日本で初めて笛をつけた打ち上げ花火が上がったのは、昭和30年代の隅田川花火大会だといわれている ※画像はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!花火を打ち上げる時に「ヒュー」と音が鳴るのはなぜ?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.花火を打ち上げる時に「ヒュー」と音が鳴るのはなぜ?

A.一番きれいな状態を見てもらうために、花火職人が意図的に音をつけているのです。(東京大学 名誉教授 新井 充さん)

 今年は、全国で数年ぶりに花火大会が開催され、各地で盛り上がりをみせている。打ち上げ花火が上がる時の音といえば、「ヒュー……ドンッ」だが、この「ヒュー」という音は一体何なのか。

 答えてくれたのは、化学の研究者で火薬や爆発物に詳しい東京大学の名誉教授、新井充さんだ。

「打ち上げ花火が上がる時の音は、花火玉が風を切っている音ではありません。あの音の正体は、花火に取りつけている“笛”。笛といっても、口で吹いても鳴らない、花火専用の特別なもので、あえて取りつけて音を出しているのです」(新井さん、以下同)

 この花火専用の笛とは、どういったものなのか。

「普通の笛は人が息を吹き込んで音を鳴らしますが、花火に取りつけている笛は、火薬から出るガスを利用して音を鳴らしています。この笛は筒状のものに、笛薬というガスがたくさん出る火薬を詰め込んでいるもの。花火玉の上にくくりつけて、一緒に打ち上げています」

 リコーダーなどは穴を押さえる位置で音程を変えるが、花火に取りつける笛は、だんだんと笛内の火薬が消費されることで音程が変わり、あの独特の音が鳴っているという。

 では、なぜ笛をつける必要があったのだろうか。

「花火が開いた時にドンと音が鳴りますが、その時に空を見上げても花火が散ったあと。一番きれいな状態を見てもらうために笛を鳴らし、これから花火が開くぞと、アピールするべく花火職人が編み出した仕掛けです。

 すべての花火についているわけではなく、メインやラストの特別なものにだけついてます」

 

8月11日に京都府亀岡市で開催された「保津川市民花火大会」では駅に大量の人が押し寄せて(Twitterより)

 

8月11日に京都府亀岡市で開催された「保津川市民花火大会」では駅に大量の人が押し寄せて(Twitterより)

 

8月11日に京都府亀岡市で開催された「保津川市民花火大会」では駅に大量の人が押し寄せて(Twitterより)

 

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