ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』NHK総合1月9日(月)夜10時45分スタート。全20回毎週月~木。出演:丸山礼、トリンドル玲奈、犬飼貴丈、栗山千明、アンミカ

 あの“自サバ女”がついに実写化される。

『ワタシってサバサバしてるから』ドラマ化!

「'20年にWebコミックスとして配信が開始されたとらふぐさん原作で江口心さん作画の『ワタシってサバサバしてるから』。今回NHK総合の夜ドラでドラマ化されることになりました。主人公の“自サバ女”・網浜を丸山礼さん(25)が演じます。

 ネットを見ている人なら一度は原作コミックスの広告を見たことがあるのではないでしょうか? 小太りでショートカットの主人公が強烈なセリフを吐いているひとコマに思わず“続きを読む”をクリックする人が続出しました。丸山さんが網浜をどう演じるか、注目が集まっています」(スポーツ紙記者)

(C)江口心・とらふぐ/DPNブックス

 主人公の自サバ女こと網浜奈美は“私ってサバサバしてるから”を言い訳に傍若無人に振る舞うが、美人で女子力の高い後輩にはかなわない。そんな読者がスカッとする展開が見どころだが実際の自サバ女はもっとタチが悪い? 女性読者1000人を対象に身の回りの自サバ女のセリフとともに自サバ被害エピソードを赤裸々に語ってもらいました。

1位「ワタシって男といるほうが楽だから」

「大学時代の同級生のA子(30)は“女って苦手、男といるほうが楽”が口癖の自サバ女。“女ってネチネチしてるから男といるほうがサバサバしてる私には合ってる”といつも言っていました。大学のサークルでも男性メンバーとばかりつるんでいて周りの男性からも“A子は男だよ”なんて言われて本人も喜んでいました。

 私もA子の言うとおり彼女のことをサバサバしてるんだろうなと信じて疑わなかったのですが、大学を卒業後に自サバ女だと知りました。サークルの女性メンバーの悪口を男性メンバーに吹聴していたんです。

 卒業後にサークルのBくんと話す機会があったんですが“なんでみんなでA子のこといじめてたの? いじめられるような子に見えないから不思議だよ”と言われたんです。え!?って感じ。いじめなんてまったくないし、むしろ女子苦手~とか言って避けられてたのはこっちだよって感じ」(東京都・Yさん・30)

(C)江口心・とらふぐ/DPNブックス

 同性をやたらと敵視するのも自サバ女の特徴のひとつ。

「職場の同僚は“女性って面倒だから男といるほうが楽なんです”が口癖。私たち同期が誘っても無視。それなのに男性社員には女子からハブられているアピールを欠かさない。

 いつも変なロゴTシャツを着ていて清潔感に欠ける身なりで、飲み会ではつぶれるほど飲んで、お酒を自制している私たちに“割りものなんて飲めなーい、ぶりっ子してるんですかぁ”などと絡むんです。男性社員はアンタが自サバだとみんな気づいているよ!」(東京都・Nさん・27)

 独特のファッションセンスを持つ“自サバ女”。どこで買ったのかわからない服を好んで着ているのも個性かつポイントらしい。

「幼稚園で男児持ちの母親が娘を持つ私に“男の子ママはサバサバしてる人が集まってるよねー”といつも言ってきます。“私もサバサバだからさー、娘は無理だわ”と聞いてもいないのに。だから何?って感じなんですが“娘持ったらなんかライバル視してイライラしちゃいそう”と言われたときはぞっとしました。

 自分の娘をライバル視とか発想が全然サバサバしてない! 気持ち悪いなと思って距離を置いています。その母親ばかりかその息子もネチネチしていて子どもの間で浮いていることに気づいていないのかな」(千葉県・Kさん・38)

 男子を崇拝しがちな自サバ女なのだ。

2位「ワタシって他人に興味ないから」

「ママ友のC美は“サバサバだから他人に興味ない”といつも言います。そのわりには噂話が大好きで知りたくもない他人の家庭事情を話してきます。他の子のテストの点とか、習い事事情とかどうでもいい話ばかり。

 たまに私があの家ってこうなんだっけ?と質問すると“興味ないから覚えてないわー”とか“よく他人の家に興味持てるねー、私はないわー”などと言ってきます。なんのアピールなんだろうと思いますが、私は彼女のことを誰よりもネチネチしていて他人に興味がありすぎる人として認識しています」(千葉県・Iさん・37)

