渡辺優樹容疑者

《人間って堕ちるところまで堕ちるもんなんやな》
《どうしてこうなった……》

 3月10日、フィリピンを拠点とした大規模特殊詐欺事件で、24歳の男性・藤田海里容疑者と25歳の女性・熊井ひとみ容疑者が新たに現地の入国管理局に拘束された。

「2人は、今年2月に送還された渡辺優樹容疑者らを含む特殊詐欺グループで、フィリピンから電話をかける“かけ子”をしていたとみられています。去年9月には窃盗容疑で逮捕状が出され、指名手配されていました」(スポーツ紙記者)

「ミスコン出場」の過去

 2人の身柄は指示役だった“ルフィ”こと渡辺容疑者らがいた収容所へすでに移送されているが、SNS上では冒頭のように驚きの声が。これには、熊井容疑者の“過去”が関係していた。

「熊井容疑者は学生時代にモデル活動をしていて、1年生のときには“ミスコン”にも出場していたんです。その大会は“日本一の新入生を決める”がコンセプトで、これまで数多くのアナウンサーやタレント、インフルエンサーなどを輩出しています。有名雑誌や大企業も運営に携わっており、大学新入生を対象としたものでは日本最大級のコンテストです」(芸能プロ関係者)

 現在は公式サイトから削除済みであるものの、ネット上ではミスコンに出場した熊井容疑者のプロフィールページが“拡散”。その内容はというと……。

《映画と甘いものが好きです》《写真写りが良いことが自慢です》《人を笑顔にする仕事がしたいです》などのコメントが載っており、逮捕報道からは想像できない学生時代の様子が大きな話題になっています。特に“写真写り”に関しては、目の下に濃いクマがある逮捕写真とのギャップを指摘する声も多く集まっています」(前出・スポーツ紙記者)

 ネット上では冒頭の声のほか、
《見事な闇落ち顔》
《写真写りいいは大嘘で草》
《人を笑顔に……ある意味笑ったわ》

 と、プロフィールに対する“ツッコミ”が殺到。

 さらに、学生時代についてこんな話も。

「怪しい人たちと絡み始めて……」

「ミスコン出場のほか、ライブ配信アプリ『SHOWROOM』で活動していたことや、アイドルなどの撮影を行うフォトスタジオでモデル活動をしていたことも明らかになっています。また、逮捕報道を受けて、彼女の知人たちがSNSに学生時代を振り返る内容を投稿。

 その内容によれば、熊井容疑者は2年間の浪人生活を経て都内の美術大学に入学したものの、3年生時に退学していたといいます。そんな彼女を“心配していた”という声がある一方、“ミスコンに出てから調子に乗って、怪しい人たちと絡み始めた”“ついていく男間違えたね”“だからヤバいって言ったのに”と、男性関係が怪しかったとする声が寄せられています」(前出・スポーツ紙記者)

ライブ配信サービス『SHOWROOM』でも活動していた熊井ひとみ容疑者(現在は削除済み)

 華やかな学生生活から詐欺集団の一員へと“闇堕ち”した熊井容疑者。一部のネットユーザーは、彼女の逮捕をこんな“ネタ”にしている。

「主犯格と見られる渡辺容疑者が人気漫画『ONE PIECE』の主人公である“ルフィ”と呼ばれていたことにちなんで、熊井容疑者のことを“リアルナミじゃん”“ナミで笑った”と、ルフィの仲間である女泥棒の航海士・ナミ扱いする人が続出。これに対し、作品のファンからは“キャラクターの名前がどんどん嫌な使われ方をする……”と、怒りの声が上がっています」(同・スポーツ紙記者)

 思わぬところまで発展している熊井容疑者の逮捕報道。美術大学に通う当時、彼女はこんな“未来像”を描いていたのだろうか――。

 

大学1年生のころ、日本一の新入生を決めるミスコンに出場していた熊井ひとみ容疑者(現在は削除済み)

 

アイドルやモデルの撮影会用フォトスタジオでも活動していた熊井ひとみ容疑者(現在は削除済み)

 

渡辺容疑者を筆頭に、藤田容疑者は実行役集め。今村容疑者は実行役に指示出し。小島容疑者はお金の管理と、それぞれ役割があった