30分で30人前の精進料理を作ることになったミタゾノが千手観音化!?(撮影/高梨俊浩)

 あのミタゾノが、ステージに舞い降りた!

 現在、東京・EXシアター六本木で公開中の舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE~お寺座の怪人~』。TOKIO・松岡昌宏主演の大人気ドラマシリーズ『家政夫のミタゾノ』が、初めて舞台作品に。

ドラマファンも大満足の舞台

お賽銭はごくらくPayでね♪(撮影/高梨俊浩)

 女装した大柄な家政夫・三田園薫が派遣先の家庭の内情を覗き見し、そこに巣くう“根深い汚れ”までをスッキリと落としていく痛快ドラマシリーズだが、過去5つのシリーズすべてが深夜帯として異例の高視聴率をマーク。お茶の間を魅了し続けている。

 今回の舞台の舞台はお寺、その名も座捨得寺(ザ・ステージ。ややこしい)! ついつい声に出して読みたくなるタイトルにもあるように謎の“怪人”も登場し、寺の後継者争い、消えるお布施など寺内部の問題をかき乱す……。

 もちろんドラマでおなじみの“知って得する家事テク”も随所で披露され、ミタゾノが所属する『むすび家政婦紹介所』のメンバーもバッチリ登場するのでドラマファンも大満足の舞台だ。

 何より生で見るミタゾノのサイズ感(大きい!)と存在感(圧倒的!)、スピード感(キレキレ!)に感動する。もはや誰も“あんな女装の家政夫が現れて、なんでみんな平然としてるの?”なんて思わない。それくらい『ミタゾノ』のキャラは確立している。

骨まで染みたミタゾノスタイル

TOKIO・松岡昌宏主演の大人気ドラマシリーズ『家政夫のミタゾノ』が、初めて舞台作品に(撮影/高梨俊浩)

 

 初日を目前に控えた公開稽古後の会見では、「18公演突っ走ってまいります。痛み入ります」と、ミタゾノになりきってご挨拶をした松岡。

メイクはふだんどおり自分で。舞台だからちょっとリップを赤くしたけど、10分もかかっていません。もはやミタゾノが骨まで染みてきました(笑)」(松岡、以下同)

 ドラマ版に登場していない六角精児が“実はドラマを見ていない”と明かすと、

「ウチの精児はそんなひと」

 と拗ねてみせ、“もう(年齢的に)寝るのが早いので……”と逃げる六角に、

「嘘つけ、飲んでたんだろ」

 と、可愛く責める(!?)女子力の高さ。取材班の目にも、だんだんミタゾノが“仕事のできるイイ女”に見えてくるから不思議だ。

 なお、ミタゾノの“覗き”にちなんで“いま覗いてみたいものは?”と問われると

「今日がウチの社長(城島茂)の52歳の誕生日なんで、何してんのか?って覗きたいですね。俺が初日だっていうのに(笑)」

 と、このときばかりはメンバー愛を語るTOKIO・松岡の顔になった。

 大人気の公演は現状すべてソールドアウトだが、どうしても見たいアナタに吉報! 最終日、12月4日17時より全国各地の映画館でライブ・ビューイングの開催が決定! ミタゾノの“痛み入ります”を堪能しに行って!

舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE~お寺座の怪人~』

『家政夫のミタゾノTHESTAGE~お寺座の怪人~』キャスト(左から)原嘉孝、矢作穂香、松岡昌宏、余貴美子、六角精児(撮影/高梨俊浩)

《東京公演》2022年11月17日~27日 EXシアター六本木
《大阪公演》12月3日、4日 森ノ宮ピロティホール

※ライブビューイングの詳細はコチラ
https://liveviewing.jp/mitazono-stage/