なにわ男子のニューシングル『SpecialKiss』発売記念インタビュー

 なにわ男子の'23年第1弾シングル『Special Kiss』は、メンバーの高橋恭平の初単独主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)の主題歌。

ストレーに甘いセリフが飛び出す新曲

高橋恭平(以下、高橋)「試写で曲が流れたとき、“すごい!”“メンバー全員の声が聴けてよかった”と思いました。グループとして、映画の主題歌を担当させていただくのも初めてだったので」

大西流星(以下、大西)「『Special Kiss』は(高橋)恭平の歌い出しから始まります。その歌い出しのフレーズは、何回もリピートしたくなるくらいのかわいさです!」

藤原丈一郎(以下、藤原)「サビの“君の好きをもっと教えて”という歌詞は、ほんまにストレートに甘いセリフ」

道枝駿佑(以下、道枝)「そのサビのメロディーが耳に残りやすい、ラブソングになっています」

西畑大吾(以下、西畑)「少し大人っぽいメロディーは、今までの僕らの作品にはない曲調。そういうところでデビュー2年目のなにわ男子を感じていただければと思います」

気になる7人の塩対応エピソード

 メンバーも映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』を見たのか聞くと、

西畑「僕らまだ見ていないんです。恭平がキュンキュンするセリフを言っているところが想像つかないから、余計に楽しみで(笑)」

長尾謙杜(以下、長尾)「予告動画は見ました!」

大橋和也(以下、大橋)「恭平、めっちゃキャーキャー言われてたな(笑)。自分たちの曲が映画の(予告の)中で流れているのが不思議な気持ちでした。みっちーの『金田一少年の事件簿』のときもそうでしたが、自分も作品の一部になっているような感覚になりましたね」

 高橋が演じるのは、学校一のイケメンで周囲には塩対応の千輝くん。

大橋「恭平も案外塩対応なとこあるから、意外と似てるかも? あ、でも千輝くんってアホじゃないですよね?」

長尾「絶対ちゃうなぁ(笑)」

大橋「じゃあそこは大きな違い! 恭平は愛されるアホだから(笑)」

みんながまんべんなく塩対応!?

 撮影中、高橋が演技についてメンバーの西畑と道枝に相談したと聞いたが、

道枝「相談っていうより、親身になって話を聞いた感じです。“最近どうなん?”って聞くと、“いい感じやで。楽しいで”みたいな返事だったから、“頑張れ”って」

西畑「恭平に何を言ったか、ぜんぜん覚えてへん(笑)」

 スクリーンでは見事に“ツンデレ”千輝くんを演じる高橋を堪能することができる。ちなみに、メンバーから塩対応をされたことがあるかを質問してみると、

高橋「朝の(長尾)謙杜。話しかけても、“ふぅん”とか“へー”って返事してくることが多い」

大西「すごいわかる! 完全に自分モードに入ってる」

道枝「僕は(大西)流星くんにダジャレを言ったら、“ふふっ、かわいい”ってニコニコ笑顔で言ってくれた瞬間、すぐにスッと真顔になって終わりました(笑)」

西畑「僕も流星から基本的に塩対応されてますから(笑)。年に1回くらいデレ日がありますけど」

大西「(塩対応している)自覚はまったくないです。甘々でいるつもりなのに。なんやろ、みんなが甘いから、僕が塩に見えるのかもしれないですね」

高橋「りゅちぇ(大西)は塩対応じゃないと思うけどな。ちょっかいとか出してくるし」

大橋「僕、けっこうメンバーに塩対応されてる気がする。ボケたときに謙杜が無言でめっちゃ見てくることあるし」

長尾「いつも、“またやってんなぁ”って思いながら見てる(笑)。でも、僕も移動の車の中で“今日って何時終わりなんやろー?”って言ってもシーンってなること、よくあるよ。みんな、塩やなぁって。最終的にマネージャーさんが教えてくれるけど(笑)」

大橋「みんな、まんべんなく塩対応されてます!(笑)」

3か月に1回会うある人との赤い糸

 それでは、歌詞にある“赤い糸”のように目には見えない特別なつながりを感じたことは?

