木村拓哉、工藤静香とKoki,

 3月3日発売の『フライデー』で、【工藤静香に「キムタクと電撃離婚」説を直撃してみたら……】なる記事が掲載された。

 芸能界を代表するビッグカップル、元SMAP・木村拓哉と工藤静香が近々“電撃離婚”を発表するという情報をキャッチした同誌が、静香を直撃して真相を問うたのだ。

 誌面では、“離婚”を聞かれた途端に空を見上げて《ブ〜ッ!》と吹き出し、《わざわざ来ていただくような話題じゃない》《私は答えないです、何も》と、肯定も否定もしなかった静香。実のところ、夫妻に何が起きているのか。

 2000年の結婚発表から取材を続ける芸能リポーターは、「事実なら業界を揺るがす大スクープですが、“またか”というのが正直なところ」と訝しむ。

 というのも、なぜか定期的に“離婚危機”が流れてくるのが木村・静香夫妻だからだ。その漏れ聞こえてくる情報の多くが噂レベルなのだが、メディア各社一斉に裏どりに走ったのが2006年。今回と同じく3月のことだった。

「娘さんたちの育児も落ち着いたところで、本格的な仕事復帰を果たした静香さん。当時は、まだ家庭入りした女性芸能人が急に露出を増やした時は危険サイン、との“定説”が唱えられていた時代でした。

 そして情報の出どころとされたのが業界関係者のイニシャルトーク。また子どもの体調や浮気疑惑、独立説とあらぬ噂が飛び交っていた時期で、それこそネット掲示板では何でもありの無法地帯でしたからね。尾ひれがついて話が膨らんでいき、芸能記者も無視できない既成事実とされて広がってしまった」(前出・芸能リポーター)

『フライデー』報道は“都市伝説”か

 ということは、『フライデー』による“電撃離婚”説の浮上も同様に、何らかの不確定な情報から生まれた“都市伝説”でしかないのか。

「ただ、情報源とされたのが“フジテレビ周辺”というのが気がかりです。映画『レジェバタ』の番宣で局入りする機会も多く、4月放送の“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』撮影も真っ最中。ジャニーズ事務所と懇意にする局員も多く、キムタク自身が親しいスタッフに何らかの“現状”をポロリした可能性もなくはないですから」(同・芸能リポーター)

2006年6月、娘のプレスクール送迎に来た木村拓哉と工藤静香

 1月27日公開の主演映画『レジェンド&バタフライ』に先駆けて、フジテレビを含めた各局で番宣行脚に勤しんだ木村。公開日に放送された『A-Studio+』(TBS系)にゲスト出演した際には織田信長役と濃姫にちなんで、

「こっちもそうやわな。夫婦の心情…この人がおったから、うちのやつがおったからっていう」と、MCの笑福亭鶴瓶から自身も含めた夫婦のあり方を問われると、「それはありますね、間違いなく」と同調。珍しくテレビで妻について言及するような場面も見受けられた木村。

 この言葉をそのまま受け取れば、少なくとも彼の方には静香への不満があるとは思えず、むしろ夫婦仲は良好にすら思えるのだが……。

「昨年から続いたYOSHIKI騒動をどう見ているのか、は気になりますね」

 ジャニーズ記事を執筆するWebメディア・芸能ライターが注視する“YOSHIKI騒動”とは2022年11月上旬、静香がインスタグラムを通じて『X JAPAN』YOSHIKIをフォローしたことに始まる。普段は夫の木村、娘のCocomiとKoki,の家族3人だけをフォローする彼女だったが、そこに突如として元カレ・YOSHIKIの名前が加わったのだ。

静香との関係を暴露したYOSHIKI

「ものの数十分で解除されたとのことで、おそらくはスマホの誤操作でフォローボタンを押してしまったと見られますが、この時には少なくともYOSHIKIのインスタを閲覧していたということ。それから約2か月後、年末のNHK紅白歌合戦で2人は再会したのです」(前出・芸能ライター)

