ男子・道枝駿佑インタビュー

 撮影中、「最近、何が楽しかった?」とカメラマンから聞かれると、

「どんな会話をしたかおぼえていないくらい、たわいないことを話しているんですが、メンバーと一緒にいるだけで楽しいです(笑)。でも、“撮影大変?”って聞かれたことだけはおぼえてます」

 そう話す、なにわ男子の道枝駿佑。小学6年生のときにドラマ『金田一少年の事件簿』の金田一一を演じる山田涼介を見て、「ジャニーズ事務所に入りたい」と履歴書を送ったことから憧れの人の後輩に。

自分でもビックリ!

 山田だけではなく、堂本剛、松本潤、亀梨和也といった事務所の先輩たちが演じてきた一ちゃんの五代目を務める道枝。メンバーから聞かれた「撮影大変?」には、どう答えたかたずねると、

「楽しいよって言いました。もちろん、楽しいことばかりじゃないですけど(笑)」

 特別な作品へのクランクイン前日はどう過ごしたのだろうか。

「何してましたっけ? そうだ! (7月公開の初主演映画)『今夜、世界からこの恋が消えても』のサプライズに行ってましたね。共演した福本莉子さんがクランクアップするということで花束を渡しに。それから家に帰って、“明日から頑張ろう”って思いながら寝ました。自分でもビックリしたんですが、思っていたよりも緊張していなかったみたいで、しっかり眠れました(笑)」

道枝版の一ちゃんは“のほほん”が魅力

 ドラマの主題歌『The Answer』(4/27発売)を歌うなにわ男子のメンバーたちや、歴代の一ちゃんからエールをもらって撮影に臨んだと語る。

「一は、テストの点数は悪いけど、勉強よりも難しい謎を解くことができる天才高校生。推理を語るときのテンポが速くて、たまについていけないときがあるので、そこはビシッと決められるようになりたいです」

 先輩たちが演じてきた一との違いを聞くと、

表情でいうと、僕自身が持っている“のほほん”としたところが役に反映されていると思います。何かに真剣になったり、ボケッとしているときに、口が半開きになっていることがあって(テレ笑)。ふだんは、のほほんとしているけれど、推理するときはしっかり決める。“道枝っぽいな”と思っていただける金田一一を作り上げていけたらというのが僕の考えです」

 単独初主演ドラマとなる今作。「主役としての現場での居方がまだわからない」と語りながらも、まわりの人たちとコミュニケーションを取るよう心がけている。

「人見知りなので、自分から声をかけるのが苦手で。でも、今回、誰かから話しかけてもらうのを待つ姿勢はよろしくないなと思って、話題をふったり、会話を広げたりすることを心がけています。

 共演の沢村(一樹/捜査一課の警部・剣持勇役)さんのコミュニケーション能力がすごいんです。いろいろな方と話をして、会話をすごく盛り上げていくんですよ。そばで、すごく勉強させていただいています」

自分について解決したいことは?

 たまに、ベッドの上に座って壁にもたれていたはずの自分が、布団の中に入って眠っていることがあって。これ、疲れてるアピールじゃないですよ!(笑)。途中の記憶がないので、朝起きたら布団の中にいる自分が不思議だなと思います。

1週間休みがあったらしたいこと

 う~ん。寝て、買い物に行って、東京の観光もしたいし、温泉にも行きたい。久しぶりに京都へ行くのもいいですね。もともとは、実際に洋服を手に取って欲しいものを見つけていくタイプなのですが、いまはネットショッピングすることが多いです。見るだけでも楽しい! 時間がないときは、ネットショッピングって便利だなと思います。

七瀬美雪役の上白石萌歌や、
一の頼れる後輩・佐木竜太役のジャニーズJr.内のユニット、
美 少年・岩崎大昇について


 上白石さんはクランクインのころより話ができるようになりました。ミステリー研究会の部室に未確認生物の本があって、その本を見ながら盛り上がりましたね(笑)。もともと仲のいい大昇の存在は本当に心強いです。プロデューサーさんから「また一緒にいるの」って言われるくらい、ずっと隣にいてくれます。だから、ドラマでも相棒感が出ているんじゃないかな。

日曜ドラマ『金田一少年の事件簿』
日本テレビ系、毎週日曜、夜10時30分~