土曜ドラマ『正義の天秤season2』<連続5回>主演の亀梨和也(37)|NHK総合、毎週土曜、夜10時~※見逃し配信あり(NHKプラスにて)

「確実に次の作品ができるという中でseason1(前作)を撮り終えたわけではなく、共演者のみなさんと“できたらいいね”と話しながら希望を持って終えた感じでした」

亀梨和也演じるドラマ『正義の天秤』シーズン2が開始!

 野球好きで同じ名前という共通点を持つ、元外科医の天才弁護士・鷹野和也を亀梨和也が演じた本格法廷ミステリー『正義の天秤』。昨年放送され、続編を希望する声が続出していたドラマのseason2がスタート。前作で恋人の久美子(大島優子)を襲った犯人の弁護を担当し「一生をかけて被告人の心を治療していきたい……」と訴え、無期懲役を勝ち取った鷹野。

 その後、所属していた師団坂法律事務所から姿を消していた彼が、事務所創設者の娘・佐伯芽依(奈緒)に呼び戻され帰ってくる。今作では、鷹野とともに刑事部門を担当する芽依、杉村徹平(北山宏光)、桐生実雪(大政絢)、梅津清十郎(佐戸井けん太)ら“ルーム1”に所属するクセ者弁護士たちに焦点が当てられていく。

「season1で鷹野は、恩人であるカリスマ弁護士・佐伯真樹夫(中村雅俊)が亡くなったあとの名門法律事務所の刑事部門を立て直すために招聘され、リーダーとしてルーム1のメンバーたちとの関係を築いていきました。今回は、彼らを見守る立場になります。前作の(徹底した合理主義と、天才的な思考力と推理力の)絶対的な強さがある鷹野より、自然な形で人間味が出てくるように意識して演じました」

1年半ぶりの再会でお寿司

土曜ドラマ『正義の天秤season2』<連続5回>主演の亀梨和也(37)|NHK総合、毎週土曜、夜10時~※見逃し配信あり(NHKプラスにて)

 1年半ぶりに再会したキャストと多くのスタッフたち。「久しぶりというのは一瞬で、すぐにこのあいだまで一緒に撮っていた感覚になりました」と語る。今回の撮影では、共演者たちと前回できなかったことを実現することができた。

「ずっと“どこか(食事などに)行けたらいいね”と話していたんですが、世の中の状況もあって断念していました。season2の撮影では、みんなのスケジュールも合う、集まってもいいタイミングがあって。美味しいゴハンの機会をつくらせていただきました。

 あ、僕が料理をしたわけではないですけど(笑)。ドラマについて熱く語るいい会でしたね。撮影の中盤くらいの時期だったかな。みんなでお寿司を食べました

キスマイ(Kis-My-Ft2)北山宏光とまじめな話

 ルーム1のメンバーのひとり、北山宏光には、KAT-TUNのライブの際にKis-My-Ft2のメンバーとしてバックダンサーをしてもらっていたことが。前作の撮影では、いろいろと話をする機会が持てたと語っていたが、

「そうですね。それまでは、1対1で面と向かってという時間があまりなかったのですが、『正義の天秤』でガッツリ関わらせてもらって。僕とは違った視点を持っている同級生。40歳を前にした37歳の男同士、いろいろとまじめな話をしました。どんな話をしたのか、ここでは言えないというより、すぐに思い出せないです(笑)」

 キャスト、監督、スタッフと作品について意見を交わし合うことが楽しく、その時間が作品を豊かにしてくれたという今作の撮影。鷹野とルーム1のもとに、チームの結束を試されるような難事件が次々に舞い込んでくる。

「season1からの鷹野や、ルーム1メンバーのキャラクターの変化も見どころのひとつです。前作以上にメンバー一人ひとりを掘り下げ、その人のシチュエーションや会話も盛りだくさんになっている。その状況の中で鷹野がそれぞれのメンバーとどう向き合いながら過ごしていくのか。そして、改めて“正義”とは何なのかを考えさせられる作品になっていると思います」

天秤のようにバランスを取りたいことは?

土曜ドラマ『正義の天秤season2』<連続5回>主演の亀梨和也(37)|NHK総合、毎週土曜、夜10時~※見逃し配信あり(NHKプラスにて)

 今作を撮影しているとき、ちょうどKAT-TUNのライブのリハーサルと、キャスターをやらせていただいている『Going! Sports&News』の『ホームランプロジェクト』の3つが重なっていて。どれを1番にと選べないので、バランスを取るのが大変でした。1日が24時間以上あればいいのにと思っていましたね。

 前作で「扱いがうまい」と話題になったスーパーボールやボールを扱うシーン。今作でも?

 (テレながら)褒めていただけるなんて。今回も、そのシーンはあります。監督やスタッフのみなさんからの意見も取り入れて撮っているのですが、撮影時期が昨年のサッカーW杯カタール大会が終わったばかりのころだったので、「足をつかってみる?」と話したりして(笑)。いろいろ楽しみながら、やらせていただきました。すべてが一発で決まるタイプではないので、失敗しながらいいものを撮っていきました。