5月7日に佳子さまが出席された「森と花の祭典『みどりの感謝祭』」は、姉の小室眞子さんから引き継いだ公務

「今回の服装は、優美でありながら軽快さがあり、若々しい成年皇族としての佳子さまらしさを感じました」

 皇室のファッション事情に詳しい青木淳子さんは、佳子さまの最新“公務ファッション”についてこう評価した。

“今風”のコーデと皇族の自覚

 5月7日、秋篠宮家の次女・佳子さまが「森と花の祭典『みどりの感謝祭』」にご出席。宮中行事やご参拝などを除き、実際に行事の会場へ足を運ばれたのは、実に2年3か月ぶりのことで、その華やかな姿にも注目が集まった。

「立体的な草花のモチーフをつないだワンピースに、ピンクのジャケットを羽織って、パールのネックレスとイヤリングを合わせた装いです。歩かれるたびにスカートやジャケットの後ろが揺れる、動きを感じさせるデザインでした。

 髪型はハーフアップして毛先をカールさせ、佳子さまのおしゃれな感覚が表れていたと思います。スカートの長さが絶妙なひざ丈なのも、凝っていて“今風”です。髪型も相まって、自身の個性を表現されていましたね」(青木さん、以下同)

 その装いからは、内親王としての自覚も感じたという。

「今回のジャケットは、'19年9月にブダペストを訪問された際と同じものだとお見受けします。戦前から、皇室の方々は、行事ごとに洋服を新調するのではなく、工夫しながら着回して、長く大切に使われてきました。佳子さまの今回の装いからも、皇族の一員としてのご自覚を感じました」

 一方で、佳子さまと交流した男性は“醸し出すオーラ”に触れたと熱弁する。

“メロメロ”なご様子で

佳子さまは“人を惹きつける力”をお持ちです。おきれいなのはもちろんですが、それとは違うオーラがあって……。話し始めるまでは、同席している何十人ものスタッフの視線が気になっていたのですが、いざ話し始めると、もう佳子さましか見えなくなったんです」

 そう話すのは、3月30日の『庭園出展コンテスト』で、佳子さまとオンラインで交流した古閑英稔さん。

「私が制作した作品の形状に対して“どのようになっているのですか”と、熱心に興味を示してくださり、とても感激しました」(古閑さん)

 眞子さんが結婚して皇室を離れたことにより、公務を担う皇族の数が減少。姉の抜けた穴を埋めるため、公務に奮闘されている佳子さま。そんな彼女は秋篠宮邸でも“重要な任務”を─。

「悠仁さまが幼いころから、佳子さまは積極的にお世話をしてきました。悠仁さまを“ゆうゆう”と呼び、最近もご友人たちには“弟がカワイイんだよねー♪”とメロメロなご様子で、よくお話しされています」(皇嗣職関係者)

悠仁さま('21年8月撮影)

 悠仁さまは、書かれた作文の盗作疑惑や、4月から通われている『筑波大学附属高校』への入学に一般受験ではなく“特別ルート”の提携校進学制度を利用されたことで、世間からの風当たりが一時、強まった。

「将来即位されるプレッシャーも当然感じておられるはずです。悠仁さまがとても慕われていた眞子さんはアメリカに移住して離ればなれに……。ご両親に相談できない思春期や将来に関する悩みもおありでしょう。そんな中で佳子さまが相談に乗られることで、悠仁さまを支えていらっしゃるのだと思います」(同・皇嗣職関係者)

苦難の秋篠宮家を救うのは、佳子さまなのかもしれない。


青木淳子 歴史文化学研究者、学際情報学博士。著書は『近代皇族妃のファッション』(中央公論新社)など