北海道を拠点に活動している女性の画家、晴夏(はるか)さん

《私は 3年程前にTwitterの企画で 動物を22000匹描く事になった者です》

衝撃的なツイートで25万件越えのいいね

 5月6日、この衝撃的な言葉から始まる投稿がTwitterにアップされ、25万件超の“いいね”を獲得。つぶやいたのは、北海道を拠点に活動している女性の画家、晴夏(はるか)さんだった。

「晴夏さんは2020年4月に、色鉛筆で描かれた動物がノートの罫線で遊んでいるようなイラストとともに“1リツイートにつき1匹の動物を描く”と投稿。“かわいい”と話題になり、最終的に22000回リツイートされ、22000匹分の動物を描くことになりました。今回のつぶやきは、その進捗報告。“現在の記録は3394匹です”と、描き溜めてきたたくさんの動物のイラストが載った手帳を公開しました」(ネットメディア編集者)

 そんな晴夏さんに“リツイート企画”を始めたきっかけから制作のウラ側までを聞いてみると、

普段は北海道千歳市で画廊を営みながら、油絵や水彩画を制作したり、各地でシャッターアートや壁画などの仕事を請け負っています」(晴夏さん、以下同)

 弱冠26歳にして活動は多岐にわたるようだが、そもそものつぶやきのきっかけは?

「あのときは新型コロナが問題になり始めたころでした。自粛の影響で仕事が減ってしまっていて、“なにか話題になることをしよう”と考えた結果、思いついたのが“リツイート企画”でした」

多くの反応を得るも焦る気持ちはなし

 結果的に、晴夏さんによるつぶやきは瞬く間に拡散され、多くの反応が集まった。増えていく目標数を見て、焦りはなかったのだろうか。

「想定していたよりもかなり多くの反応をいただいたので、あのときは驚きました。ただ、焦る気持ちは全くありませんでした」

 大変そうだが、達成できる見込みがあるということ?

「ペースは特に決めず、空いた時間に描いています。なので、大変なことはありません。お約束したことですから、目標数はもちろん達成します。それに、絵を描くこと自体も楽しいです。みなさんからの感想を読むのも励みになっています!」

 今後も目標数に向けて邁進するという晴夏さん。仕事での目標も聞いてみると……。

「どこかのタイミングで、罫線で遊ぶ動物シリーズの原画展を行いたいと考えています」

 5月6日のツイートからさらにイラスト数は増え、晴夏さんの手帳には現在3400匹超の動物が描かれている。今のペースだと完成には約20年かかる計算。最後の1匹に何を選ぶのかが気になるが……。

「完成するのはかなり先の話なので、そのときにどうするのかはわかりません。でも、現時点ではカエルにしたいと思っています!」

 22000匹目はどんな罫線遊びを見せてくれるのか。その過程も含めて、気長に楽しませてもらいます!

これまでに描いたイラストの一部

 

晴夏さんの手帳にはたくさんの動物のイラストが

 

RT企画を始めるために書いたカエルのイラスト。

 

SNSでは作画風景も公開している晴夏(はるか)さん

 

5月に投稿された、晴夏さんの成果報告のツイートは、大きな話題に。