中村奨成(日本野球機構HPより)

 女性関係の不祥事が続くプロ野球界で、また新たなスキャンダルが『週刊文春』で報じられた。

「広島カープの中村奨成選手についてです。記事によると、SNSを通じて知り合った女性を妊娠させ、堕胎を要求。女性の母親や弁護士を巻き込んでのトラブルに発展したということでした」(スポーツ紙記者)

 中村は'17年に地元・広島の広陵高校の捕手として甲子園に出場。清原和博氏が持っていた1大会の最多本塁打記録(5本)を更新する6本の本塁打を記録して話題となった。その年のドラフト会議で2球団からドラフト1位で指名され、抽選の結果、広島に入団した。

「長打力があり、肩も強くて足も速い。さらに、甲子園を沸かせた地元出身の選手ということで、期待されましたがプロ5年で通算2本塁打。今年は27試合の出場にとどまり、期待通りの結果は残せていません(同・スポーツ紙記者)

 実は、プロ入り前から素行を疑問視する声もあった。

「中学時代から野球に関しては注目されていましたが、野球がうまければいいというような感じで、チームメートに対してなど周囲には横柄な態度をとっており、学校で注意されるような髪型もしていました。当時の同級生も中村を“真面目ではなかった”と証言し、本人も“人生をなめていた”と話すほど、やんちゃな中学時代を送っていたようです。進学した広陵高校の中井監督が厳しく指導し、周囲への感謝を忘れない人に“更生”させたそうです」(球界関係者)

 だが、恩師の指導もむなしく、不祥事が報道される事態に。今年9月に『文春オンライン』が巨人の坂本勇人が一般女性を妊娠させ、中絶を迫ったことが報道されると、同じ月に同じく『文春オンライン』で横浜DeNAベイスターズの田中健二朗による妻へのDVが報じられるなど、プロ野球選手のスキャンダルが相次いで報じられ、モラルが問われている状況で、また問題が発覚した。

観客に手を振る坂本勇人(読売巨人軍 日本シリーズ優勝パレード2012年)

 そんな中、今インターネット上では今回の中村の騒動を“予見”していたと話題になっている記事がある。

巨人・坂本のような下半身の使い方だ

「今年1月31日のデイリースポーツの記事です。記事のタイトルは《広島・中村奨成 G坂本フォームで手応え 1軍で大暴れへ『下半身で飛ばす』》。中村選手の春季キャンプに向けての意気込みについて書かれたものですが、そこには《巨人・坂本のような下半身の使い方だ》という一文も。もちろん、これは野球について。中村選手が坂本選手のような打ち方をしているという打撃フォームについての解説ですが、今回の中絶報道を暗示していたのではないかと噂になっているようです」(前出・スポーツ紙記者)

 奇しくも“下半身”の関係でトラブルを起こした2人は、意外なところでつながっていた。野球の技術はマネしても、私生活まで先輩のマネをする必要はなかったのだが……。

 
中村奨成のインスタは投稿がすべて削除されている(10月27日現在)

 

中村奨成選手(公式インスタグラムより)、坂本勇人選手

 

 

坂本勇人選手(読売巨人軍 日本シリーズ優勝パレード2012年)

 

 

インスタグラムで使われ始めた坂本勇人選手をネタにしたフィルター