小柳ルミ子さん(撮影/齋藤周造)

 古希を越えた今でも20代と変わらないプロポーションをキープする小柳ルミ子さん。彼女のスレンダーボディは毎日の努力の賜物だ。

小柳ルミ子流「美の意識」、いつでも腹筋が話題に

「ジムに行かなくても、どこでも運動はできる」がルミ子さんの美のモットー。ブログやインスタグラムでは、テレビを見ながら、美容院でシャンプーをしながら、腹筋を披露する写真が話題に。もちろんストレッチも欠かさない。

「どこでもドア~ならぬ『どこでも腹筋』は三日坊主になりにくく継続ができるので、健康が気になるミドル・シニア世代にはオススメ! ただし、体幹が整っていない人が、不安定な場所でルミ子さんのまねするのは危険です。また、腹筋だけでなく背中や脚の筋トレなどバランスよく行うことも大切」と教えてくれたのは、健康ジャーナリストのますみかんさん。

 ルミ子さんはブログでも以下のように綴っている。

《年のせいにしたくない

 自分に負けたくない

 私はジムに行かない

 行く必要がないからだ

 【自分ンちが ジム】

 日々の積み重ねが

 今の私を支え続けてくれる 【日々の継続こそ 宝】

 私のこの肉体に 感謝

 頑張ってくれて有難う》

「いつステージに立ってもいいように」と考え、デビュー当時から50年以上、ルミ子流のセルフケアを続けている。

 最近ではマテ茶も愛飲。大のサッカー好きで知られているルミ子さんは、アルゼンチン出身のサッカー選手がマテ茶を飲んでいることを知り、自らのルーティンに取り入れたところ、快腸になったのだとか。マテ茶は鉄分やビタミンが豊富で滋養強壮、集中力を高め、「飲む野菜」ともいわれている。

 マテ茶には食物繊維が多く含まれるので、腸内環境を整えることに期待大。ただ、カフェインも含まれており、利尿作用の影響で水分不足になることもあるので、飲みすぎには注意が必要だ。

 さらに「芸能界No.1のバナナ好き」を公言するルミ子さんは、レコーディングやステージ、ボイストレーニングの前には必ずバナナを食べる。

「バナナに含まれるトリプトファンは幸せホルモンの『セロトニン』の材料になります。心の安定も女性の美と健康には必須要素ですね」(ますみかんさん)

解説/ますみかんさん 健康ジャーナリスト、イラストレーター。日本医学ジャーナリスト協会所属。難しいことをカンタンにおもしろく伝え、健康意識を高めてもらうことを目指す

(構成・文/鈴木晶子) 

ブログ更新のときにも、足を上げてのV字腹筋(本人提供)

 

ステージ前の柔軟。毎日続けてきたからこその柔らかさ!(本人提供)

 

「人に迷惑がかからない」ことを確認したら、美容院でも腹筋(本人提供)

 

便秘の薬を飲んでいたが、マテ茶を飲むようになってから薬が半減(本人提供)