『第70回産経児童出版文化賞』ではドット柄のワンピース+鮮やかブルーのノーカラージャケットという装いだった佳子さま 撮影/JMPA

 6月3日、『ベトナムフェスティバル2023』開会式(東京・代々木公園)に佳子さまがご出席。毎年開催されているイベントで、今年は日本とベトナムが外交関係を結んで50周年という節目に当たる。

大賞作品に対するご感想

 佳子さまがお見えになると、会場からは拍手と歓声が。お召しになっていたのはラベンダー色のレースワンピース。バッグとパンプスは白で揃えられていた。ステージ上では民族楽器“トルン”の演奏や、ベトナムからの留学生によるダンスパフォーマンスが次々と披露され、どの演目にも楽しそうに拍手を送られていた。

 その3日後、6月6日には『第70回産経児童出版文化賞』贈賞式(東京・明治記念館)にご臨席。佳子さまは白地に黒のドット柄のワンピースに、鮮やかなブルーのノーカラージャケットを羽織られていた。

「本を読むことでさまざまな想像をしたり、新しいことを知ったり、考えを深めたりすることができます。夢中になるひとときや、くつろいだ時間を過ごすこと、本を読む時間が心の支えになることもあると思います。幼少期に始まり、生涯にわたって多様な本に接する経験は、大切な宝物になるのではないでしょうか」

 と、挨拶された。

『ベトナムフェスティバル2023』では、ラベンダー色のレースワンピースをお召しになった佳子さま 撮影/JMPA

 4203点の児童書中から入賞したのは10点。大賞の『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』(あまんきみこ著)について佳子さまは、

「20年以上前から続いているシリーズの4作目です。タクシーの運転手とお客さんのやりとりから、温かな心のつながりが伝わってきます。思わず笑顔になったり、登場人物の悲しみを感じたりしながら読みました。

 柔らかく、懐かしさのある挿絵は、見るたびにやさしい気持ちにさせてくれます。巻末にある、作者が思い出すままに綴った文章を読んだ後、最初からもう一度読み直すと、それぞれの物語が一層心に染み渡りました」

 その後、受賞作について1作品ずつ丁寧にご感想を。佳子さまのご公務への真摯な姿勢がひしひしと感じられるシーンだった。

 また両日共に、佳子さまの弾けるような笑顔と、初夏にお似合いのさわやかファッションが印象的だった。

 

'22年12月、28歳のお誕生日に公開されたお姿。オフホワイトのフード付きショートコート&ニットに合わせたのはミルクティー色のプリーツスカート。足元は淡いベージュのアンクル丈ブーツ。レアなカジュアル 写真提供/宮内庁

 

'22年6月、『第20回記念東京都障害者ダンス大会ドレミファダンスコンサート』にご出席の佳子さま。淡いクリーム色のノーカラージャケット+ミモレ丈のフレアワンピース。ダンスイベントとあって髪は外ハネ、ノーネックレスとややカジュアル感が 撮影/JMPA

 

'23年5月、チャールズ国王の戴冠式出席のためイギリスへと出発するご両親を見送られる佳子さま。オフホワイトのレースワンピースはIライン。七分丈の、ほんのり淡いピンクのノーカラージャケットを羽織られて 撮影/JMPA

 

'20年2月、国立新美術館での企画展『ブダペストヨーロッパとハンガリーの美術400年』に足を運ばれた佳子さま。ツイードのセットアップは、ウエストのリボンがポイントになっている。長い巻き髪もあいまって、とてもフェミニンで華やかな印象 撮影/JMPA

 

仙台市内の青葉山公園で地元小学生とともにヤエベニシダレザクラを植樹された佳子さま 撮影/JMPA

 

 

仙台市内の青葉山公園で約200品種、12万株の花苗が植えられた“はなばた飾り”をご覧になる佳子さま 撮影/JMPA

 

全国都市緑化祭の記念式典で「空に梢を広げる木々の美しい新緑を眺め、“杜の都”と呼ばれるゆえんを実感しました」と述べられた佳子さま 撮影/JMPA

 

石巻南浜津波復興祈念公園の“祈りの場”に供花される佳子さま。花束には白い百合やカーネーションなどが 撮影/JMPA

 

石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ、犠牲者に花を手向けられた佳子さま 撮影/JMPA