'23年1月から放送予定のドラマ『大病院占拠』の撮影を終えた櫻井翔は「お疲れさまでした」とスタッフに手を振って帰宅した(2022年)

 11月22日の夕方、東京・多摩地区の廃業したガソリンスタンド跡地は、ものものしい雰囲気に包まれていた。

赤色灯をつけたパトカーが何台も止まっていて、何か事件があったのかと思いました。でも、その中に櫻井翔さんの姿が見えたので、ドラマの撮影だとわかりました」(通りがかった人)

 '23年1月から放送予定のドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)のロケが行われていたのだ。

「鬼のお面をかぶった謎の武装集団に占拠された大病院を舞台にしたサスペンスドラマです。詳しいストーリーは明かされておらず、発表されているキャストも櫻井さんだけ。人質救出に向かう刑事を演じます」(テレビ誌ライター)

主演の櫻井翔は「こんなに男くさいキャラクターは初めて」と語る(公式HPより)

 櫻井は大みそかのNHK『紅白歌合戦』に“スペシャルナビゲーター”として参加することが決まっている。

「個人での紅白の司会は3回目ですね。バラエティー番組のMCを務めていますし、'21年に主演した日本テレビ系ドラマ『ネメシス』の映画版が来年3月に公開予定です。安定して仕事は順調ですね」(同・テレビ誌ライター)

撮影中にズボンのボタンが取れて──

 '20年末の嵐の活動休止から、もうすぐ2年になる。

「プライベートで大きな変化がありましたね。二宮和也さんと相葉雅紀さんは、それぞれ第2子と第1子が誕生。櫻井さんも'21年に大学時代の同級生との結婚を発表しました。ジャニーズ事務所は滝沢秀明さんの退所やキンプリの“分裂”騒動で揺れていますが、嵐のメンバーはそれぞれの活動に全力で取り組んでいます」(スポーツ紙記者)

 不安定な状況を意に介さず、櫻井は黙々と撮影に取り組む。

ガソリンスタンドでの撮影では、車の陰に隠れて犯人たちが争っている部屋に走って突入するシーンがありました。激しく動き回っていたせいでズボンのボタンが取れちゃって、スタッフさんに直してもらっていました」(ロケを目撃したファン)

 現場では見学やケータイでの撮影も禁止で、スタッフが徹底的にガード。ただ、発砲シーンでは大きな銃声が周辺に響きわたった。

近所のお寿司屋さんから驚いて飛び出してきた人もいました(笑)。翔クンは演技に集中していて、手を振っても応えてもらえず。集まった地元の女の子たちから“翔クーン!”と声が上がっても真剣な表情のままでした」(同・ファン)

 本格的なアクションが見どころなので、櫻井はジムに通って身体づくりに励んでいるという。劇中では、自らが銃を扱うシーンもある。

スタッフさんから銃の扱い方の指導を受けていましたよ。翔クンは“うお~!”ってビビった顔をしていて(笑)、おそるおそる銃を見ていました」(前出・ファン)

 体当たりで新境地に挑む櫻井。“本気”でぶつかることでジャニーズの後輩たちにメッセージを送っているのかも。