高橋舞被告(本人フェイスブックより)

 9月5日、交際相手の男性を殺害した事件で、横浜地裁は高橋舞被告(31)に懲役15年の判決を言い渡した。
 
 2020年10月、高橋被告は川崎市高津区久本にあるマンションの一室で、交際していた白井僚(つかさ)さん(享年35)の腹などをナイフで刺し、首をネクタイで絞めて殺害したという罪だ。

 事件当時、『週刊女性PRIME』はその美貌が話題になった容疑者の素顔を追いかけていた。

(以下、年齢は事件当時のまま)

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「トラブルから娘が交際相手を殺(あや)めてしまった」

 物騒な通報が警察に届いたのは、10月29日の午前8時前。現場に駆けつけた警察官が目にしたのは、腹部から血を流して倒れている税理士の白井僚さんと、手に切り傷を負った高橋舞容疑者(29)だった。

「28日から29日ごろまでの間に、高橋容疑者は川崎市のマンションに住む交際相手と思われる白井さん宅に侵入し、刃物のようなもので腹部を刺した。白井さんは搬送先の病院で死亡が確認され、容疑者は住居侵入と殺人容疑で逮捕された」(捜査関係者)

 犯行後、容疑者は電話で母親に「男性を刺してしまった。自分も死のうと思った」と語っていたという。

カトパン似の美女とネットで注目

 移送時の映像がアナウンサーのカトパンこと加藤綾子によく似た美女とネットで注目を浴び、その素顔に関心が集まったが……。

 高橋容疑者は千葉県浦安市のUR賃貸で家族と暮らしていた。幼少時代は愛知県名古屋市で過ごしたが、中学生のときに浦安市に移住。東海大学付属高校から東海大学観光学部に進学し、サッカーサークルのマネージャーを務めるなど青春を謳歌(おうか)した。

 美人3姉妹の長女として学生時代から評判だったようで、

「きれい系で純粋な女性というイメージ。少しわがままなところもありましたが、さすが長女でやるべきときは頼れる人でした」(大学の友人)

 そんな彼女を殺意へと駆り立てた白井さんとの関係とは。

10年ほど前、“ギャル”時代の高橋舞容疑者(本人のミクシィより)

 白井さんが暮らしていたのは、神奈川県川崎市の閑静な住宅街にある高級マンション。今年5月にできたばかりの新築で、日当たりがよく、緑豊かな庭園も併設する。

 逮捕時は無職だった容疑者が、高収入の彼氏と結婚して裕福な暮らしを夢見ていたとしても不思議ではない。

 しかし、白井さんの周りには別の女性の影が……。

「白井さんが女性と一緒にいるところを見かけたことがあります。事件の女性ではなかったですね……」(近所の住民)

 30歳を目前に内心、焦りがあったのだろうか。男性に遊ばれていただけで、待ち望んだはずの“セレブ婚”が勘違いにすぎなかったとしたら、怨恨の感情を抱くのも無理はないが……。

同居する母親を訪ねると

 なぜ、彼女は今回のような事件を起こしてしまったのか。同居する母親を訪ねたが、インターホン越しに、

「人違いです……」

 と繰り返すばかり。娘である容疑者の写真も見せたが、

「そんな人知りません」

 と、他人のフリを貫いた。

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 5日の判決で、横浜地裁の裁判長は「鋭利なナイフで深い傷を負わせ、さらに被害者の首をネクタイで強く絞め殺した冷酷な行為」とした。

 事件当時、警察の取り調べに対して、「殺害していない」と供述したこともあった高橋容疑者。自分の犯した罪に正面から向き合い、しっかりと罪を償ってほしい。

 
10年ほど前、“ギャル”時代の高橋舞被告(本人のミクシィより)
10年ほど前、“ギャル”時代の高橋舞被告(本人のミクシィより)

 

 

 

 

10年ほど前、“ギャル”時代の高橋舞被告(本人のミクシィより)