元カープ・前田健太選手(左)と中田廉氏(公式インスタグラムより)

 日本シリーズ『東京ヤクルトスワローズ対大阪オリックスバファローズ』の熱戦が伝えられるこの時期、一部のプロ野球選手にとっては首筋が寒くなる時期でもある。

 ドラフトでフレッシュな若手選手が入団する一方で、「戦力外通告」を言い渡された、つまりは「チームに必要ない」と解雇を言い渡される選手もニュースとして報じられるからだ。

「現役続行を希望して他球団からのオファーを待ったり、トライアウトに望みをかける選手。コーチ等の指導者や、“背広組”として裏方に転身する選手。また野球から一切足を洗って別の職種に就く選手などさまざまですが、中には突拍子もないことをしでかす選手もいて……」

 そう“意味深”な物言いをするのはスポーツ紙・野球担当記者。「プロ野球」を取り上げられた元選手が、始めた“突拍子もない”こととはーー、

《広島東洋カープの若手の二軍大野寮 12球団で規則が今も一番厳しい寮 食事中、私語禁止携帯触るの禁止 破れば罰則。いつの時代。》

 今シーズンまで『広島東洋カープ』で投手として活躍した中田廉(32)氏だ。戦力外通告をされた3日後の10月25日、自身のツイッターを更新してはカープの規則と思われる内容を綴り、批判してみせた中田氏。つまりはチームの“内部事情”を暴露したのだ。

 カープ選手に限らず、プロ野球選手の中にはツイッターやインスタグラム等のSNS投稿をして、質問の受け答えをしたりとファンと交流を図る選手は珍しくない。これもファンサービスの一環として許諾している球団も多いという。

“中絶”騒動の中村奨成の高校先輩

 そのSNSを駆使してナンパした女性ファンとの、“中絶要求”トラブルを『週刊文春』に報じられたばかりの元チームメイト・中村奨成捕手とは、偶然にも広島県の広陵高校の先輩後輩にあたる。

 そんな中田氏がクビになって即、SNS暴露に走るとはチームも、ファンも予想だにしない行為だったようだ。当然ながら、ファンらフォロワーからは批判と心配の声が寄せられたのだが、ネットトラブル事情に詳しいITライターによると、

「彼は反省するどころか居直るかのように、“やめた方がいい”と苦言を呈するフォロワーに向かって“見たくないなら、フォロー外して”などと挑発的な態度をとる始末。

 巷では“暴露系”ユーチューバーやインフルエンサーが流行っていますが、中田さんもまた切られた腹いせに“プロ野球の裏側”を暴き立てる、“暴露系元プロ野球選手”にでもなるつもりでしょうか」

 2009年シーズンから13年にわたってカープに所属。若手選手の兄貴分として投手陣をまとめ、さらには元カープの現役メジャーリーガー・前田健太投手とも親しいという中田氏。“ネタ”を豊富に抱えていることは確かだろう。

 数々の芸能人の暴露をして一躍、“時の人”となって国会議員にまで上り詰めた“ガーシー”こと東谷義和氏の前例もある。己の発信一つで大金も稼げる時代だけに、彼もまた第二の人生として“暴露系”に転身するというのか。

中田氏の暴露ウラに“大物カープ芸人”

 衝撃デビューから1日経った10月26日、新たなツイートを投稿した中田氏。次のターゲットは選手か、はたまた監督やコーチかと思いきやーー、

《昨日の自分の投稿で、あまりにも反響が大きくSNSの怖さを痛感しております。皆さまの気分を悪くし。カープを大好きで応援してくださる。ファンの方の気分を悪くしてしまった事に対して本当にすみませんでした。

「どうやら、彼のSNSには批判だけでなく殺害予告まで届いたそうで、反響の大きさと、自分がしでかした事の重大さに気づいたみたいで、1日にして反省して謝罪に至ったというわけです。

 彼にしてみれば元より悪気なく、投稿についた“#廉スポ”のハッシュタグの通り、『東スポ』さんのような“ノリ”で裏側を明かす投稿を始めたのでしょう。何でも熱烈な“鯉党”として知られる、カープ芸人の『極楽とんぼ』山本圭壱さんからアドバイスを受けたそうですが、加減がわからずにガチネタを投じてしまった、というのが騒動の真相だと思いますよ(笑)」(前出・ライター)

 戦力外通告を受けた日、マエケンからも「うそやろ」と気遣いの言葉をもらったことを明かしていた中田氏。チームを離れてもなお厚い人望を駆使して、今度はファンが幸せになるような暴露をしてほしい。

 
騒動となったカープの“暴露”ツイート(中田廉公式ツイッターより)

 

 

騒動を謝罪した中田蓮氏(公式ツイッターより)
騒動を謝罪した中田蓮氏(公式ツイッターより)

 

 

元カープ・中田廉氏のツイッター