横浜流星

「やるべきことはやってきたので、あとは役として舞台上で生きるのみ」

 茶色の着物に身を包み、鋭い目つきで顔には無精ヒゲ。長髪を高い位置で結ったその姿は、かの有名な剣豪・宮本武蔵……の衣装を身にまとった、横浜流星。2月9日に、舞台『巌流島』の初日前会見に登壇し、思いの丈を語った。

「宮本武蔵と佐々木小次郎の有名な対決を、TBS系のドラマ『SPEC』シリーズなどで知られる堤幸彦さんによって描かれる舞台です。宮本武蔵役を横浜さん、佐々木小次郎役は中村隼人さんが演じます」(スポーツ紙記者)

 横浜はここ1年間で『第46回 日本アカデミー賞』優秀助演男優賞をはじめ、4つの賞を受賞し、ドラマや映画のオファーは殺到。そんな多忙のなかにあっても、舞台への意気込みは強いという。

「ドラマやCMの仕事も並行して行っていて、昨年末は12月30日まで撮影があったそうです。今回の舞台公演はギリギリのスケジュールを何とか調整して、全国8都市を1か月以上かけてまわります」(同・スポーツ紙記者)

 戦友ともいうべき共演者たちへの感謝の思いは、稽古中からも見て取れる。

「1月中旬、横浜さんが食事を差し入れしてくれたんですが、なんとうなぎのかば焼きがのった豪華なおにぎりだったんです。ちょうどそのとき、稽古は殺陣のシーンを迎えていて、体力を使うタイミングだったため、“これはうれしい”と、現場は大盛り上がりでした」(舞台関係者)

 差し入れに選んだのは、浅草のうなぎ専門店。

「リーズナブルな価格で国産うなぎが楽しめると評判の人気店ですよ。おにぎりは、1個600円ほどと少し割高ですが、うなぎということを考えればコスパは悪くないでしょう」(グルメライター)

販売店も「光栄です」喜びの声

横浜流星が差し入れた浅草のうなぎ店のおにぎり(うなぎ店のインスタグラムより)

 うなぎ店に問い合わせると、喜びの声を聞かせてくれた。

「事務所の方経由で100個ほどご注文をいただきました。ご好評だったようで大変光栄です。うなぎや米、味つけにもこだわっており、冷めてもおいしく召し上がっていただけますから、差し入れに使っていただけたんじゃないかなと」(うなぎ店の広報)

 前出のグルメライターも、

「横浜さんなら豪華なうな丼の差し入れもできたでしょうが、手に取りやすいおにぎりにすれば、気軽に食べてもらえると考えたんでしょう」

 差し入れだけでなく、稽古中も頼りがいのある“一流”の姿を見せているようだ。

「集中するべきところと、少しリラックスして臨むべきところの見極めが上手で、バランスよくキャストの舵取りをしてくれています。そのおかげで現場は雰囲気がいいですね」(前出・舞台関係者)

 うなぎがもたらしたパワーで舞台も成功間違いなし!

横浜流星が差し入れた浅草のうなぎ店のおにぎり(うなぎ店のインスタグラムより)

 

横浜流星…当時17歳。『烈車戦隊トッキュウジャー』(’14年)のヒカリ/トッキュウ4号。スーツカラーはグリーン。空手の世界大会優勝の実力を存分に発揮

 

ドラマ『初めて恋をした日に読む話』完成披露試写会での横浜流星(写真左)と深田恭子('19年1月)

 

'19年、映画『君の瞳が問いかけている』の打ち上げに参加した横浜流星