『蓼科山』の山頂で休憩される悠仁さま

 秋篠宮家の長男・悠仁さまが通われる高校の一大イベントで2泊3日の『蓼科生活』に参加された。ご友人らと談笑、ハイキングや男女ペアになっての肝試し、そして悠仁さまが得意とされる登山も体験されるなど、合宿のご様子を完全レポート!【後編】

 2日目のメインイベントは、標高2531mある『蓼科山(たてしなやま)』の登山。

「朝7時ごろに宿泊地を出発しました。例年は夜更けの3時に出発して、半日かけて蓼科山を登ります。今年は日程が例年より短いため、7合目まではゴンドラリフトで昇ってからの短縮ルートになりました」(前出・卒業生)

大ヒット映画の劇中歌を合唱

 正午、無事に登頂された悠仁さま。山の頂上はゴツゴツした岩場だが、そこから間近に見えるアルプスの山々と、見下ろせる緑の大地は絶景!

「頂上では、ほとんどの生徒と登山客は、さすがにマスクを外していましたが、悠仁さまだけはマスク姿でした。小学生のころに標高3180mの『槍ケ岳』を登ったことがあるので、お手の物だったのかもしれません。首周りの日除けがついたサファリハットに、モノトーンの長袖ネルシャツ、リュックは人気アウトドアブランドの『パタゴニア』で、足元は『ノースフェイス』のトレッキングシューズでした」(前出・学校関係者、以下同)

 雄大な景色をおかずに昼食をとられた後、悠仁さまはおひとりで山頂にある神社に向かわれた。被っていた帽子を取られて、静かに参拝――。

 下山後の夜はキャンプファイヤー。学生寮のグラウンドで大きな火を取り囲む『蓼科生活』最後のイベントだ。

「円になって手拍子をしながら、映画『君の名は。』の劇中で流れるRADWIMPSの『スパークル』という曲を大合唱。終盤は、用意してきたサイリウムを振っている生徒もいましたね」

困っている人に声をかける優しい一面

 日が明けて、最終日は深まった絆を確かめ合うように、生徒たちはクラスごとにおそろいのTシャツを着ていた。

「前面の胸に描かれた柄は全員おそろいですが、背中には生徒それぞれの名前と出席番号が書かれています。悠仁さまのTシャツにも《HISAHITO 01》とプリントされていました。これは『蓼科生活』が始まる前に作ったもので、出発の前日に悠仁さまを含めたクラス全員で集まって、校舎内でもTシャツ姿で記念撮影をしました」

 行きと同じバスに乗って、学校に戻って来た筑附生一同。悠仁さまはご友人3人と連れ立って、思い出を語らうように談笑されながら帰路につかれた。無事に終わった2泊3日の『蓼科生活』。そこでの悠仁さまについて、別の筑附関係者が明かしてくれた。

「筑附には、これまで勉強に力を入れて過ごしてきた生徒が多く、登山などの経験が少ない子がほとんどです。でも、さすが悠仁さまはアウトドアに慣れていらっしゃった。ピクニックではリーダーシップを発揮されていたし、蓼科山では疲れている生徒に声をかけて励ましたり、実際に手助けもしながら登られていました」

 学校でのご様子からは、悠仁さまのお人柄が感じられる。

中学校の卒業式に臨まれた悠仁さまと秋篠宮ご夫妻(3月17日)

「クラス内では、まだ少し緊張されているように見えます。この2泊3日で、より溶け込んでいるといいですね。控えめな性格なので、クラスの人気者というわけではありません。でも、困っている人に声をかけるという優しい一面はありますし、ご友人もいます。卒業までにいろいろな経験をして、今よりもっと大きく成長していただきたいと思っています」(同・前)

 快晴に恵まれた2泊3日の合宿で、かけがえのない思い出を手に入れられた悠仁さま。

「これからも部活動や、文化祭にあたる『桐陰祭』の準備など、夏休み中も登校される機会は何度もあります」(前出・卒業生)

 悠仁さまの夏休みは、始まったばかりだ――。

 
帰りのバスに乗られる悠仁さま
『女神湖』で昼食をとられた悠仁さま

 

 

 

『蓼科山』に向かわれる悠仁さま
道中のサービスエリアでご友人らとバスから降りてこられた悠仁さま
筑附の説明会に参加された悠仁さまと紀子さま
筑附の説明会に向かわれる悠仁さまと紀子さま