田代まさし

《手の震えすごいけど大丈夫なの?》

《これは薬物の影響?》

 SNSを中心に拡散された動画に映っているのはラッツ&スターの一員として活躍した田代まさし。'19年に覚醒剤取締法違反などで逮捕され、'20年に懲役2年6か月(うち6か月は保護観察付き執行猶予2年)の判決で服役していた。

「福島刑務所に服役していましたが、10月27日に出所したようです。田代さんは違法薬物でこれまでに5度逮捕され、服役するのはこれが3度目。出所後に『FLASH』の取材を受け、'11年に再婚していたことや、今後は再婚相手が“監視役”となって薬物と闘っていくことを明かしていました」(スポーツ紙記者)

豆腐を持つ手がかなり震えて

 そんな田代が“シャバ”に出てきた直後の動画が話題になっている。

「韓国では出所の際に真っ白い豆腐のように生まれ変わるという意味で、豆腐を食べるのですが、それを田代さんがやるという内容。ですが、豆腐を持っている田代さんの手がかなり震えてしまっていました」(同・スポーツ紙記者)

11月4日にツイッターで拡散された動画には、手がブルブル震える田代まさしの姿があった

 動画を見た人から《禁断症状か?》という声もあったが、薬物の影響なのか。薬物などの依存症に詳しい新潟青陵大学大学院の碓井真史教授はこう説明する。

不安やストレスも影響

動画を見る限り、普通の手の震えではないですが、禁断症状とは言い切れないです。急に薬物をやめたときに禁断症状は出ますが、刑務所に入っていて、薬は抜けた状態で出所してきています。出所直後に禁断症状が出るというのは考えにくいです

 '19年の逮捕前にNHKの番組に出演した際に“クスリを使っているときは手の震えが止まる”と話していた田代。クスリを断っている証拠といえるかもしれないが、今回の手の震えについてはどんな要因が考えられるのか。

「不安や緊張、ストレスによって、薬物を使っていなくても、使っていたときと同じような心身の不調があらわれることがあります。それも依存症の人にとってはつらい症状のひとつです。刑務所から出るというのは、環境が大きく変わることなので、不安やストレスなどが影響した可能性があります」(碓井教授)

 刑期を終え、自由の身になった。今後はというと─

講演やYouTubeでの活動をしていくようです。'19年の逮捕前には『田代まさし ブラック マーシー半生と反省を語る』というチャンネル名でロックバンド・COOLSの佐藤秀光さんとトークをするスタイルで刑務所暮らしのつらさやラッツ&スター時代の話をしていました。現在は田代さんと親交のあった井上ケイさんという人物が引き継ぎ、『KEI Family』とチャンネル名は変わっていますが、動画投稿は続けられているので、すぐに再開できる状況です」(前出・スポーツ紙記者)

逮捕前のYouTubeでは懲罰房など刑務所生活の話をしていた(『KEIFamily』より)

“五度目の正直”で今度はシャバの空気を吸い続けることができるのだろうか。

 
11月4日にツイッターで拡散された動画には、手がブルブル震える田代まさしの姿があった

 

11月4日にツイッターで拡散された動画には、手がブルブル震える田代まさしの姿があった

 

逮捕前のYouTubeでは懲罰房など刑務所生活の話をしていた(『KEIFamily』より)

 

'00年、パチンコに興じる田代まさし