女優・広末涼子(42)

 6月7日、女優の広末涼子(42)が、ミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)とダブル不倫関係にあると『文春オンライン』が報じ、それを受けて所属事務所が公式サイトで謝罪した。

広末涼子出演、キリンビールのCM動画が削除

 翌8日、広末涼子が出演するキリンビール「本麒麟」のCM動画が、同社のホームページやYouTube上から削除された。キリンホールディングスの広報担当によると、「商品価値を伝えられないと判断し、本日から動画を削除しました」とのこと。テレビで放送中だったCMは予定していた分をすでに終了したというが、ダブル不倫が広末涼子の“商品価値”に与えた影響はあまりにも大きい。

 そして今、気を揉んでいるのがNHK。現在放送中の朝ドラ『らんまん』で主人公の母親・ヒサ役を務めていたのが広末涼子なのだ。

朝ドラの主人公の母親役は、夢に向かって邁進する主人公を物語の終盤まで見守ることが多いのですが、今回の『らんまん』の広末涼子さんが演じた母親役は、珍しく、第1週で病死のため退場しました。その後、最近の朝ドラでよくある、死んだ人が幽霊になって出てくる“幽霊展開”の可能性もあるのではといわれていたのですが、現在、第10週まで放送が進んでいますが、回想シーンで以前のVTRが使われることはあっても“再出演”はしていません」(テレビ誌ライター)

 ところが、NHK関係者に話を聞くと、このあと、重要なシーンで広末が再出演する予定なのだという。

今月下旬、主人公を取り巻く人物たちに重大な変化があり、物語が大きく進む回があるのですが、その回に広末さんが久しぶりに出演する予定なのです。もちろん、撮影はとっくに終わって編集作業も済んだ“完プロ”になっているはずですので、いまからシーンを差し替えたり撮り直したりというのは、考えにくいですね」(NHK関係者)

 亡くなった主人公の母親役が重要なシーンで再び出演するということは、きっと大事な役どころなのだろう。広末のシーンだけを単純にカットするというわけにもいかないはずだ。

思い出されるのは斉藤由貴だが…

斉藤由貴

 NHKはこれまで、朝ドラや大河ドラマの出演俳優が放送中に不祥事を起こしたときはどう対応してきたのか。

撮り直しや代役ですぐ思い出されるのは、2019年に放送された大河ドラマ『いだてん』のピエール瀧さんですね。中村勘九郎演じる主人公のマラソン選手の足袋を作る職人という重要な役を演じていましたが、コカイン使用の疑いで逮捕されたとき、NHKはすぐに三宅弘城さんを代役に立てて撮り直しをしました」(前出・テレビ誌ライター、以下同)

 そのほか、翌2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』でも、重要な役だった沢尻エリカが逮捕されて、川口春奈が代役に抜擢されたことも記憶に新しい。ただ、ピエール瀧も沢尻エリカも、麻薬取締法違反で逮捕されたケースだ。

「不倫騒動だと、斉藤由貴さんでしょうか。2018年に放送された大河ドラマ『西郷どん』に出演予定だった斉藤由貴さんが、やはり『週刊文春』の報道によって不倫を認めて出演を辞退。まだ撮影は始まっていなかったので、撮り直しにはなりませんでしたが、衣装合わせのやり直しなど、現場は大変だったと思います」

鳥羽シェフもNHK『きょうの料理』に出演予定

 じつは広末涼子の不倫相手であるシュラン1つ星レストランのオーナーシェフ・鳥羽周作氏は、NHKの料理番組『きょうの料理』に出演中だ。

「長寿番組の『きょうの料理』にしては珍しく、テロップを多用するなどYouTubeのような演出をしている〈強火で行こうぜ!〉という不定期のシリーズがあるのですが、そのシリーズに鳥羽さんはよく出ています。今月27日に鳥羽さんの回が予定されていますが、番組を見ている主婦層にとっては、いいイメージではないのは確か。見送りという可能性もあるのでは」(前出・NHK関係者)

 朝ドラと『きょうの料理』は、どちらも50年以上続くNHKにとって大事な番組。ダブル不倫の二人が奇しくも同時期に出演予定というピンチを、NHKはどう対処するのだろうか。

広末涼子と鳥羽周作シェフ(鳥羽シェフの公式Twitterより)

 

自身のTwitterで広末に会った感想を興奮気味にツイートしていた鳥羽シェフ

 

鳥羽シェフの公式Twitterでは“広末愛”を爆発させていた

 

8月上旬、帽子を目深にかぶり、商店街で次男と買い物を楽しんでいた広末

 

広末涼子とキャンドル・ジュン氏

 

役員用のゼッケンをつけて子どもの文化祭に参加した広末('18年10月)

 

男性スタッフと笑顔でハグを交わす広末涼子

 

反町隆史と竹野内豊のW主演で話題になったドラマ『ビーチボーイズ』に出演した広末涼子。“ヒロスエブーム”の中、ヒロインとして出演

 

ボーイッシュなイメージのデビュー当時の広末涼子。NTTドコモのポケベルCMで一躍スターの座へと

 

「クラスのみんなは普通でした」と早稲田大学への初登校について話した広末涼子だが、自主退学することに