息子・陸の漫才を見届けた後、直撃を受ける宮迫博之

「『M‐1』の審査員はダメなところをちゃんとダメって言わないじゃないですか。今日は言うべきだと思います」

 そう意欲を見せたのは宮迫博之。1月19日、都内でお笑いイベント『宮迫と小沢がネタを見る会』が開催された。

「宮迫の息子」として見られたくなかった

「若手芸人をメインにしたお笑いライブで、宮迫さんとスピードワゴンの小沢一敬(かずひろ)さんがMCを務めました。公式ホームページでは《リアル芸人育成ライブ》とうたっていて、9組の若手芸人たちがネタを披露。MCの2人がそれにアドバイスをする、という形式のイベントです。宮迫さんを近い距離で見られるイベントは久しぶりなこともあって、平日の夕方からの開催にも関わらず客席はほぼ満席でした」(お笑いライター)

 話題を呼んだのはMCの2人だけではない。ネタを見せる若手芸人の中に、大注目の人物がいたのだ。

「『フライドポテト』というコンビが今回参加しているのですが、ツッコミ担当の藤井陸さんは、なんと宮迫さんの長男なんです。このライブは、とても珍しい“親子共演”の場だということで、ファンの間で話題になりました」(同・お笑いライター)

 宮迫と藤井は同じお笑い芸人として活動しているものの、これまでコラボしたのはわずか1回だけ。

「藤井さんは昨年11月に、宮迫さんのYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』で親子初共演を果たしていますが、それまでは“共演NG”とばかりに、表舞台に2人で立つことは一度もありませんでした。藤井さんは過去のインタビューで“『宮迫の息子』として見られたくなかった”と明かしていて、芸名も母親の旧姓を使っています。初めは宮迫さんとの関係性を隠すつもりだったそうですが、バレてしまった現在は隠すのをやめて、共演を“解禁”しました」(同・お笑いライター)

「超えてほしい」宮迫を直撃

 こうして実現した2度目の共演は、和気あいあいとした空気のなかで行われた。

「宮迫さんは若手芸人のネタを見るとき、演者に目を向けて笑顔でメモを取っていました。ただ、藤井さんの出番では照れくさいのか、少し目をそらすこともありましたね。

 とはいえ、ネタへのコメントはまじめにしていて、藤井さんに“ツッコミに抑揚がない”と厳しいことも言っていました。小沢さんが藤井さんに“宮迫さんの隣にいきなよ”とけしかけて“イヤ!”と拒否する場面もあり、親子イジリで笑いを取っていました(笑)」(来場していたファンの女性)

 今回の共演を“父”としてどのように感じたのか、ライブ終了後の宮迫を直撃した。

――息子さんとの共演はいかがでしたか?

「いやあ、楽しかったです。ネタも面白かったですよ。もちろん粗削りな部分もたくさんあるので、いくつかダメ出しもしてしまいましたけど(笑)」

――息子さんへのアドバイスは甘めに?

「いえいえ、もちろん贔屓(ひいき)はしていないですよ! 出演者は20代前半の子たちばかりなのにレベルが高くてびっくりしましたね。面白かったです。これからもっともっと面白くなっていくと思いますよ」

記者の直撃に驚いた様子を見せるも、終始穏やかな口調で対応する宮迫博之

――今後、息子さんが宮迫さんのライバルになるんでしょうか?

「ライバルかあ!(笑)。ネタで対決、なんてことはないでしょうけども。ぜひ超えていっていただければうれしいですよね」

――今後『宮迫さんがネタを見せる会』のご予定は?

「そうですね。それこそ小沢たちと“俺たちも漫才やコントがしたいよね”と話しています!」

 終始はにかみながら答えると、一礼して去っていった。次は宮迫と藤井のコラボ漫才が見たいんですッ!

 

 

『宮迫と小沢がネタを見る会』嫌がりながらも宮迫博之の隣に並んだ息子の陸。「若い頃の宮迫さんにそっくり!」とスピードワゴン小沢一敬も驚く

 

ライブ開演1時間前、アシスタントと共に現れた宮迫博之

 

お笑いライブ終わりに記者からの直撃取材を受ける宮迫博之
記者にお礼を言うと、笑顔を見せて去っていった宮迫博之