佳子さま

 宮内庁は6月30日、秋篠宮家の次女・佳子さまが、秋篠宮ご夫妻や悠仁さまとは別々に暮らされていると明らかにした。秋篠宮邸の改修中にご一家が仮住まいされた『旧御仮寓所』に残り、”ひとり暮らし”されているという。

宮内庁に質問してみると……

「お代替わりに伴い、秋篠宮家に仕える職員の数やお住まいでの公務が増えることから、秋篠宮邸は'20年3月から'22年9月まで改修されました。改修後の延べ床面積は、それまでの約2倍にあたる2972平方メートル、総工費は約30億円にも及んだ大規模工事です」(皇室担当記者、以下同)

 改修中にご一家が仮住まいされたのが、約10億円をかけて宮邸の隣に新築された『御仮寓所』だ。地上2階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約1400平方メートル。当初、仮住まい期間後は、事務所と収蔵庫として使われると公表されていた。

「しかし昨年11月、宮内庁は”今後の御仮寓所を『分室』と称し、私室部分の機能も一部残す”と突然の方針転換。新居は十分な広さがあるはずなのに、私室部分が完全に移行しない理由は説明されず、国民の一部から疑念の声が生じました。

 ご一家は今年3月中の引っ越しを目指されていましたが、佳子さまの荷物が搬出される気配はなく、この頃から”別居のご意向”だと囁かれるように……」

 転居のタイムリミットを迎えた4月上旬、『週刊女性PRIME』が「秋篠宮家の引っ越し状況」や「佳子さまが'23年4月以降も御仮寓所に残られること」について、宮内庁に問い合わせると、次の回答が返ってきた。

《改修後の御本邸への必要な引っ越し作業は、終了しております。改修後の御本邸並びに御仮寓所の私室部分の具体的な使われ方などについては、私的な事柄であることから、お答えは控えます》

「納得できる国民は少ない」

 一見すると、佳子さまもすでに新居へ移られたようにも取れるが、そうではない。ここでいう”必要な引っ越し作業”に、佳子さまの荷物の搬出は含まれていなかったのだ。
 あれから約3か月、宮内庁のホームページには6月30日付で下記の文書が掲載された。

《分室(旧御仮寓所)は、その多くの部分を、お代替わりに伴って大幅に増員となった皇嗣職職員の一部が事務室として使用している他、一部には私室部分があり、その一部に佳子内親王殿下がお住まいになっています》

 宮内庁の説明によれば、新居に佳子さまの私室を設けた場合、改修規模と予算が増大するため、秋篠宮ご夫妻との話し合いの末に計画を変更したという。

新居へ移られた秋篠宮ご夫妻と悠仁さま。佳子さまは“別居中”だという

 これに対し、ある宮内庁OBは憂色を浮かべる。

「途中で方針を変えた理由について、国民にきちんと説明したのはよかったと思います。ただ、計画変更の理由や経緯を聞いた国民から疑念の声が上がるのも無理はありません。佳子さまのひとり暮らしによって工事費がどれだけ削減されたを示すのは困難であるという宮内庁の姿勢には疑問符がつきますし、ご家族と別々に暮らされるということは警備費や光熱費なども余分にかかるため、今回の説明で国民が完全に納得できるとは到底思えません」

 初めてのひとり暮らしに早くも暗雲が立ち込めている。

 

佳子さまが“ひとり暮らし”されていると発表された御仮宮所

 

『ベトナムフェスティバル2023』に出席された佳子さま 撮影/JMPA

 

'17年9月、留学先であるイギリスのリーズ大学で、ご学友とともに歩かれていた佳子さま

 

'20年12月、28歳のお誕生日に公開されたお姿。オフホワイトのフード付きショートコート&ニットに合わせたのはミルクティー色のプリーツスカート。足元は淡いベージュのアンクル丈ブーツ。レアなカジュアル 写真提供/宮内庁

 

仙台市内の青葉山公園で約200品種、12万株の花苗が植えられた“はなばた飾り”をご覧になる佳子さま 撮影/JMPA

 

石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ、犠牲者に花を手向けられた佳子さま 撮影/JMPA

 

お出ましされた秋篠宮さまと紀子さま。園遊会デビューの佳子さまはクラシカルな振り袖 撮影/JMPA(伊藤和幸)

 

「誕生日に、初めてこのようにみなさんからお祝いいただくことを、誠にうれしく思います。みなさんひとりひとりにとって、穏やかな春となるよう願っています」と述べられた天皇陛下