 興味ないアピールを欠かさないのも自サバの“謎武器”。他人に興味がない自分がカッコいいという認識なのか。

3位「ワタシってすぐぶっちゃけるから」

「職場のお局は自サバ女の典型。“裏でネチネチ言えないからさー”を枕ことばに無神経なことをズケズケと言ってきます。私が結婚したらすぐに“子どもはまだ? ひょっとして不妊?”とか、部署内の誰かに子どもができると“先越されちゃったねー”とか、私自身全然思ってもないようなことを言ってきて、そのお局の発言の下劣さにあきれます。

 女子社員にはズケズケ言うのですが男性社員には“Aくぅーん”とか呼んでかわいがり姉御肌を演出。いつもパンツスタイルでダボッとした格好をしているのは勝手ですが、他の女子社員が普通に仕事用のコンサバファッションをしていると“オンナ出してるねぇ”などと言ってきますが、これは社会人としてのたしなみだっちゅーの!」(東京都・Sさん・45)

 当たり前のたしなみを“女子力出しちゃって”などとやっかむのも自サバ女。

(C)江口心・とらふぐ/DPNブックス

4位「ワタシって女子力とかないから」

「合コン仲間だったTは自分以外の女子を褒めてるようでけなす自サバ女でした。例えば、合コン相手の男性に“Cちゃんってすっごく可愛いんですよ~”から必ず始まるんです。内容は“お肌ぷるぷるですごいですよね! マメに美容皮膚科に通っててヒアルロン酸とか高い施術してるのぉ。私はヘチマローションだけ。ガサツですよねぇ”みたいな。

 その暴露いる!?っていうやつを必ずぶち込んでくるんです。本当は誰よりも美容にお金かけていてプチ整形までしているのをみんな知ってるけど言わないだけ。同じ土俵に上がりたくないから。今では合コンをやってないし、会う機会もなくなりましたけどいろんなコミュニティーでそれやってたんだろうな」(神奈川県・Hさん・32)

 自サバは陰での努力をなかったことにしたい生き物らしい。天然できれいな“ワタシ”が理想なのだろうか。

    *  *  *

 女性の心理に詳しいカウンセラーの小日向るり子先生は、「私ってサバサバしてるから」と自称する人間を、

「本来サバサバの意味は《物事にこだわらないこと》なのですが、“サバサバしているでしょ”の発言の背後には“そうだと言ってほしい”という他人からの承認を求める感情があります。承認を求める時点で本人はサバサバという物事にこだわってしまっています。この矛盾した言動が他人から見ると不快に映るのではないでしょうか」と、自サバが実はサバサバしていないことを心理学的に解き明かす。

「すぐぶっちゃける、というのも本人としては自分のサバサバな性格の1つの側面としてアピールしたいのでしょうが、第三者から見るとその言動は《ガサツな人》として映ります。ガサツとは《動作や言葉が荒っぽい》というネガティブな意味。つまり、発する当人はポジティブな私の性格アピールなのですが、受け取る側の心理は真逆」

 サバサバを自称することは真逆の意味を周囲に与える。“自サバ女”に陥らないように!

ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』NHK総合
1月9日(月)夜10時45分スタート。全20回毎週月~木。出演:丸山礼、トリンドル玲奈、犬飼貴丈、栗山千明、アンミカ

累計5500万ダウンロードを突破した人気作品『ワタシってサバサバしてるから』(原作:とらふぐ、漫画:江口心)。サバサバを盾に日々傍若無人に振る舞う網浜奈美の巻き起こす騒動を描いたコメディー。漫画の主人公の網浜は周囲から煙たがられても強メンタルと無駄にポジティブ思考でめげない。その姿は憎々しくも愛らしい
累計5500万ダウンロードを突破した人気作品『ワタシってサバサバしてるから』(原作:とらふぐ、漫画:江口心)。サバサバを盾に日々傍若無人に振る舞う網浜奈美の巻き起こす騒動を描いたコメディー。漫画の主人公の網浜は周囲から煙たがられても強メンタルと無駄にポジティブ思考でめげない。その姿は憎々しくも愛らしい

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【出演】
TK(芸能記者)
あっきー(芸能記者)

【パーソナリティ】
木村彩乃(フリーアナウンサー)

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