WBC時の山川穂高(中央)と西武でも同僚の源田壮亮(左)。右隣は大谷翔平

 侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献した埼玉西武ライオンズ・山川穂高の騒動が収まらない。

「山川選手は、知人女性に対する強制わいせつ致傷の疑いで、警視庁から事情聴取を受けていたことが5月11日に『文春オンライン』で報じられました。昨年11月に都内ホテルで性的暴行を加えてけがを負わせたとされていますが、山川選手は妻子がいながら、肉体関係があったことを認めたうえで『文春』の直撃には、“絶対に無理やりではない”と否定しています」(スポーツ紙記者、以下同)

 山川は5月12日に2軍に降格。球団は理由について、「総合的に判断してコンディション的に」と発表したが、事実上の無期限謹慎状態ととらえる人も多い。

 WBCでは出場機会こそ多くなかったが、準決勝のメキシコ戦では代打で犠牲フライを打ち、その後のサヨナラ勝利につなげる活躍をみせた。

 今回の騒動により、世界一のチームのひとりとしてつかんだ“栄冠”も“手放す”ことになるかもしれない。

「WBCの優勝トロフィーが各球団の本拠地を巡回していて、西武の本拠地であるベルーナドームでは5月12日から14日まで展示されました。これに合わせて西武から出場していた源田壮亮選手と山川選手のメダルやユニフォーム、バットなどが公開されました

 この展示された2人のユニフォームに大きな“差”があった。

源田選手のユニフォームには、大谷翔平選手をはじめ侍ジャパンの選手たちのサインがびっしり書かれていましたが、山川選手のユニホームには全く書かれていませんでした

山川本人が提供したユニフォーム

ツイッターに投稿された、源田壮亮の「侍ジャパン」ユニフォーム(右)と、サインが入っていない山川穂高のユニフォーム

 強制わいせつの報道直後というタイミングだっただけに、SNSでは、

《山川のはきれいで源田のは沢山のサイン入りで不自然だった》

《人望の差が出てる》

《源田との差…》

 などといった声が多数投稿されていた。他球団でも、日本ハムの伊藤大海や中日の高橋宏斗らは、ぎっしりと侍戦士たちのサインが入ったユニフォームをトロフィーと一緒に展示していたが……。

 山川のユニフォームにサインがなかったのは、一連の報道と関係しているのか。ライオンズの広報部に確認したところ

「(源田、山川)両選手にユニフォーム等を展示したい旨の依頼し、本人から提供されたユニフォームを展示していたものです。一連の報道とは関係はございません」

 との回答だった。

 山川自身がサインを求めなかったのか、他の選手に気を使ってサインがないものを提供したのか、真意は不明。プロ野球選手として窮地に立たされた山川は、ここから逆転ホームランを打つことはできるのだろうか。

ツイッターに投稿された、源田壮亮の「侍ジャパン」ユニフォーム(右)と、サインが入っていない山川穂高のユニフォーム

 

大ファンのあいみょんと念願のツーショット(山川穂高公式インスタグラムより)

 

WBC時に撮った大谷翔平選手とのツーショット(山川穂高公式インスタグラムより)

 

WBC時の山川穂高選手と大谷翔平選手