西山清志容疑者(学習塾HPより)

「3年前から塾の講師をやっていて、国語を中心に小中学生に教えていました。指導力に優れていて、子どもたちからも慕われていると聞いていたのに……」

 と、容疑者の知人は、突然の不祥事を惜しむ。

 茨城県警取手署は8月27日、千葉県流山市の塾講師・西山清志容疑者(31)を児童買春、児童ポルノに関する行為等の規制などの違反の疑いで逮捕した。

小中学生の塾講師が14歳少女とみだらな行為

「今年の7月、西山容疑者はSNSで知り合った茨城県内に住む中学3年の少女(14)にホテルで現金を渡した上で、みだらな行為をしていました」(全国紙社会部記者)

 犯行が発覚した経緯について、

「8月になって、少女の母親が娘のスマホなどを見て“パパ活”をしていることに気づいた。そこで“娘が今度、男と会う約束をしている”と警察に相談したんです」(同・社会部記者)

 そこで、待ち合わせ場所の駐車場に現れた容疑者を待ち伏せしていた警察が確保。

「突然のことに驚いた様子だったが、ほとんど抵抗はしなかったですね」(捜査関係者)

 警察の取り調べに対して、容疑者は少女へのみだらな行為と現金を渡したことは認めたものの、

「14歳だとは知らなかった」

 と容疑を一部否認しているというが……。

「被害者少女は14歳よりは少し大人びて見えるのかもしれないが、未成年者であることはわかったはず。しかも容疑者は小中学生の塾講師であり、見分けがつかないはずはない」(同・捜査関係者)

西山清志容疑者(学習塾HPより)

 容疑者は新潟県の出身。170センチに満たない身長で、かなりふくよかな体形をしている。少なくとも講師になったころまでは妻帯者だったが、ここ数年で離婚をしているようだ。現在は同県流山市にある築7年の1LDK、家賃月7万5000円ほどの賃貸マンションに独り暮らしをしている。同マンションの住民のひとりは容疑者に見覚えがあって、

「ここのマンションは基本、単身者用なんですが、恋人と同居したりしている人が多いんですよ。でも、容疑者は女性といるところを見たことがなかったですね」

 容疑者は自宅マンションから徒歩圏内の塾で働いていた。冒頭の容疑者の知人によれば、

「1日に3~4コマの授業を担当していました。週に1、2日は休みですが、その日にも補習授業も行うこともあったようです」

信頼されていただけに生徒への影響も大きく…

 容疑者が熱心に仕事に取り組んでいただけに、その反動も大きく……。

「容疑者の逮捕で動揺している生徒もいるようです。塾はそのケアと、授業を穴埋めする手配に追われているようです」(同・知人)

 塾講師の立場でこの手の不祥事を起こせば、懲戒解雇は免れないだろう。

 前出の捜査関係者はこう話す。

「動機についても、これから取調べをしていくところです。離婚や仕事でのストレスなど、さまざまな要因が考えられますが、この種の犯罪は“趣味”という側面が大きいですからね……」

 パパ活をしていた被害者少女にも非があるだろうが、それを利用してみずからの欲望を満たそうとした容疑者の行為は決して許されるものではない。

西山清志容疑者(学習塾HPより)
西山清志容疑者(学習塾HPより)

 

 

 

 

西山清志容疑者の自宅アパート
茨城県警取手署