AKB48・岡田奈々(2014年)

 2005年の劇場公演で活動をスタートさせ、誰もが知る国民的アイドルグループに成長した『AKB48』を“根底”から覆すような騒動が起きている。

 発端は11月19日に『文春オンライン』が配信した記事。現AKBでセンターも務める中心メンバーの岡田奈々が、ミュージカルで共演した俳優・猪野広樹と家族ぐるみの交際をしている、というものだった。

 記事によると、2人は岡田の父親と一緒に新築マンションの内見をしていたことから、アイドルが恋人と同棲生活をスタートさせるとでもいうのだろうか。

 すると翌20日に自身のツイッターを更新して、《あなたが悲しむ姿も、あなたがファンの方を悲しませる姿も、見たくなかった。こんなに近くにいて何もできなかった私にも責任があります》と綴ったのは、AKBの3代目総監督を務める向井地美音。

 岡田のことを述べているのは明らかで、その上でファンに謝罪をするとともに、次に衝撃的な“AKB改革宣言”を掲げてみせたのだった。

《今まで曖昧になっていた『恋愛禁止』というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います。運営と相談し、どのような形であれ必ず結論を報告させて頂きます》

 かねてより芸能活動をしてきた、ファンに夢を与えるアイドルの責務として彼女たちに科せられてきた“恋愛禁止ルール”。総監督として、“鉄の掟”とも言えるグループ内の“ルール”を改める、つまりは“恋愛解禁”に向けて働きかけることを宣言したのだ。

現役、OGが次々とルールに苦言

 すると、即座に反応を示したとされるのが元AKBメンバーの鈴木優香。自身のツイッターを更新して《んー、、ルールってなんやろなあ》と、総監督が言ったであろう“ルール”に疑問を投げかけた。

 2021年4月に『文春』に男性関係を報じられた鈴木は、同年9月に卒業した身。彼女にしてみれば、このタイミングで改革に踏み出したことに納得がいかない気持ちもあるのかもしれない。

 同じく20日、今度は現役メンバーである岡部麟がインスタグラムのストーリーズを更新。《????》《なんかそーゆうことじゃない気もするけど》《分からん!》と、立て続けに意味深コメントを投稿。

 さらに11月21日、今度は元STU48メンバーの佐野遥もツイッターで、《アイドルやってる以上恋愛は絶対隠し通すか恋愛しないことを徹底しないとファンとして応援出来ないと思う》《恋愛が表に出る事のないようにするのは仕事の内》と、踏み込んだ持論を展開。

 グループ内の事情をよく知る現役メンバー、そしてOGの発信に、彼女たちを応援してきたファンも疑心暗鬼になっているのか、ネット上で“恋愛禁止ルール”の存在意義をめぐっての大論争が起きている。

 これに自身のツイートが飛躍して拡散されていることに危機感を覚えたのか、向井地は《言葉足らずで誤解を生んでしまっているので補足させてください》とツイートを投稿。

改めて運営に確認をとったところ『AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている』とのことでした》

実質的な“AKB恋愛解禁”宣言

 “恋愛禁止ルール”を考え直すもなにも、そもそもAKBに“そんなルールは存在しない”との答えを示したのだ。つまりは総監督の立場から、メンバー各々に向けて「恋愛するもしないは自由」ともとれる宣言をしてみせたのだ。

 この答えに照らし合わせると、ルールに首を傾けた鈴木優香を含めて、これまで熱愛や男性関係をキャッチされた後に、追われるようにAKBを脱退したメンバーたちは自らの意思で卒業を選んだということになるがーー、

「やはり“曖昧”なままのような気もしますね」とは、AKBをはじめとした女性アイドルを取材してきた芸能ライター。

「片や、歴代の総選挙でも上位にランクインした人気メンバー。つまりはCDを多く売ったメンバーですが、熱愛が報じられても卒業することなく、何事もなかったかのように居座り続けていたイメージもあります。この差は何なのか(苦笑)。

 そして岡田は現在のAKBを牽引するメンバーの1人で、加えて向井地とは自他ともに認める親友でもあります。そんな経緯と内情を知っているからこそしらけてしまう、チクリとしたいメンバーもいるでしょうし、本気で“推し”に恋してきたファンが納得いかない部分もあるのだと思います」

2014年5月、「AKB48選抜総選挙ミュージアム」オープニングセレモニーに出席した岡田奈々

 さて、恋愛禁止ルールの議論ばかりが加熱して報じられているが、その裏ですっかり鎮火した印象を受ける岡田の熱愛。

熱愛に関係なく、卒業の可能性も

向井地の改革宣言ツイートにこっそり“いいね”を押していますね(笑)。“ルールは存在しない”という大義名分のもと、彼女が処分を受けることはありませんし、この一件で直ちにAKBを卒業することはないでしょう。まずは“逃げ切った”という感じですね」(前出・芸能ライター、以下同)

 “この一件で”ということは、この先にAKBを卒業する可能性があるということだろうか。

「2021年の事務所移籍を機にソロ活動の幅を広げている岡田。グループでも随一とも言われる歌唱力を武器に、近年はミュージカル女優としての才能を開花させて場数を踏み、2023年からは初の全国ソロツアーも控えています。

 そしてAKBとして初ステージに立ってから今年で10周年、11月に25歳を迎えた彼女がリスタートを切るにはいいタイミングとも言えます。今後はアイドルとしてではなくアーティスト、そして女優の道を進むための“勇退”も考えられますよ」

 熱愛をスクープした文春取材に対して、岡田の所属事務所は《プライベートについては本人に任せております》と、猪野との交際は公認済みとも思わせる回答をしていた。

 向井地が親友を守るかのように宣言した時には、すでに岡田は“恋愛禁止ルールは適用されない存在になっていた”ということだろうか。

 
AKB48のファンが関連グッズの数々を粉々に(Twitterより)

 

岡田奈々の熱愛報道をきっかけにAKB48グッズを譲り始めたファン(Twitterより)
AKB48のファンが関連グッズの数々を粉々に(Twitterより)

 

 

2014年5月、「AKB48選抜総選挙ミュージアム」オープニングセレモニーに出席した岡田奈々