結婚前は“ハダカ睡眠”派だった貫地谷しほり。「パートナーとのスキンシップはパジャマでもできます」と小林さん

 橋本マナミに田中みな実など、“ハダカ睡眠”を明かした女性芸能人たち。女優・貫地谷しほりも、かつては素っ裸で布団にくるまっていたことを告白! みんな美人なのは、ハダカ睡眠の効果!? その効き目とはーー。

結婚前は素っ裸で羽毛布団に…

 いつまでもティーンのような透明感のある美白肌で“ナチュラル美人”と評される貫地谷しほり。昨年は、ドラマで制服姿を披露し、“脚がキレイ”、“『スウィングガールズ』(貫地谷が10代で出演した映画)のころから変わらない”とファンを歓喜させた。

 そんな彼女の美しさを支える1つが“睡眠”。仕事のパフォーマンスを高めるためにも安眠を追求している。

《一人暮らしをしていたころは、素っ裸で羽毛布団にくるまって寝たりしていました》

 と睡眠時に身体を締めつけないというこだわりについてもインタビューで答えていた。

 結婚を機に《さすがに何か着ています(笑)》と、現在は“素っ裸睡眠”を卒業し、締めつけの少ないパジャマを選択しているというが、そもそも裸で寝ることは、良い睡眠につながるのだろうか?

「安眠のために締めつけのない状態をつくるのは正解です」

 そう教えてくれたのは、睡眠改善インストラクターで公認心理師の小林麻利子さん。いわく、裸になると下着などの締めつけがなくなり、血行が促進。末端まで血液が流れ、体内にこもった熱が放散されやすくなる。

「良質な睡眠のためには深部体温(脳や臓器など身体の内部の温度)がしっかり低下することが必須。それには、身体を圧迫しない状態で血流をアップさせることが効果を発揮します」(小林さん、以下同)

 また、質の高い睡眠には、寝る前に副交感神経を刺激してリラックスした状態をつくることも必要。清潔な寝具でというのが前提だが、“羽毛布団に裸でくるまる”という貫地谷のルーティンも最上級の解放感を演出するので、寝入りの方法としては“アリ”だと小林さんは賛同する。

「“ハダカ睡眠”では深部体温の低下やリラックス効果など、良質な睡眠に必要な条件の一部をクリアすることができます。ハダカ睡眠をきっかけに睡眠の質を高めていくことができれば、脂肪燃焼や美肌効果も期待できます」

 一方、裸から締めつけのないパジャマに移行したのは?

「ハダカ睡眠に近い解放感はありつつ、寝具の清潔さを保てるという面で、メリットは大きい」

 と小林さんは太鼓判。身頃が大きすぎるネグリジェなどは寝返りを妨げる可能性があるため、“締めつけのないパジャマ”程度がちょうどいい。

 さらに、貫地谷が結婚を機にパジャマを着るようになったのも良い選択と小林さん。

「裸で寝ると、素肌の触れ合いによってパートナーとの関係が良好になるという説もありますが、日本は裸を見られることに羞恥心を感じる文化ですから。毎日、裸で寝るのは逆にドキドキが半減する可能性があります」

★教えてくれたのは
眠りとお風呂の専門家
小林麻利子さん

SleepLIVE代表。公認心理師。最新の科学的根拠に裏付けされた無理のない実践的な生活指導で自律神経を改善。3000人以上もの睡眠の悩みを解決する。