4月25日、東京・清瀬市の中学校を訪問し、結核について学ぶ授業を視察された紀子さまと5月13日、名誉総裁を務める『みどりの感謝祭』の式典にご臨席した佳子さま

 5月13日、佳子さまのお姿は東京・霞が関のイイノホールにあった。

「重要な役割を担う、かけがえのないみどりを将来へ着実に引き継いでいくことが大切です」

佳子さま、過去の“熱愛報道”

 『みどりの感謝祭』の式典に名誉総裁として臨席し、壇上でスピーチされたのだ。その2日前、11日には園遊会に初出席。前回の園遊会が行われたのは'18年11月で、当時大学4年生だった佳子さまは、学業優先のため欠席された。

「日ごろのご公務を通して、国民と交流されることに慣れていらっしゃるのでしょう。終始笑顔で、車いすの方とは視線を合わせて会話されるなど、初めてとは思えないほど堂々としたお振る舞いでした」(皇室担当記者)

 連日のように行事や式典にお出ましになり、存在感を高められている佳子さま。多くの国民が気になるのは、ご結婚のタイミングだろう。

「独身の女性皇族は現在5人おられます。愛子さまと佳子さま、三笠宮寛仁さまのご息女である彬子さまと瑶子さま、高円宮家のご息女である承子さまです。学生の愛子さまを除き、それぞれ多くの公務を担い、皇室をお支えになっていますが、現在の法律では、結婚されれば皇室の身分を離れることになります」(皇室ジャーナリスト)

 皇族数の減少への対策が喫緊の課題とされる中、プリンセスの恋愛事情に関心が寄せられるのは、至極当然ともいえる。

「佳子さまの“お相手”に関する報道は、これまで幾度となくありました。富士急行の4代目社長の御曹司や、イギリス留学中に出会った年下の爽やかイケメン、家族ぐるみでお付き合いのある歯科医師などです。しかし、核心をつく報道は、いまだにありません」(前出・皇室担当記者)

 大学卒業時、記者からお相手がいらっしゃるかと問われた佳子さまは、《このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません》とコメント。恋模様は闇に包まれたままだ。

「“本命恋人がいらっしゃる”と噂されているものの、逢瀬を重ねられている様子はない。メディアへの警戒感が強く、電話やSNSでのリモート交際に留めておられるようです。秋篠宮ご夫妻ですら、お相手のことをご存じでないとか」(秋篠宮家関係者)

京都ご訪問で“お相手探し”か

 姉の眞子さんの結婚問題以来、秋篠宮ご夫妻はナーバスになっておられるという。

「小室圭さんの身辺調査が十分に行われなかった背景には、秋篠宮さまの“娘が選んだ相手を尊重する”というご意向があったようです。ただ、結果的に小室家の金銭トラブルが発覚し、相次ぐ疑惑に国民は不信感を募らせることに。眞子さんは結婚を強行したものの、この騒動を機に秋篠宮家に対する風当たりは強まりました……」(前出・皇室ジャーナリスト)

 今なお冷ややかな視線が向けられることは少なくないが、皇位継承順位が1位の秋篠宮さまと2位の悠仁さまを擁する“次代の天皇家”として、これ以上の批判は避けたいところだろう。

「命運を握るのが、佳子さまのご結婚です。特に紀子さまは、“眞子さんと同じ轍は踏ませない”とのお考えが強く、積極的にお相手選びに介入される方針だと聞いています。5月13日から14日にかけての京都ご訪問でも、紀子さまは“お婿さん候補”に目を光らせておられたのではないでしょうか」

 そう話す宮内庁関係者は、おひとりでの1泊2日の京都旅について、さらに続ける。

「ご自身が名誉総裁を務める『大聖寺文化・護友会』の総会に出席されました。紀子さまは、'15年に名誉総裁に就任してから、毎年5月に大聖寺で行われる総会に出席されています。コロナ禍の間は開催が中止されていたため、今回は'19年以来4年ぶり。前回は“お忍び”で眞子さんも同行していましたね」

佳子さまは、留学先のリーズ大学で年下の日本人男性と親しくなったという('17年9月)

 大聖寺には、明治天皇の后である昭憲皇太后のドレスなど、皇室ゆかりの品々が多数所蔵されている。ちなみに、14日から京都と奈良を訪問されている上皇ご夫妻の旅程にも、大聖寺へのご訪問が含まれていた。

「紀子さまが臨席されている総会は、文化・護友会の会員だけが集まる懇親会のような場だと聞きます。報道陣へ向けた取材設定が組まれないため、会の詳細は報じられません」(前出・皇室担当記者)

佳子さまの代わりに“婚活”か

 ならばと、大聖寺に総会の内容や紀子さまの印象について問い合わせたが、「非公開につき、取材はお受けいたしかねます」とのこと。

「4年前、眞子さんをお連れになった目的は、主に2つあったようです。1つ目は、母娘水入らずの時間を過ごし、圭さんとの結婚に頑なな眞子さんとの雪解けを図ること。当時は、結婚問題が混迷を極めていた時期でしたからね。

 2つ目は、眞子さんの新たな“お相手探し”です。総会は、お寺の関係者やご子息たちが一堂に会する場。そうした方々との交流を通して、“圭さん以外の男性”に眞子さんの目を向けさせたいという思いもおありだったといいます」(前出・宮内庁関係者)

 今回は、佳子さまは同行せず、紀子さまおひとりでのご出席となったが、

「内親王との結婚にふさわしい家柄や経歴を持つ若い男性と交流できる機会は、そうそうありません。いわば、佳子さまに代わって“婚活”されたとでもいうべきでしょうか」(同・宮内庁関係者)

'19年6月、琉球舞踊の公演を鑑賞された紀子さまと眞子さん。当時は母娘公務の多さに注目が集まっていた

 一部報道によると、紀子さまは、高円宮家の次女・千家典子さんと出雲大社の禰宜だった千家国麿さんの結婚を受けて、「秋篠宮家は高円宮家よりも身位が上ですから、娘のお相手も、出雲大社を上回る家の方でないと」と、述べられたという。

「紀子さまは、負けず嫌いで上昇志向がお強いので、納得できる話ではあります。ただ、“娘によき婿を”という親心は時として仇になることも。意中のお相手がいると囁かれる佳子さまを困惑させないためにも、今は母娘の歩み寄りが最優先だと思います」(前出・秋篠宮家関係者)

 母の奮闘は、佳子さまの目にどう映っているのだろうか。