大島麻衣

「デート代は男性が奢る(おごる)べきか、それとも割り勘にするべきか」

 しばしば起こる男女の「奢る・奢らない論争」が、ここ数か月で加熱を帯びている。その発端となったのが、2月に人気女優でユーチューバーの深田えいみが投稿したツイッターだった。

《女性に出してあげて欲しい》とする彼女の“男性が奢るべき”主張をまとめると、女性の場合はデートのための洋服やメイク、美容にかかる費用がかさみ、また早起きしてその準備をしている、とのこと。

 つまり“女性はデート前に出費しているのだから、男性が出すのは当然”としたのだ。ところが深田のアカウントには批判が集中して炎上、投稿を削除するとともにYouTube動画でも謝罪をするハメに。

 すると騒動冷めやまぬ中でカリスマユーチューバー・ヒカルや、“ホリエモン”こと堀江貴文氏、元プロゲーマー・“たぬかな”ら多くのインフルエンサーたちがそれぞれに持論を展開。

 そこに酸いも甘いも嚙み分ける“芸能人代表”とでもいうべきか、元AKB48メンバー・大島麻衣も参戦したのだった。

“奢る論争”で生き生きとする大島

 深田とほぼ同じ理論を振りかざしては、自身のYouTubeでも一貫して「男性が奢るべき」姿勢を崩さない大島。批判的なコメントが寄せられても、そこはアイドル時代に培った強メンタルがなせるワザか、まったく意に介さない様子。

 そして4月16日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演した際も、《デート代は男性がおごるべき?》との討論テーマに及ぶと、待ってましたとばかりに【好きな人のために頑張らない意味が分からない】と先鋒に立つ大島。

 ここでも【男性からお金を払ってもらわなかったらデートとして認めない。ただのご飯】などと、世の“奢られて当然”の女性を代弁するような物言いで周囲の賛同を得ようとしていた、その時ーー、

【(大島さんの言いたことは)わかるんですけど、僕は男か女かっていうのは、それって“年齢の話じゃね?”って思うわけですよ】と反したのは、同じく“パネリスト”として出演していた『NPO法人あなたのいばしょ』理事長の大空幸星(おおぞらこうき・24歳)氏。さらにーー、

大島さん35歳ですよね。35歳の人に僕がおごるのなんておかしいじゃないですか、どう考えても(この時点で、納得いかない表情で首を傾げる大島)。だって35歳の人が“女の子なんで~”とか言われても。いや、オバサンがどれだけおごられたいのかっていう話で

 予想外の反撃だったのか、愕然とした表情で【年齢差別】と口ごもる大島。構うことなく、【いや、対等なんですよ。男性が女性に払うってこと自体が、そもそも女性を劣位に置いているという構造から生まれた部分もある】と、“男女平等”の観点からも論じて見せた大空氏。

炎上ネタに乗っかりたい面々

 最後に司会の黒木千晶アナから意見を求められると、“当然払う気持ちで入る”と前置きしつつ、【出してくれる“男気”が見たいというか。昭和のザ・古き良き時代の男性が好きなので】と、あくまでも“個人の好みの話”と取り繕うかのような大島だった。

「そもそも、いまだ論争に乗っかっている面々ですよ」と少々意地悪な見方をするのは、情報番組で旬ネタ企画を担当する制作会社ディレクター。

「この“奢る、奢らない論争”はバブル終焉後、そして男女平等社会が確立されつつある昨今において賛否論争が起きやすい、言ってしまえば炎上させやすいネタ。

 ユーチューバーやインフルエンサーはSNSでバズること、またネットニュースで取り上げられることを前提での参戦でしょうし、大島さんも深田さんの炎上騒動に便乗した“その類”に見えなくもない(苦笑)」

 この日の放送の討論テーマは他に《トランプ米前大統領》《高市早苗経済安全保障大臣》《WBC侍ジャパン世界一》《JAXA》といったラインナップで、《デート代は男性がおごるべき?》は唐突な気もする。

「おそらくは他テーマでは討論に乗り切れない、大島さんのために用意された企画ということでは? 今の彼女にとって“推せる”ネタなのでしょう」(前出・ディレクター、以下同)

ガーシーとは「まあ、普通に(友達)」

 国民的アイドル・AKB48創設期よりメンバーとして在籍、2009年の卒業後もタレントとしてテレビなどで活躍してきた大島。2021年からはユーチューバーとしても活動を始め、翌年6月には新たにYouTubeチャンネル『大島麻衣の裏チャンネル(仮)』を開設。

 自らを“チョメ姐”と名乗っては視聴者の“下”の悩み相談に乗ったり、自身の体験談を赤裸々に語るなどキャラ変に舵を切ったのだ。

 さらに同月のインターネットテレビ『ABEMATV』に出演すると、暴露系ユーチューバーとして世間を騒がせていた“ガーシー”こと東谷義和氏との関係を問われて【まあまあ、普通に(友達)】【(もともとは)すごくいい人なんですよ】と告白。

 彼女曰く、ガーシー本人から“公認”されたという「女ガーシー」として、芸能界の“暴露キャラ”への転身も図っていたが……。

「チャンネル登録者数は5万人にも届かず、動画の再生回数は1万回にも満たないことが多くやはり伸び悩んでいる印象。またガーシーに逮捕状が出されたことで、もう“女ガーシー”を名乗れるはずもなく“関係なかった”ことにしたいのが本音では

 すがるような思いで“奢る・奢らない”に便乗したのかもしれませんが、今度はひとまわり近い年下の大空氏から面と向かって“35歳のオバサン”と論破されてしまった。それでも、奢られ続けたい“痛いキャラ”を確立するのでしょうか」

 芸能界で生き残るのは大変そうだ。

 
“チョメ姐”として下ネタトークもお構いなしの大島麻衣(公式YouTube『裏チャンネル(仮)』より)

 

『大島麻衣の裏チャンネル(仮)』で自身の性事情を語るなど、明け透けなトークが特徴(Youtubeより)

 

『T-ARA』と猫耳ダンスを披露する大島麻衣(2011年)

 

『T-ARA』と猫耳ダンスを披露する大島麻衣(2011年)