近藤真彦

 滝沢秀明、キンプリの3人、マリウス葉、そして次は誰が……と、今後も退所ドミノは続きそうだが、ひと足先にジャニーズ事務所を飛び出した“元・長男”こと近藤真彦は絶好調だ!

「2021年4月にジャニーズを辞めたマッチさんですが、その年の11月に“リスタート”と銘打ったライブを開催。直後から日本各地を回って歌っています。2022年7月で58歳になりましたが、それもファンに向けて“昭和の元気な58のオジサンを見に来てください”というメッセージにして、自虐ネタにしていました(苦笑)」(スポーツ紙記者)

 そもそもマッチは、2020年11月に『週刊文春』で25歳下の女性社長との不倫疑惑を報じられたことで無期限の活動自粛を発表。それが詳細な説明もないままジャニーズを辞めて、歌手活動を精力的に再開するようになった。

「ジャニーズ事務所に所属しているときは、自身がオーナーを務めるレーシングチームに夢中で、コンサートは数年おきにしか開催しなかったマッチさんが、今はかなりのハードスケジュールをこなして、イキイキしているんです。コンサートのチケットは、ほとんど完売御礼。今は自身ひとりの事務所ですから、自分で稼ぐ必要があるんでしょうね」(同・スポーツ紙記者)

 2022年12月には、ファンとの距離が近いディナーショーも開催した。

若いころのマッチさんは、ファンが近いと衣装が引っ張られたり破られたりするから、客席に近づくのが嫌だったと公言しています。そんなマッチさんが神戸、長崎、函館、横浜という地方4か所を選んでディナーショーですからね。その土地を選んだのは、港町=港“マッチ”というダジャレ(苦笑)。ただ、チケットは5万5000円以上もするのにソールドアウトが出たそうです」(同・スポーツ紙記者)

ディナーショーだけで稼ぎは億超え

 チケットの売り上げはもちろん、ショーの内容も好評だったのだろう。内情を知る芸能プロ関係者に聞くと、

「集客が難しいかもと思われていた長崎で300人を動員。函館も280人。会場となったホテルは両方、過去のディナーショー動員記録を更新したとか。神戸と横浜は各2公演で各500席。計6回のディナーショー公演で少なくとも約1億4000万円以上を稼ぎ出したことになります。私も横浜公演を見に行きましたが、ショー自体も力を入れていて、ファンなら楽しめる内容だったと思います。元ジャニーズの後輩も来ていましたしね」(芸能プロ関係者)

 2022年11月に開催されたライブには、元『少年隊』植草克秀、元『光GENJI』大沢樹生、元『忍者』正木慎也などの“辞めジャニ”が集っていたが、

「横浜のディナーショー最終日には、植草さんのほかに、元『光GENJI』の佐藤寛之さんと山本淳一さんが会場に来ていて、マッチさんに紹介されていました。でも“光GENJIの地味なメンバーです”なんて、マッチさん得意の後輩イジリで会場を盛り上げていました」(同・芸能プロ関係者)

それぞれの道を歩む“辞めジャニ”

 2022年12月31日には石川県で開催された地元新聞社が主催するカウントダウンコンサートに参加したマッチ。相川七瀬らと共演し、参加歌手の1人としてイベントを盛り上げた。

 ジャニーズを抜けてから1年以上、ずっと走り続けるマッチ。そろそろ、ゆっくりして……と思いきや、

「2023年の年明け1月5日から、ジャニーズ時代からの親友であるギタリストの野村義男さんと全国ツアーをスタートさせています。北海道から沖縄まで、全国8か所をまわり、20代のころのようなスケジュールをこなす予定です」(前出・スポーツ紙記者)

 ただ、ジャニーズを飛び出して、地道に活躍している昭和時代の元アイドルはマッチだけじゃない。

「ご存じ、元『少年隊』の錦織一清さんと植草さんは、2022年の年末に2人でディナーショーを開催。こちらもチケット代が4万5000円もしたのに、2日間、各570席がソールドアウト。急遽、もう1回昼に追加公演もソールドアウト。大沢樹生さんは、2023年4月に行われる東京都北区の区長選に出馬することを表明しており、1月4日にはプロレス団体のイベントに参加して、出馬の意気込みをアピールしていました」(同・スポーツ紙記者)

 往年のアイドルたちは、今もギンギラ輝いている!

 
'09年、まだ幼かった息子とたわむれる近藤真彦

 

'09年、まだ幼かった息子とたわむれる近藤真彦

 

息子を見つけ両手で手を振る近藤真彦(2009年)

 

近藤真彦(2009年)