 長女でフルート奏者のCocomiとの親子共演を実現した静香に、『THE LAST ROCKSTARS』メンバーとしてステージに立ったYOSHIKI。生放送では“絡む”ことはなかった2人だが、紅白終了後にYOSHIKIらが生配信した『THE LAST ROCKSTARS ゆく年くる年』で“事件”は起きたーー。

「のっけからワインを煽り続けて酔ったのか、紅白トークの流れから“静香がいて、今日。静香が”と切り出したYOSHIKI。ラルクのHYDEらバンドメンバーが空気を読んでやんわり止めようとするもお構いなしで、続けて“たまにアドバイスいただきます”と、静香と連絡を取り合っている現状をぶっちゃけた

 推し測るはキムタクの心中です。結婚前に付き合っていた元カレとつながっていると知れば、妻の“浮気”のひとつは疑ってしまうもの。この騒動も離婚説が囁かれる原因になったとしてもおかしくなありません」(同・芸能ライター)

 YOSHIKIが暴露に走った真意は不明だが、古くから静香を知る芸能プロダクション幹部によると「浮気はないですよ」と前置きした上で、彼女が元カレと連絡を取り合う理由について言及する。

2008年、千葉の海でサーフィンを楽しむ木村拓哉と工藤静香

 1990年台半よりアメリカに活動拠点を移し、以後はロサンゼルスに移住。世界各国を回るワールドツアーを開催し、海外アーティストとの共演やコラボも多数。また『グラミー賞』のボーティングメンバーで、ハリウッド映画でも音楽プロデューサーを任せられるなど、米エンターテイメント業界とつながりが深い。いわばアメリカとの強力な“コネ”を持っているYOSHIKIだ。

「静香が母親になって間もない頃に描いていのが、世界で活躍する娘たちと一緒に海外移住するという夢だったと聞きます。当時は芸能関係に就くとは考えていなかったと思いますが、結果としてフルート奏者としてソロデビューを果たした長女のCocomi。そして次女のKoki,はモデルとして、そして女優として世界に羽ばたくチャンスを掴もうとしています」(前出・芸能プロ幹部、以下同)

海外活動を本格化させるKoki,

 2022年5月、『ルイ・ヴィトン2023クルーズ・ファッションショー』に参加するために米・カリフォルニア州に赴いた静香とKoki,。また11月の『ブルガリ』イベントに出席した際には、女優として海外映画に参加したことも明かしている。

 そして年が明けた2023年2月にも、ニューヨークから帰国する母娘の姿がキャッチされるなど、ここにきて渡米を繰り返しての“海外活動”が活発化している。

彼女たちの手助けをしているのがYOSHIKI、とは言いませんが、何らかのアドバイスをもらっている可能性はありますよね。娘たちにできる限りのサポートをしたい気持ちは静香とて、世の中のお母さんと同じこと。ならば多方面に備えておくのは当然のことで、それが元カレだとしても使えるものは使いたいのでは?」

 Cocomiは21歳、Koki,も2月に20歳を迎えた今、世界がコロナ禍から日常を取り戻しつつある今、いよいよ母娘の“夢”を叶えるべく動き始めているのだろうか。もしかしたら、そんな娘たちのプロデュースに夢中になる妻、そして家に残されることが多くなった夫の現状も、離婚説が浮上した一因になっているのかもしれない。

「とはいえ、まだまだ“木村拓哉の娘”という冠は必要と見えます。万が一にも、この先で夫婦仲がギクシャクした関係になったとしても、娘たちが一人前に成長するまでは袂を分つことはないでしょうね」

 CocomiとKoki,が世界的アーティストやモデル・女優になった時、木村と静香の本当の夫婦のカタチが見えてくるのかもしれない。

 
しれっと解禁!? 木村拓哉が中国版Twitter「微博」に載せた工藤静香とのツーショット写真

 

木村拓哉と工藤静香の足元には“永遠の愛”を誓った、お揃いの蛇のタトゥーが
木村拓哉と工藤静香(2006年)

 

車を運転する木村拓哉と、助手席に座る工藤静香