原作者・冨樫義博は、公式Twitterで日々の制作模様をツイート

 24日、待ちに待った『HUNTER×HUNTER』連載再開号となる週刊少年ジャンプ2022年47号(集英社)が発売となった。

 少年ジャンプ編集部が10月11日、「(『HUNTER×HUNTER』の)連載再開が決定しました」とTwitterで情報公開されると、あっという間にトレンド入りを果たした同投稿は、65万件以上の「いいね」と24万件以上のリツイートを記録し話題をさらった。

 同作品が本誌に掲載されるのは、実に3年11か月振り。休載自体はこれまでにも度々あったが、今回の休載は最長記録となっている。連載再開を願って、本作に登場するキャラクターになぞらえて1日千回の正拳突きをするYouTuberも現れるほどだった。

 Twitter上では、

「連載再開がトレンドに入る度に勘違いしていたから、今回も期待してなかったけど…… 確認したら本当にHUNTER×HUNTERだった! ずっと待ってたから、嬉しすぎる!」

「冨樫先生、おかえりなさい! 待ってました!」

と歓喜の声が多数寄せられた。原作者・冨樫義博のTwitterアカウントではペン入れ中のネームが公開される日々が続いていたものの、「連載再開はまだ先だろう」と気長に構えていたファンが多いようだ。

 また、4年に近い休載期間から

「休載入る前って、どの話で終わってたんだっけ……? 今から読み直さないと」

 と早速準備に入る読者の声も見受けられた。五輪もかくやという間隔の大きさであれば、記憶が薄らいでしまうのも仕方ないことかもしれない。

すぐにまた休載に入るんじゃ…

 だが一方で、「先生の体調は大丈夫なの?」と不安に揺れる声も少なくない。これまで休載の理由として挙げられていた「腰痛」だが、症状が悪い時には椅子にも座れず、寝そべって筆をとることもあったとか。病名や詳しい症状などは公にされていないものの、「右手に力が入らず苦労しています」とコメントされていたこともあり、体調を心配するファンの声が絶えなかった。

「今連載再開しても、すぐにまた休載に入るんじゃ…… って思ってしまうよね。冨樫先生にはゆっくりストックを作ってもらって、完成する目途が立ってから連載再開した方が良かったんじゃない?」

「集英社はもっと冨樫先生の体調を考えてほしい。葦原先生みたいに月刊誌に移動してもらうとか、配慮をすべきなんじゃないかな」

 といった慎重なコメントも散見されていて、“『HUNTER×HUNTER』は自分が死ぬまでに完結するのか!?”と心配する声も……。これまでの状況が状況だけに、諸手を挙げて喜んでいる人ばかりではないようだ。

 長く読者に愛され続け、完結に向かって再び船を漕ぎ始めた同作。どんなフィナーレを迎えるのか、今後の展開から目を離さないようにしたい。