宗像隼司(左)と西田一咲(右) 撮影/北村史成

 応募総数15447人による『第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で審査員特別賞受賞の宗像隼司(むなかた・しゅんじ)と、12歳のときに同コンテスト歴代最年少ファイナリスト(15人)に選ばれ『第1回ジュノン・スーパーライバー・コンテスト』初代ジュノンライバーグランプリの西田一咲(にしだ・いっさ)が、大手芸能事務所エイベックスに所属し芸能活動をスタートさせた。

――ジュノンボーイに応募したきっかけは?

宗像隼司(以下、宗像) テレビっ子で芸能界に憧れがありました。でもなかなか踏み出せなくて自分がいるような場所でもないのかもと。20歳のころ東京に遊びに来るようになって、スカウトされたことがあって、またこの世界に憧れを持つようになりました。チャレンジして(事務所の)オーディションを受けたけど、うまくいかなかった。それが悔しくてジュノンボーイに応募しようと思いました。

西田一咲(以下、西田) 小さなころから仮面ライダーが大好きで、ライダー俳優になりたくて、「やってみたい」とお母さんに話して応募してもらいました。お母さんは「頑張って」と言ってくれました。『仮面ライダーウィザード』(2012年~13年放送)が大好きで、5歳の時にアクロバット教室に入りました。

サッカーで意気投合

――ファイナリストの時のお互いの印象は?

宗像 (西田に)あまり緊張している感じが出ていなかったけど、でも緊張しているかもしれないと思って何度か背中を軽く叩いて「頑張ろうな」と声をかけたと思います。

西田 はい。言ってくれました。

宗像 最年少というのも気になったし、みんなでコンテストを盛り上げたいなというのがあったので少しでも楽になればいいかなと思っていました。

西田 ホッとしたし安心しました。

宗像 よかった。(ファイナルで披露した)サッカーのリフティングの練習をしているときに(西田に)ボールを触らせたら上手で「サッカーやっていた?」と聞きました。

西田 サッカーはやっていなくてフリースタイルをちょっとだけ。

宗像 とにかくうまくてビックリ。僕よりもサッカーできると思いました。

西田 いえいえ、そんなことはないですよ。

宗像 サッカー歴は12年です。小学1年生から高校3年生までやっていて、プロサッカー選手を目指していました。海外留学をしたいと思っていたけど、うまくいかなくて断念しました。サッカーを辞めてから何か熱心になれることを見つけたいと思っていたところです。

西田 身体を動かすことが好きで、スポーツ選手になりたと思ったこともあったけど仮面ライダーに出たいという気持ちのほうが強いです。

宗像 僕はバク転もできないので、すごいね。やったこともないけど。コツはあるの?

西田 怖がらないことです。子どものころはやってみたい気持ちが強くて恐怖心はなかったです。

学校の帰り道で「ファンです」

――受賞して周囲の反応は?

宗像 めちゃくちゃ驚いていました。(両親も友人も)受賞するとは思わなかったみたいで「何でそんなことしているの?」と言われました。オーディションのことも言ってなくてベスト30に入ったときに親に伝えたら「やれるところまでやってみろ」と言ってくれました。応援してくれますが「人に迷惑だけはかけるなよ」と言われています。

西田 家族は泣きながら喜んでくれました。友達は「嘘やろ」と全然信じてくれなかったけど、ネット検索してわかったら「頑張れ」と応援してくれています。同級生はほぼ全員が知っていると思います。

宗像隼司(左)と西田一咲(右) 撮影/北村史成

宗像 学校で絶対モテるでしょ?

西田 全然モテないですよ。

宗像 僕は、帰り道にほかの学校の女子に「ファンです」と声をかけられたことはあります。

――バレンタインの思い出は?

宗像 下駄箱の中に何個か入っていて、扉を開けたらバラバラと落ちてきた程度です。本命じゃなくて友チョコですよ。

西田 全然なくて、同じ習い事をしている人からもらうくらいです。「ファイナリストになってすごいね」と言われるけど、それでモテるとかはないです。今年は、お母さんからの一つだけです。

宗像 僕が12歳のころはサッカーボールしか見ていない男の子だったので、西田君を見ているとすごいなと思う。

西田 努力をしてみなさんから愛される俳優さんになりたいと思っています。

――目標とする俳優は?

宗像 憧れているのは菅田将暉さんです。俳優だけでなく音楽やラジオ、ファッションといろんな活動をされている。好きなのは綾野剛さんでミステリアスな感じがいい。

西田 僕は菅田将暉さんと横浜流星さんと高橋文哉さんが好きです。

宗像 菅田さんはジュノンボーイ出身ということもあるので憧れます。人柄もラジオを聴いているとめちゃくちゃ素敵だなと思います。

いつかは“兄弟役”を

――2人で一緒に取材を受けた感想は?

宗像 コンテスト中は自分のことに集中してしまっていて、あまり話す機会がなかったのでよかったです。

西田 初対面の時から優しいお兄ちゃんという印象です。

宗像 うれしい。弟、できました! これからも面倒を見てあげたいと思います。

宗像隼司(左)と西田一咲(右) 撮影/北村史成

――同じ事務所に所属して一緒に仕事をするなら何がしたいですか?

宗像 一緒のドラマで僕がお兄ちゃん役、西田君が弟役で家族を演じたいです。

西田 兄弟役以外にもCMやバラエティーも一緒に出てみたいです。

――最後にご自身のPRをお願いします。

宗像 チャームポイントは目の色素が薄いこと。最終選考でやったのは、トイレットペーパーや日用品をリフティングした後に歌うこと。そういう誰も思いつかないような突拍子もないことを考えられるのは武器になるかなと思っているので、そういう部分も見ていてほしいと思います

西田 チャームポイントは笑顔です。特技のアクロバットを生かしたアクション作品に出演したいです。ほかにもCMやバラエティーといろんなことに挑戦したいので、成長の過程を見ていただきたいと思います

 コンテストの戦友から“芸能界の兄弟”になった2人のフレッシャーズに注目!

西田一咲(にしだ・いっさ)2010年4月1日生まれ。兵庫県出身。特技:アクロバット、トリッキング。中学2年生。身長160cm。目標は幼少期から大好きな『仮面ライダー』シリーズに出演すること

宗像隼司(むなかた・しゅんじ)2001年8月24日生まれ。福島県出身。趣味:サッカー、スケートボード、スノーボード、歌、ファッション。身長172cm。ドラマ『墜落JKと廃人教師』(MBS毎週木曜深夜0時59分~)でデビュー


撮影/北村史成 ヘアメイク/MASASHI KONNO(ota office) スタイリスト/金田健志