道枝「おみくじを引いたら、“探していたものが物と物の間に挟まっている”って書いてあったんです。で、このあいだ、家の鍵がなかなか見つからなくて、どこやろうって捜したら、財布と書類の間にシュッと入ってて。ああ、おみくじとつながりあるのかな~って思いました」

西畑「カレーかなあ。某チェーン店のカレーが好きで。週3~4回ペースで食べていたときもあるくらい欲してるので、身体とカレーがつながっちゃってる感じですね。

好きなトッピングはホウレンソウです!(笑)」

藤原「去年のことですけど、DJ KOOさんと同じ新幹線の同じ車両に乗ったことが4回もあったんです! だから赤い糸やなって」

大西「ほんまに!? しかも同じ車両で?」

藤原「ほんまに4回。だから、3か月に1回は同じ新幹線の同じ車両に乗ってるってこと(笑)」

長尾「僕は渋滞に巻き込まれることが多くて。仕事帰りとか、家族とどこかへ行くときとか、ほんまよく巻き込まれてる! 結ばれたくないけど、渋滞と結ばれる運命なんかなぁ……」

大橋「赤い糸……。やっぱり、メンバーともっと結ばれたいよね」

全員「……」

大橋「勝手に結んでいくから、メンバーに拒否権はありません!(笑)」

相手に好きになってほしい、自分の好きなもの

 なにわ男子のメンバーに、映画にちなんだQ&A!

1:映画に出てくる『片想いごっこリスト』の中に“好きな人の好きなものを好きになる”とあります。相手に好きになってほしい、自分の好きなものは?

西畑「僕がインドア好きだから、インドア派になってほしい(笑)。家でできることを充実させたいけど……、そんな思いとは違って、実際はダラダラまったりするのが好きな僕でも大丈夫って言ってくれる人だったらうれしいですね」

大西「少しワガママなところがある自分も、好きになってほしい(笑)。信頼するほど、相手に「これ食べたい」とか「ここ行きたい」とかワガママを言いがちで。そんな僕も受け入れてくれたらいいなと思います」

道枝「散歩が好きだから、一緒にお散歩できる相手だったらいいな。デートで手をつなぎながらイチョウ並木をぶらぶら歩いたりして、ゆったり過ごしたいです」

高橋「身体を動かすことが好きだから、相手の子にも好きになってほしい。スポーツとか一緒にできたらいいなと思います」

長尾「絵ですかね。自分は絵を見るのも描くのも好きなので、一緒に楽しみたいです。あと、景色を一緒に見て感動したりできるといいな」

藤原「スポーツを応援することを好きになってほしい。僕は野球が好きだけど、スポーツなら何でも。ルールがわからなくても一緒に盛り上がれたらうれしいから」

大橋「好きな人だけじゃなくて、メンバーや友達と自分の趣味を分かち合うっていいですよね〜。ゲームを一緒にワイワイしながらやりたい! 最近は離れていてもオンラインで一緒にできるから時間を合わせて共有したいです」

2:恋愛作品にメンバーの誰かと一緒に出演し、ライバル関係になるとしたら誰と共演したい?

西畑「丈(藤原丈一郎)くんかな。僕はどちらかというと中性よりの顔だけど、丈くんって男性顔なので画的にも良さそう。丈くんが野球部の人気者で、僕は文化部の優等生。で、丈くんが勝ちます(笑)。でも、僕、そもそも友達と一緒の人好きにならないですけど」

大西「大橋くん! おっちょこちょいやから、肝心なところで失敗してくれそう(笑)。優等生役の僕とヒロインを取り合うんやけど、結局3人の友情物語になるんやないかな……。結末は曖昧な作品にしたいです(笑)」

道枝「一緒に同じ作品に出てみたいねって、ずっと話している(高橋)恭平と。僕が恭平みたいなツンでクールな感じで、恭平がデレみたいなキャラだったら真逆な感じで面白いと思う。どっちが勝つかは見てくださる方に決めてもらいたいです(笑)」

高橋「正統派イケメンのみっちー(道枝)と、ヤンチャ系の僕で、ヒロインを取り合いして戦いたい(笑)。結果は、お楽しみで」

長尾「丈(藤原丈一郎)くん! 丈くんは野球が好きで僕はサッカーが好きだから、野球部とサッカー部でライバル関係になって好きな子を取り合ったら面白そうじゃないですか?」

藤原「みっちー(道枝)と。みっちーが、すごいイケメンで人気があるけど、性格はめっちゃ悪い役。僕は人気はないけどめっちゃ性格いい役。で、最後は僕が勝つ!(笑)」

大橋「みっちー(道枝)! 僕はめちゃくちゃ陽気なキャラで、みっちーはクールキャラ。勝ち目なさそうにみえるけど、好きな子は絶対に振り向かせます! ……なんかカッコよく言えたので今の太字にしておいてください(笑)」

本命チョコのお返しは?

