3日からNHK朝ドラ『舞いあがれ！』がスタート。ヒロインの福原遥が演じるのは東大阪の町工場で生まれた岩倉舞。彼女が長崎の五島列島で「ばらもん凧」に魅せられてパイロットを目指すというストーリーだが、前作『ちむどんどん』の影響をさっそく受けているようだ。
「『舞いあがれ！』の初回放送の平均世帯視聴率は16.3％。前作『ちむどんどん』の16.7％を下回る結果になりました。ちむどんどんの期間平均世帯視聴率は15・8％。‘10年以降の作品で初めて16％を下回る低水準だったことの影響もあると思います。
また、第2回が放送される予定だった4日朝に北朝鮮の弾道ミサイル発射の影響で朝の放送は中止に。不運の滑り出しになってしまいました」（スポーツ紙記者）
前作から“引き継いだ”ものがもう一つ。『ちむどんどん』放送後に視聴者がTwitterに「＃ちむどんどん反省会」のハッシュタグをつけて、ストーリー展開や登場人物の言動に対して辛口の意見を書き込まれるのが恒例となっていたが、早くも「＃舞いあがれ反省会」というハッシュタグが登場している。まだ初週でどんな“反省会”が行われているのか…。
『舞いあがれ！』反省会の内容は…
小学生の主人公・舞が原因不明の発熱で学校を休むシーンに対してこんな声があった。
《よく熱を出す設定は歌子を思い出すからまずい》
《直ぐ熱が出て病弱。歌子さんを思い出す》
《歌子病か…》
『ちむどんどん』でも主人公の妹・歌子（上白石萌歌）が幼少期から体が弱く、最終回でも熱を出して倒れるなど、最後まで視聴者を不安にさせた。それだけに、初回放送での舞の症状に前作を思い出す人も少なくなかった。このような批判的な意見が多くあるのかと思いきや――
《やっと安心して、和やかな朝ドラの時間を楽しめそう》
《細部が丁寧に描かれているのが感じられる。ちゃんとした朝ドラでよかった》
《反省点なんてない！》
前作と比較して肯定的な意見が目立つ。さらには…
《ただの粗探しタグ》
《ちゃんと内容がおかしくなってきたときに反省会をつけなさい》
などとハッシュタグそのものを批判する声もあった。
「実は、『ちむどんどん』以前から“反省会タグ”はありました。ですが、『ちむどんどん』には批判意見が多かったということもあって、ハッシュタグを知らなかった人たちにまで一気に広まりました。ハッシュタグはできていますが、今のところ前回ほどの盛り上がりはありません」（前出・スポーツ紙記者）
逆風でのスタートとはなったが、これから追い風に変えて舞い上がっていけるか。
