アメリカに飛び立つ小室眞子さんと小室圭さん('21年11月)

「心からお祝いを申し上げます」

10月5日、秋篠宮ご夫妻は地球環境問題の解決に大きく貢献した人や組織に贈られる『ブループラネット賞』の表彰式に出席された。

 奇しくもこの日、31歳の誕生日を迎えた義理の息子・小室圭さんを秋篠宮さまが思い出されたかどうかは定かでないが、異国の地で暮らしていようと、愛娘の誕生日をお忘れになることはないだろう。

マスク越しでもわかったテストの手応え

「10月23日は眞子さんの誕生日。それから3日後の26日は、小室さん夫妻の結婚記念日です。10月は、おふたりのお祝いごとが立て続けにあります」(皇室担当記者)

 アメリカのニューヨークで初めて過ごす“特別な日”。本来ならば、怒濤の1年間を振り返りつつ、より心穏やかな生活となるであろう未来に思いを馳せるはずだった。しかし─。

「圭さんのニューヨーク州司法試験の合否が、10月下旬に判明する予定です。まもなく訪れる“運命の時”を前に、おふたりは心中穏やかではいられないかと」(同・記者)

 1度目の不合格が明らかになったのは、結婚のわずか2日後だった。

「すでにニューヨークの法律事務所に法務助手として勤務していた圭さんは、弁護士になることを前提として雇われていました。アメリカの司法試験は“落とす試験”ではなく、初回受験者の合格率は約78%と高い。圭さんも当然合格するものだと思っていたので、青天の霹靂でした」(宮内庁関係者)

 リベンジを誓い、今年2月に再受験した司法試験もあえなく不合格。圭さんは、かつて日本で勤務していた法律事務所の所長に「あと5点足りなかった」と伝えたという。

 2度あることは3度あるのか。それとも、3度目の正直となるのか。今年7月、再々受験した試験会場には、地元や海外のマスコミ、ユーチューバーなどが集結した。

 そんな中、会場を後にする圭さんを『週刊女性』は直撃。肉声こそ聞くことはできなかったが、マスク越しでもわかるほどの笑顔を見せたことから“手応え”を感じることができた。だが、ニューヨーク州の弁護士資格を持つ国際弁護士は、3回目の試験の難しさについてこう解説する。

「昨年7月の試験では、外国人の再受験者の合格率が17%にとどまりました。多くの司法浪人は、仕事と試験勉強の両立に苦しみます。圭さんも例に漏れず、法務助手としての仕事をこなしながら勉強時間を確保するのは難しかったと思います。ロースクールで学んだ内容も、次第に記憶から薄れていきますし、前回がいくら惜しかったからといって、“今回は合格できる”ということではありません」

 平均年収が600万円ほどといわれる法務助手に対し、弁護士は3倍以上の約2000万円とも報じられている。

「眞子さんとのニューヨーク生活を継続させるためにも、今回こそ合格してほしいです」(前出・宮内庁関係者)

「報道協定」で対価が支払われるはずだった

 小室さん夫妻の私生活は、ベールに包まれている。昨年11月の渡米以来、海外メディアやユーチューバーを中心に近影が撮られているが、それも月に1、2回程度だ。

「9月下旬には、自宅近くの薬局から出てくる眞子さんの姿を、現地在住のユーチューバーがキャッチ。パンパンに膨らんだエコバッグを肩にかけ、お気に入りだというベーカリーの紙袋を提げた眞子さんには、ニューヨーカーの風格が漂っていました」(皇室ジャーナリスト)

 10月上旬には別のユーチューバーが、眞子さんが鮮魚店から出てくる姿を映した動画をアップした。

「結婚してから一時的に都内のマンションに“仮住まい”していたころは、外出のたびに大勢の報道陣に囲まれていました。それに比べると、格段に穏やかで自由な生活を手に入れたといえます」(前出・記者)

10月5日、都内で開かれた『ブループラネット賞』表彰式に臨席された秋篠宮ご夫妻

 日本では難しかった自由な生活を謳歌できている背景には、ニューヨークにある日本国総領事館の計らいがあった。

「小室さん夫妻の渡米に伴い、現地に拠点のある日本の報道機関と総領事館との間で“日常生活などの映像は撮らない”という報道協定が結ばれていました」(在米ジャーナリスト、以下同)

 それだけでなく、海外メディアやYouTube、個人のSNSなどの動画を使用することも禁じられたという。

「その代わり、ルールを守る社には、夫妻が今後帰国する際などに空港で取材するチャンスが与えられたり、個別に情報が提供されたりと、“対価”が支払われることで合意しました」

 しかしながら、日本メディアが恩恵を受けることは、何ひとつなかった……。

「小室さん夫妻は“いっさい取材に応じない”というスタンスだといい、総領事館はメディアの期待に反し、橋渡し役を担ってはくれませんでした。そうなると、“撮らない”ルールを守るメリットはありません。しびれを切らした一部のメディアが、今年の夏、総領事館に“いつまで協定に縛られなければならないのか”と直談判したといいます」

 民間人になったとはいえ、元プリンセスの眞子さんと皇室との血縁関係が切れたわけではない。異例の結婚を果たした小室さん夫妻が今、どのような生活を送っているのか関心を持っている国民は少なくないだろう。

眞子さんが“絶望”する理由

「総領事館は、そうしたメディアからの直接交渉に理解を示し、“皆さんの判断で取材していただくしかない”との見解を示したとか。事実上、“取材禁止の報道協定は破棄された”と見られています」

 小室さん夫妻の渡米に伴って設けられた報道協定の存在と、映像を撮らないという取り決めが破棄されたことについて、現地の日本国総領事館に事実関係の確認を求めたが、期日までに回答はなかった。

 大きな変化が起こりうるのは、圭さんの司法試験の合否が判明するタイミングだ。

小室圭さんが勤務する法律事務所は、繁華街にある超高層ビルに入っている

「受かっても落ちてもニュースになります。職場を出入りする圭さんに話を聞きに行ったり、プライベートでの様子に迫ったりすることもあるかもしれません」(テレビ局関係者)

 結婚会見で「海外に拠点をつくってほしいと私が(圭さんに)お願いしました」と述べたように、日本を離れることを切望していたのは、ほかでもない眞子さんだった。

「合否発表の時期と重なる結婚記念日を皮切りに、これまでの“守られた”生活を手放さなくてはならない可能性は高い。行く末を案じる眞子さんは今、絶望感を抱かれているのではないでしょうか」(同・テレビ局関係者)

 自由の女神は、小室さん夫妻に微笑むのか─。