悠仁さま('22年4月)

 悠仁さまが“筑附”こと筑波大学附属高校に入学されて約2か月。ついに“波乱の一戦”が幕を開ける─。

6月4日、筑附と学習院の間で『第71回総合定期戦』が開催されます。部活対抗で試合を行い、合計勝敗数によって勝利校が決まるのですが、これまでは学習院が一枚上手。筑附は“院戦”、学習院は“附属戦”と呼び、運動部は3年生を中心に公式戦さながらの気合で挑みます」(筑附の在校生)

悠仁さまは「バドミントン部」

 起源は1896年に遡り、何度か中止になったこともありながら続いてきた伝統行事。それが今年は、歴史的な“ターニングポイント”となる。

「筑附側に悠仁さまがいらっしゃるというのは……。そもそも、皇位継承者が学習院以外の高校へ進まれたのは戦後初ですが、“皇族のための学校”ともいわれる学習院と悠仁さまが対峙されるのは、衝撃のひと言ですよ」

 そう嘆息する学習院OB。一方、とある筑附OBは“淡い思い出”を振り返る。

「定期戦には、応援団やチアリーダーだけでなく、一般の生徒も応援に駆けつけます。僕が参加した当時は、学習院女子に佳子さまが通っていらっしゃって。応援そっちのけで、どうやったら佳子さまとお近づきになれるか、仲間と盛り上がりました(笑)」

 そんな一大行事を控え、もっぱら話題にのぼっていたのが、悠仁さまの部活動選択。中学時代に打ち込まれた卓球、秋篠宮さまが親しまれたテニス、上皇さまの背中を追って馬術……など、さまざまな臆測が飛び交った。

悠仁さまは、バドミントン部を選ばれたそうです。筑附にはスケジュールや上下関係がキツい部活はほぼありませんが、中でもバド部はかなり緩く、自由度が高い。“塾やアルバイトが忙しいけど運動はしたい”という生徒が入る印象で、上達したい人は各自で練習に取り組んでいます」(前出・在校生)

 運動部となれば、定期戦でのご活躍にも期待が集まりそうだが、前出の筑附OBは首を横に振る。

「学習院高等科にはバド部がないので、男子バドミントンは定期戦の種目外。残念ながら悠仁さまの腕前を拝見することは叶いません……。ですが、さすがに応援には参加されるでしょうね」

上皇さまから孫へのアドバイスとは

 高校生活を謳歌する悠仁さまを、ご家族はどのように見守っておられるのか。

「学習院OB・OGが集う皇族方も当然、この定期戦を経験されました。高校時代に写真部に所属していた秋篠宮さまは、試合の撮影担当をされたとか。さらに、定期戦をきっかけとして、上皇さまの人生が“彩られた”という話まであります」(宮内庁OB)

 上皇さまの高校時代、馬術部のチームメートとして切磋琢磨した明石元紹さん(88)は、こう語る。

「亡くなった人も多いですが、“附属戦”の対戦相手とはいまだに付き合いがあります」

 そのきっかけとなったのが、東宮御所でのポロだった。

上皇さま

「大学以降は別々の道へ進んだものの、皇太子時代の上皇さまとは、休日によく馬術を楽しみました。ポロはチーム戦なので、その“共通言語”で対話できる“附属”出身の仲間によく声をかけたものです。彼らは東大や慶應、一橋に通っていました」(明石さん)

 前出の宮内庁OBが語る。

「即位という重責を背負っていた上皇さまにとって、ご友人とのひと時はかけがえのないものだったと思います。定期戦を迎える悠仁さまに対し、上皇さまがアドバイスされるとしたら、“得るべきものは、勝利よりも絆”ということではないでしょうか」

 悠仁さまの青春は、まだ始まったばかりだ─。