3月16日偕楽園(茨城県水戸市)での『左近の桜植樹式典』に出席された佳子さま。イヤリングは桜の花から1枚の花弁が揺れるデザイン

「佳子さまはファッションを楽しまれ、ご自身を大いに表現されているようにお見受けします」

 とは、ファッションジャーナリストの日置千弓さん。

「大人の女性へと変化」したファッション

 今春のお出ましファッションの中でも顕著なのは、

「1月23日『聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会』でのワインレッドのワンピース。パステル色に比べて、大人っぽい雰囲気です。スカート部分はトレンドの“イレギュラーヘム”。

 アシンメトリーな布がレイヤーした裾、右側には同色のレースが挟み込まれ、歩くとおみ足がわずかに透けます。'23年春夏ファッションのキーワードのひとつに“センシュアル(官能的)”がありますが、とても奥ゆかしい形でそれを取り入れられています」

 さらには、3月16日『左近の桜植樹式典』(偕楽園)での濃淡プリーツスカートは圧巻だと日置さん。

「歩くと揺れ、ほんのり透けるシアー素材のプリーツスカートはセンシュアルでありながら、青色なので女性っぽくなりすぎない。佳子さまの凛としたお姿に、きっと会場では歓声が上がったのではないでしょうか?」

4月2日『第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会・決勝戦』に出席された佳子さま。オーロラのツイードワンピースで

  また2月16日『現代女流書100人展』においては、

“大人で理知的”という佳子さまの新境地のファッションだと思います。黒いワンピースに、シックなハウンドトゥ―スのピンチェックのコートドレスを重ねていらっしゃいます。スカート丈を含めて、とてもスタイリッシュです」

 こちらは『STRAWBERRY-FIELDS(ストロベリーフィールズ)』のもので、3万800円(税込み)。佳子さまと同世代の女性に支持されている人気ブランドだが、超高級というわけではない。公式サイトをのぞくと、全色完売していた。

「佳子さまには“可愛い”“可憐”といったイメージがあったかと思いますが、最近の装いからは、大人の女性への変化を大いに感じます」


撮影/JMPA

 

 

3月6日『第54回なるほど展』に出席された佳子さま。ミントブルーのアンサンブルは知的な雰囲気
1月27日『第71回関東東海花の展覧会』に出席された佳子さま。柔らかなイエローオレンジのワンピースとホワイトのボレロで

 

1月23日『第45回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会』に出席された佳子さま。小物を含め、ワントーンコーディネート

 

2月16日『第54回現代女流書100人展』に出席された佳子さま。黒ワンピースに、シックなハウンドトゥースのピンチェックのコートドレスを重ねて