椎名林檎

 1998年、シングル『幸福論』で鮮烈なメジャーデビュー。今年で25周年を迎える椎名林檎が、2月から5年ぶりの全国ツアーを開催する。

「1月11日には初のリミックスアルバム『百薬の長』をリリース。今年は“生誕45周年”も記念して、精力的な活動を行っていくようです」(音楽誌ライター)

 ファンの期待は高まるが、少し前にはこんな騒動があった。

「『百薬の長』の特典グッズが、赤の背景に白の十字とハートが描かれた『ヘルプマーク』にソックリだと大炎上。所属のレコード会社は、グッズのデザイン改訂とアルバムの発売延期を発表しました」(レコード会社関係者)

 ヘルプマークとは、外見からはわからない援助や配慮が必要な人が、それを周囲に知らせるためのもの。

「そういった本来の目的を把握せず、単純に“カワイイから”という理由だけでまねたのではないか、といった指摘もありました」(ワイドショースタッフ)

 椎名の言動は、過去にもたびたび問題視されてきた。

ライブで旭日旗を模したような旗を観客に振らせたり、愛車に“ヒトラー”と名づけたり。これまで“お騒がせ”を繰り返してきましたが、そのたびに熱狂的ファンからは“椎名林檎にキレイごとを求めるほうがおかしい”といった声も上がりました」(同・ワイドショースタッフ)

 これまでNHK紅白歌合戦に通算9回出場。オリンピックのセレモニーに関わってきた実績もある。

「もうグッチは着ない」

自身と同じ誕生日のミケーレ氏に祝福メッセージを送る椎名林檎(ツイッターより)

 そんな“カリスマ”歌姫は最近、ある“訣別”を宣言しているようで……。

「彼女はイタリアの有名ハイブランド『グッチ』の大ファンで、私服だけでなくステージ衣装にも取り入れています。その大きな理由が、ブランドのディレクターを務める鬼才のデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレ氏の存在。とにかく彼のことをリスペクトしていたのですが、昨年11月にグッチがミケーレ氏の退任を発表。それで“彼が辞めるなら、もうグッチは着ない”と周囲に語っているんです」(椎名の知人)

 過去のインタビューでも《作品へ触れるたび、こちらがものを書くうえでの姿勢を正されます》と、ミケーレ氏の生み出すアイテムに対する深い愛情を語っている。彼女とグッチに関しては、こんな話も。

「ステージ衣装は個人事務所の経費で購入しているかと思いますが、椎名さんが直近の12か月間で日本にあるグッチで購入した商品の金額は1億円以上になると聞きます」(同・知人)

 グッチとの訣別や購入金額について、椎名の個人事務所に問い合わせると、金額に関しては《事実ではございません》と否定したが、お買い物まで“お騒がせ”な女王っぷりのようで。

 
ツイッターでも話題になっていた『ミュージックステーション』出演時の椎名林檎のサングラス。大きなチェーンもグッチ

 

自身と同じ誕生日のミケーレ氏に祝福メッセージを送る椎名林檎(ツイッターより)
学校の前で親友とポーズをキメる中学生時代の椎名林檎

 

問題となった特典グッズ(椎名林檎オフィシャルサイトより)