3:本命チョコをもらったら何をお返しする?

西畑「それはうれしいでしょ! 本命からもらったらホワイトデーまで待たないで、その場で「付き合おう」と言うと思います。お返しのチョコ(?)はもちろん、+αで何か負担にならないハンドクリームとかプレゼントしますよ」

大西「ハンドクリームかな。あんまり、自分で買うにはチャレンジできないようなものをあげたい」

道枝「好きな人やったとしたら、食べ物を返すのもそっけない気がするから、形として残るものがいいのかなあ。ハンドクリームとかソープとか、タオルとか。身の回りの役立つものをお返ししたい」

高橋「実用性のあるもの。たとえば、ハンドクリームとかが妥当じゃないかなと思いますね。プレゼントされても邪魔にはならないだろうし」

長尾「スタッフさんから義理で頂いたので、お返しをしたことはあります。もし今、本命チョコをもらったとしたら、お返しは食べ物とか使い切れるものを選びますね。いらんものとかあげたら申し訳ないから、消耗品で!(笑)」

藤原「時季的に寒いからマフラーがいいなと思うけど、チョコレートに対してのお返しにしては重い……? と最近思いまして。つねに持ち歩けるハンカチとか、定期入れとかがいいのかも。あっ、名入れのボールペンとか!」

大橋「ホワイトデーのお返し、最近はしてないなぁ。もし今好きな人がいて、本命からもらえたら……物じゃなくてもいいんですよね?(そっと胸の前でハートを作って)大きな愛、ですかね!(笑)」

4:最近のSpecialな経験を教えて。

西畑「僕たちのレギュラー番組の企画で、この前、大橋さんが中華のお店に行ったんです。そのお店の一番人気のメニューをスタジオで食べたら、めっちゃおいしくて。けっこうな量があったんですけどペロッといっちゃいました!」

大西「デリバリーで牛タンを頼んだことがあって。1人前だと思っていたものが、届いたらセットの三種盛りだったんです。ひとりでは「食べきれないな~」と思う量だったけど、ちょうどその後お仕事があったので、マネージャーさんにお裾分けできました♪」

道枝「(主演映画)『今夜、世界からこの恋が消えても』の舞台挨拶で韓国に行ったこと! 僕にとって初海外がこの韓国で、本当に良かったなと思いました。韓国の方はすごく感情を出してくださるので、歓迎してくれているとわかりやすくて楽しかったし、みなさんかわいらしかったです。行くからには、喜んでもらいたくて、韓国語も少し勉強して行きました」

高橋「主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の舞台挨拶で、初めてバズーカ(『千輝くん特製キャノン砲&クラッカー』)を撃ったこと。めちゃめちゃ楽しくてSpecialな経験でした(笑)」

長尾「グループのYouTubeの企画でずっとやりたいと思っていたスノーボードに初めて挑戦しました。小さいころ、スケボーとかをやっていたので横乗りのボードは得意だろうと思っていたんですけど、スノボは難しくて。でもすごく面白かったです! 上達するまでに時間がかかりそうだけど、頑張りたい」

藤原「今年のお正月にひとりでオーストラリアに行ったこと。わからないことだらけだったけど、ワクワク感でいっぱいでした。時差もほとんどないし、あったかいしと思って半袖短パンで行ったら、3日間ずっと雨やった(笑)」

大橋「う~ん、ごめんなさい、最近じゃないんですけど、初めて誰かとプライベートでご飯に行くときはドキドキします(笑)。ステージとかで仲良くしているときとは感じが違うことがあるから」


取材・文/熊谷真由子、高橋もも子、上元いずみ