「コーヒー」の起源は「カフア」という飲み物。「カフア」はアラビア語でワイン。お酒が飲めないイスラム教徒がお酒の代用品として飲んでいたという説も

 10月1日は「コーヒー」の日!「食後のコーヒー」という言葉に聞き馴染みがあるが、なぜなのか?知って楽しい、おもしろ雑学をお届け。

Q. 食後にコーヒーを飲むのはなぜ?

A. 食事中に飲んだワインの酔いをさます効果があるためです(バリスタ 野原由美さん)

 10月1日はコーヒーの日。生産量が世界一のブラジルで、10月はコーヒーの収穫が終わり、新たにコーヒー豆が出回り始める年度始めとなることから、国際協定で決められたとのこと。コーヒーといえば食後に飲むイメージがあるが、これはなぜ? 

 バリスタ歴22年の野原由美さんによると、「ワインの酔いをさますために飲まれていたという説が有力です。コーヒーが広まったのは17世紀後半。そのころは仕事中の昼食時でも、ワインを飲んでいました。ですが、肉体労働が減り、銀行業や保険業といった頭を使う仕事が増え、酔いをさましてから仕事に戻る必要が出てきました。そこで使われたのがコーヒーです」とのこと。

 脳を活性化させる効果があるため、酔いざましに飲まれるようになり、その名残で食後にコーヒーを飲む習慣があるのだとか。酔いざまし以外にも、さまざまな効果が。

「食後にコーヒーを飲むと、カフェインの効果で消化がよくなったり、メラニンの生成が抑えられてシミ予防にもなります。また、ダイエット中は食前に飲むのもおすすめ。空腹感が抑えられて、食べる量を減らせます」と野原さんは言う。

 さらに、日本人9万人を調べた結果、1日3〜4杯のブラックコーヒーを毎日飲む人は、心臓病や脳卒中などの死亡率が低いという研究結果も。ホットでもアイスでも効果が変わらず、好きな飲み方で美容と健康が期待できるのもうれしい。