映画『岸辺露伴ルーヴルへ行く』5月26日公開!配給/アスミック・エース(c)2023「岸辺露伴ルーヴルへ行く」製作委員会©LUCKYLANDCOMMUNICATIONS/集英社

「もちろん原作は読んでいましたし、高橋(一生)さんが主演を務めていたドラマ『岸辺露伴は動かない』も見ていました。このお話をいただいたときはとにかくビックリして、改めてドラマを見返しました!!」

なにわ男子・長尾謙杜が映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』出演

 なにわ男子の長尾謙杜が、5月26日より公開される映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に出演する。シリーズ累計発行部数1億2000万部を誇る大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた傑作スピンオフで、'20年末に高橋一生の主演で実写ドラマ化され反響を呼んだ『岸辺露伴は動かない』。今作は、その制作チームが再び集結し、フランスと日本を股にかけて挑んだ劇場長編映画だ。

 長尾は、漫画家デビューしたばかりの、若き日の露伴を演じる。

「よりイメージを膨らませるために、ドラマだけじゃなく原作も何度も読み返しました。渡辺一貴監督と細かく話し合いながら、役を作っていったんです。僕からもいろんなお話をさせていただきましたが、監督から言われて一番印象的だったのは“あまり一生さんを意識しないでほしい”ということ。

 最初に言われた言葉ですが、お聞きするまで、どこかで意識しすぎちゃってたんです。だって、あまりにも一生さんがすごすぎるから!! そんな僕に気づき、かけてくださった言葉だったんだろうし、すごく感謝しています」

 同じ人物を演じることへのプレッシャーもあったが、自分なりの露伴を演じられた手応えもあったと話す。

「僕、普段はけっこうふわっとしゃべっちゃうんですよ。クセというか。だから、堂々と落ち着いている感じの露伴を演じるのは、少し大変だったかな。でも、この作品でまた僕の新しい一面を見てもらえると思うので。見てくださった方にどう思ってもらえるのか、すごく楽しみですね」

高橋一生と対面

大注目の映画で若き露伴に!(c)2023「岸辺露伴ルーヴルへ行く」製作委員会(c)LUCKYLANDCOMMUNICATIONS/集英社

 現場では、実際に高橋一生と会うことができたのだろうか?

僕の撮影がない日に見学という形で遊びに行かせていただきました。スタッフさんの中にいたからか、最初はまったく気づいてくれなかったんですよ(笑)。僕の撮影がない日で、私服だったということもあるかもしれないです。一生さん、最初は“若い子がいるな〜”って思ってたらしくて(笑)。何回か挨拶したんですけど気づいてくれなくて、3回目くらいで二度見してくれて。“長尾さんですか!!”って。僕のことも、さん付けで呼んでくださったことが印象深いですね

 本物の高橋は「思っていたより大きかった!!」と無邪気な感想を語ってくれた。

イギリスに行きたい理由は…

 今作の舞台は、美の殿堂・ルーヴル美術館。今どこか海外へ行けるとなったら、どこへ行きたい?

「ファッションが好きだから、イギリスのロンドン!! 現地でいろんなファッションを見てみたいです。メンバーと行くなら……。まぁ、正直メンバーとは行きたくないんですけど(笑)。7人いたら移動中とか絶対うるさいじゃないですか。飛行機の中でも寝られへんし、隣で携帯のライト光ってたら嫌やし。って言ってる僕が、実は一番うるさいんですけどね(笑)。絶対に寝かさへんからうっとうしがられるんです

 事務所の先輩でもあるHey! Say! JUMPの山田涼介が主演するドラマ『王様に捧ぐ薬指』と並行し、同じく先輩・松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』にも出演中。活躍の場を広げ、俳優としての注目度も上がっている。

「演技のお仕事って、すごく楽しいです。たくさんの俳優さんがいる中で、僕に機会をいただけるのは、本当にありがたく思っています」

Hey!Say!JUMP山田涼介と松本潤、それぞれとの交流は?

「山田くんとは本当に仲良くさせていただいてます!! それこそ一緒に出た『オールスター感謝祭』でだいぶ距離も縮まって、連絡先も交換させていただきました。この前(YouTubeチャンネル)『ジャにのちゃんねる』で、僕の名前を出してくれたのが、めっちゃうれしかったです!! 松本くんとは、共演も2回目。お忙しいと思うんですが、たまに連絡を取らせていただいてます」

 今後の活躍からも目が離せない長尾から、最後に映画の見どころを!!

「幅広い方々に楽しんでいただける作品だと思います。原作を知ってる方、これまでドラマで楽しんでくださっていた方だけではなく、今回の映画単体で見ても、満足していただける極上サスペンス作品なので、ぜひ劇場で見ていただきたいです!!」

 今作に出演することについて、なにわ男子のメンバーの反応は?

「みんな“すごいね”って言ってくれました。原作を詳しく知らないメンバーも、“どんな作品なの?”って興味津々で。でも、大西(流星)くんだけはまだちゃんとわかってないと思う。たまに“謙杜はアレ出るもんな!な!”って言うけど、その“アレ”の部分は絶対わかってへんと思う(笑)」

<取材・文/高橋もも子>